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© 2026 カブスク (KabuSuku)

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147Aグロース情報・通信業
株価: 2026/07/27 終値スコア算出: 2026/07/27

ソラコム

スコア41.4/100

企業情報

2026-03-31 時点
代表者
代表取締役社長  玉川 憲
本社所在地
東京都世田谷区玉川四丁目5番6号 尾嶋ビル3階(同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は下記「最寄りの連絡場所」で行っております。)
設立年月日
2014-11-10
上場日
2024-03-26
従業員数(連結)
201人
従業員数(単独)
101人
平均年齢
41.9歳
平均勤続年数
4.8年
平均年間給与
1,143万円
公式サイト
www.soracom.io

事業内容

当社グループは、当社、連結子会社である米国のSoracom Global, Inc.、英国のSORACOM CORPORATION, LTD.及び国内の株式会社キャリオット、株式会社ミソラコネクトの計5社で構成されており、AI/IoTプラットフォーム事業(単一セグメント)を展開しております。

(1)ビジョン現在、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の活用が世界的に加速しております。IoTの導入によって労働力不足やサステナビリティといった様々な社会的な課題を解決することが望まれております。

しかし、デバイスの多様化、データ通信の複雑化、テクノロジーの高度化は益々進んでおり、企業がIoTを導入するには、ハードウェア、ソフトウェア、通信、セキュリティ、生成AIと多くの技術要素が複雑に絡む様々な課題に対処する必要があります。

当社グループは「Making Things Happen for a world that works together」をビジョンとして掲げ、日本から世界へと広がるグローバルな視野を持ちながら、IoTとAIのテクノロジーイノベーションを通じて社会に貢献することを目指しており、IoT活用に必要な各種サービスをワンストップに提供する事業を展開しております。

最も顧客至上主義な会社として、当社のプラットフォームサービスの利用によって、多くの企業が気軽にIoTを導入し、即時に大規模展開することが可能となる「テクノロジーの民主化」を実現し、社会をより良いものへ変革することを目指しております。「私たちがつくるのは、共鳴しあう世界です。

モノや人がつながり、それぞれの価値が増幅しあい、 想像を超える未来が次々と生まれていく。通信、クラウド、AIといったテクノロジーを誰もが使えるように して、志を共にするパートナーたちと共に世界をよくするイノベーションへとつなげる。IoTと、その先へ。

」 (2)事業・サービスの概要当社グループは、顧客企業がIoTを導入・運用する際に直面する共通課題を解決するIoTプラットフォーム「SORACOM」(以下「当社プラットフォーム」という。)を提供しております。

具体的には、IoTデバイスやIoT SIM、IoTに必要な通信回線、IoTサービスに求められるデータ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をプラットフォームサービスとして提供しております。

顧客企業は、当社プラットフォームを利用することで、迅速かつ効率的にIoTサービスを立ち上げることが可能になります。さらに、エコシステムパートナー企業には、プラットフォームを補完する多様なサービスの提供をいただき、共にIoTのエコシステムを発展させております。

当社はKDDI株式会社や株式会社NTTドコモなどの移動体通信事業者(MNO:Mobile Network Operator)から通信回線を調達している仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)であるとともに、クラウド上にモバイル・コア(注)を独自に構築することによって、IoTに特化した通信サービスをコスト競争力のある価格で提供しております。

当社プラットフォームのコスト競争力は、MNOが提供する従来型のモバイル・コアが、サーバー、交換機及びデータセンター等を主にハードウェアによって構築しているため、多額の設備投資や更新費用の負担が必要となる一方で、当社独自のモバイル・コアはサーバー、交換機、データセンター等の機能をソフトウェアによりクラウド上に構築しているため、設備投資や更新費用の負担が相対的に少なくなっていることに起因しております。

また、当社プラットフォームは全てクラウド上に展開していることから、クラウド上の他社サービスとの親和性が高いだけでなく、当社独自のプラットフォームサービスとして、データの蓄積や可視化、クラウド連携やリモートアクセス、パケットキャプチャー、閉域ネットワークなど様々なIoT向けサービスを顧客のフィードバックを基に自社で開発し、柔軟に提供することが可能であり、継続的な機能更新や追加等を含めた拡張性を備えております。

(注) モバイル・コアとは、モバイル通信の基幹システムで、端末の制御、加入者情報管理、通信経路設定等を行っております。

当社プラットフォームは、一定規模の回線契約を必要とせず1回線からIoT通信を手軽に利用することが可能であり、かつ、予め必要となる各種IoT向けサービス・機能が用意されていることから汎用的に利用可能であるため、スタートアップ企業から大企業までの様々な規模の顧客企業において、システム開発又はカスタマイズ等の初期投資を抑えつつIoTを導入することが可能となっております。

今までは顧客がIoT通信を開始するためには、MNOと一定規模の回線数をまとめて契約しなければならず、初期投資も多額になる傾向だったものが、当社プラットフォームは、1回線から利用できる汎用的な通信サービスを提供しているため設備負担が少ない形でIoT通信を開始することが可能です。

また、一般的なMVNOから安価な通信サービスを利用した場合、当社プラットフォームのようなIoT向けサービスをワンストップで提供していないことが多いため、顧客はIoTの導入を一気通貫で進めることができないことがあります。

一方で、当社プラットフォームにおいてはデータの蓄積や可視化、クラウド連携やリモートアクセス、パケットキャプチャー、閉域ネットワークなど様々なIoT向けサービスを利用できるため、顧客はIoTの導入を一気通貫で進めることができます。

さらには、顧客がIoTを始める上で必要なシステムを新しく自社開発することなく、当社のプラットフォームサービスを利用するだけでIoTを導入することが可能です。

加えて、当社プラットフォームを利用したIoT導入を支援するパートナープログラムを構築しており、顧客企業がIoT活用を進める上での課題を解決するエコシステムを形成しております。

エコシステムのパートナー企業は当社プラットフォームを活用して、付加価値の高いソリューションやシステムインテグレーションをIoTを導入する顧客企業に提供することが可能となっております。

これらエコシステムのパートナー企業数の増加が当社プラットフォームを補完するサービスの充実につながり、IoTのエコシステムを発展させております。日本では、2015年9月以降、パートナープログラムを洗練させており、参画するエコシステムパートナー企業(注)は年々増加しております。

(注) エコシステムパートナー企業は、認定資格者数や販売実績などの一定の基準を満たし、当社プラットフォーム活用の実績を持つと認定されたパートナーをいいます。

上記の事業サービスを展開することにより、当社プラットフォームを活用して、スマートメータリング、シェアリングモビリティ、スマートファクトリー、クラウド通訳機、子供やシニアの見守り端末、遠隔医療、遠隔監視といった、顧客企業の業務効率化や省力化の推進や、社会課題を解決するための数多くのIoTサービスが創出されております。

当社プラットフォームは、顧客企業自らがインターネット検索、Web広告、オンラインイベントやディベロッパーコミュニティの口コミや評判を通じて当社プラットフォーム及びサービスに興味を持ち、Web上にて通信SIMの購入及びサービス利用契約を行い、サービス利用を開始することが可能なセルフサービスモデル型の事業展開を構築しております。

また、当社プラットフォームの利用を小規模から開始した顧客に対しては、IoT分野に精通する当社営業人員やエコシステムのパートナー企業が顧客のIoT利用の拡大をサポートしており、顧客のIoT利用が大きく拡大すると、IoTの成功事例として他の顧客に波及(ネットワーク効果)し、新たな顧客による当社プラットフォームの利用につながるという好循環が生まれているものと認識しております。

なお、顧客獲得戦略は後述「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に詳細を記載しております。

このような顧客獲得戦略によって、2026年3月末において国内外のグループ全体の課金アカウント数(注)は1万4百を超えて拡大しており、スタートアップ企業から大企業、米国/欧州企業まで多くの顧客が当社プラットフォームを利用するに至っております。

最近では、AI技術の社会実装に強みを持つ株式会社松尾研究所(所在地:東京都文京区、代表取締役 川上登福)とともに、ChatGPTに代表されるGenerative AI(GenAI、以下「生成AI」という。

)とLLM(大規模言語モデル)のIoT分野での活用を研究・推進するチーム「IoT x GenAI Lab」を設立しました。

IoT分野における生成AI、LLMを用いた技術検証やプロトタイピング、新たなプロダクトの開発を行うとともに、ユーザー企業向けのプロジェクト支援を視野に入れ活動し、将来の事業・サービスの拡大を図っています。(注) 課金アカウント数は、1ヶ月の間にリカーリング収益が発生した口座数をいいます。

同一の顧客企業等が部署や業務別に複数の口座を有する場合が含まれております。当社グループが獲得する収益は、「リカーリング収益(プラットフォーム利用料)」、「商品販売」及び「その他」により構成されており、各サービス等の概要は以下のとおりであります。

[リカーリング収益 (プラットフォーム利用料)]① 通信サービス(コネクティビティ)IoT向けの通信接続を提供するサービスであり、「SORACOM Air」の名称にて以下の通信規格に対応したサービスを提供しております。

当該サービスにおいては、通信サービスにかかる従量課金による継続収入を受領しており、リカーリング収益の主要な収益源となっております。

・セルラー通信当社グループの主たる通信サービスであり、携帯電話向け周波数帯である2G/3G/LTE/5Gに対応したデータ通信SIM「IoT SIM」による通信サービスを提供しております。当該通信サービスは、国内向け回線及びグローバル回線に区分され、世界207の国と地域における利用をカバーしております。

・LPWA通信省電力及び長距離伝送を特徴とし、IoT用途での利用に適したLPWA(Low Power Wide Area)通信を用いたサービスであり、Sigfox、LoRaWAN及びLTE-Mの各ネットワークを利用した通信サービスを提供しております。

・その他通信上記の他に、Skylo Technologie, Inc. と協業し、衛星通信を提供しております。

また、Wi-Fi、有線通信、衛星通信など通信経路に限らず、ネットワーク上のデータを暗号化して通信を行い当社グループのIoTプラットフォーム機能を利用できる「SORACOM Arc」も提供しております。

② ネットワークサービスIoTシステム運用のためには、安全性の確保、通信方向の制御、取得したデータの利用等、通信サービス(コネクティビティ)の利用だけでは解決できない様々な課題が生じます。

これらの課題を解決するために、VPN接続や物理専用線によりIoTデバイスから各種クラウドや顧客データセンターまでをセキュアに接続するサービス、当社通信サービスによりつながるIoTデバイスに必要時に遠隔から安全にアクセスできるサービス等を提供しており、ネットワークサービス上の顧客のデータ利用に応じた従量課金による継続収入を受領しております。

③ アプリケーションサービスIoTデバイスから送信されるセンサーデータ等を時系列で保存する機能、データを可視化するダッシュボードの作成/共有サービス、各種クラウドやAI/機械学習などのサービスへのデータ転送サービス、IoT デバイスの管理等IoTデータ活用やIoTデバイス活用における課題を解決する機能を提供するサービスを提供しており、顧客のデータ利用に応じた従量課金による継続収入を受領しております。

④ その他(KDDI向けプラットフォーム提供)主要株主であるKDDI株式会社との業務提携契約に基づく協業の一環として、同社が構築する「IoT世界基盤」(グローバルIoTアクセス)の基礎となる通信ネットワークについて、当社プラットフォームを提供しております。

[商品販売]通信サービス提供時の回線契約に伴い主に販売される通信用IoT SIMに加えて、通信モジュール、USBドングル、カメラ・GPS・ センサー等のIoTデバイス等の商品を仕入販売しております。また、特定大口顧客向けにはスマートメーター等の商品を販売しております。

[その他]① プロフェッショナルサービス当社グループのIoTプロフェッショナルコンサルタントが、顧客企業のIoT導入プロジェクトにかかる技術要素や課題の整理、実行計画立案の支援等、顧客プロジェクトに参画・サポートを行うコンサルティングサービスを提供しております。

また、企業のIoTプロジェクトに関するシステム開発の考え方や、システム構成、具体的なサービス提供について実装するワークショップも提供しております。

② 業務受託主要株主であるKDDI株式会社との業務提携契約に基づく協業の一環として、技術開発支援等の業務を受託しており、個々の受託案件毎に業務受託収入を受領しております。

「商品販売」や「その他」の売上については顧客がIoT事業を始めるときだけでなく、IoT事業の拡大に伴って継続的に増加する売上であるため、「商品販売」や「その他」の売上をインクリメンタル収益と呼称しており、インクリメンタル収益の増加に伴って、リカーリング収益も増加していく関係にあります。

一般的なIoTプロジェクトは、顧客企業がSIMやデバイスを購入し、PoC(概念検証)を実施した後、商用サービスを開始するにつれ規模が拡大していきます。規模の拡大とともに、インクリメンタル収益は増加するとともに、リカーリング収益の割合が高まっていく傾向があります。

(3)事業の特徴[技術的な優位性]① パブリック・クラウド上に構築した独自のモバイル・コアについて従来型のモバイル・コアは交換器やサーバー等をハードウェアで構築していたため設備投資負担が大きいところ、当社グループはパブリック・クラウド上にソフトウェアベースで独自のモバイル・コアを構築しているため、コスト競争力と高い拡張性を実現しております。

このモバイル・コアに関連する特許も100以上有しており、当社プラットフォームの技術的優位性の源泉となっております。

② 継続的な機能更新及びサービス拡張について当社グループは創業以降、プロダクト開発を積極的に進めており、多くの顧客企業がIoTに取り組む際に直面する共通課題を解決できるサービスを通信(コネクティビティ)、デバイス、アプリケーションの多岐にわたり提供しております。

必要な機能が、レゴのブロックのようにモジュールとして揃っているため、顧客企業は、必要な要素を活用することで、すぐに新しいサービスを創り出すことができます。また、顧客企業からのフィードバックに基づいた継続的な機能更新及びサービス拡張を実施しております。

近年は平均2週間の開発サイクルにて継続的に新機能をリリースしており、当社プラットフォームのアップデートを通じて、顧客は先端技術の導入や利便性が向上されたサービスの利用が可能となっております。生成AIを活用した主な取り組みは以下のとおりです。

2023年 SORACOM Harvest Data Intelligence IoTデータ保存サービス「SORACOM Harvest Data」に蓄積された時系列データをAI分析し、異常値や傾向などを自然言語で受け取ることが可能 2023年 IoT x GenAI Lab 設立 株式会社松尾研究所とIoT分野におけるLLM(大規模言語モデル)の活用を研究・推進する共同ラボを設立 2024年 SORACOM Flux プログラミングの専門知識がなくても、生成AIを利用してIoTデバイスからのデータ(センサーデータ、カメラ画像など)を基に、さまざまな処理や連携を行うIoTアプリケーションを簡単に構築できるサービス 2025年 SORACOM Query 生成AIを統合したデータ分析基盤サービス。

センサーデータやSIMの通信状況といったIoTデータを自然言語で検索・可視化・分析することが可能 2025年 Wisora 生成AIを活用し、ボットの「学習」から「利用」「分析・改善」まで、必要な機能を搭載した業務支援サービス   ② 多様な通信規格への対応及びクラウドとの高い親和性当社プラットフォームは通信サービスにおいて、セルラー回線(3G~5G)及びSigfox等のLPWA回線による通信規格に対応しているほか、仮想SIMを発行することによりWi-Fiや有線Ethernetのインターネット回線などで接続するデバイスを提供しております。

また、多様な通信規格による接続を可能とし、それら通信によって収集されたデータを当社プラットフォーム上で、一元的かつ容易に管理可能な設計としております(「Connectivity Agnostic」と称しております)。

また、当社プラットフォームはパブリック・クラウド上で構築されていることから、同じくパブリック・クラウド上に構築された顧客システムとの互換性が非常に高いことに加えて、データセンターなどのプライベート・クラウドも含め、他のクラウドサービスとの連携も容易に実行可能となっております(「Cloud Agnostic」と称しております)。

当社グループは、上記の「Connectivity Agnostic」及び「Cloud Agnostic」を、当社プラットフォームの機能柔軟性における特徴として顧客に訴求しており、一定の評価を受けているものと認識しております。

[グローバル・カバレッジ]当社グループの現在の売上高においては、国内向けサービスが過半を占めておりますが、当社グループは、国内向けに加えて、海外地域向けサービスも展開しております。

当社グループは、SIM内のソフトウェアを自社開発することで回線プロファイルの拡張を可能としており、顧客ニーズに合わせてカスタマイズできるSIM/eSIMを提供しております。

海外における接続回線は、欧州、米国、アジアの複数のキャリアとの契約により当該キャリアがローミング接続する各地域の通信キャリア回線を含めた調達を実現しており、当社プラットフォームは2026年3月時点において207の国と地域で、550のキャリア(注)を使用することが可能な通信カバレッジ体制を構築しております。

また、契約の切り替え無しに複数のキャリアを使用できることも特徴のひとつであり、例えば、米国においては、全土にIoTシステムを配置しようとした場合に一つのキャリアが提供する通信ではIoTシステムをカバーできないという顧客側の課題がありますが、当社プラットフォームにおいては複数のキャリアを使用可能とすることでこれを解消しており、同国における競争優位性を確立していると考えております。

(注) キャリアは、当社プラットフォームが接続可能な移動体通信事業者をいいます。

[強固なセキュリティ]IoTプラットフォームを提供するにあたり、当社は2017年に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC 27001:2013の認証を取得しているほか、AWS Foundational Technical Review等の外部機関によるシステム脆弱性診断を実施し指摘事項に対応することで、強固なセキュリティを構築しております。

社内においてもISMS取得に際して情報セキュリティに関する各種規程を整備し運用したほか、四半期に一度システムに係る内部監査を実施することで、継続的にセキュリティを確認しております。

このようにセキュリティの管理運営に関して充実を図ることで、当社グループのIoTプラットフォームサービスを顧客が安心かつ安全に利用することが可能になっているものと考えております。

[顧客ストックの蓄積と事業拡大]当社グループのサービスにおいては、IoT領域における特性として一度導入されたサービスが継続利用される傾向が強く、サービス開始以降、順調に顧客数は拡大しております。

また、当社グループの事業においては、導入時におけるIoTデバイスの販売、各種セットアップ料等の初期費用にかかるインクリメンタル収益に加えて、データ通信量等のサービス利用に応じた継続課金にかかるリカーリング収益を獲得する構造であることから、比較的安定したビジネスモデルが構築されていると考えております。

当該ビジネスモデルにおいては、データ通信を実現する契約回線数(注1)と課金アカウント数(注2)の増加が重要となりますが、当社グループと顧客企業との取引においては、サービス導入時は小規模で開始されるものの、顧客企業におけるサービス導入範囲の拡大や、顧客企業が提供するIoTビジネスの拡大等に伴い、契約回線数並びにデータ通信量が拡大するケースが多く、新規顧客獲得に加えて、既存顧客との取引拡大が事業成長に大きく貢献する構造となっていると認識しております。

(注)1.契約回線数は、セルラー回線及びLPWA回線の数をいいます。2.課金アカウント数は、1ヶ月の間にリカーリング収益が発生した口座数をいいます。当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。用語解説本項「3 事業の内容」において使用しております用語の定義について以下に記します。

用語 用語の定義 IoT Internet of Things(モノのインターネット)の略称。様々なモノをインターネット接続して活用すること又はその技術を意味します。この仕組みにより、離れた場所にあるモノ同士のデータの授受、遠隔操作などが可能になります。

IoTプラットフォーム IoT向けのプラットフォーム。

インターフェース 2つの異なる機器やシステム、ソフトウェア間で情報のやり取りがなされる際、その間をつなぐ規格や機能であり、当社においては、外部からWebを介して当社プラットフォームとの接続を可能にし、アクセス権限管理やユーザーがソフトウェアを操作したり、アプリケーションを構築できるサービスなどを提供しております。

モバイルコアネットワーク モバイル通信の基幹システムであり、端末の制御、加入者情報管理、通信経路設定等を行うネットワーク基盤を意味します。IoT通信 IoT向けのデータ通信。

パケットキャプチャー 通信ネットワークや回線を流れるデータ(packet)を捕獲(capture)して、内容の表示や解析、集計などを行うことを意味します。これにより、通信の挙動の検証などを行うことができます。

閉域ネットワーク 不特定多数から直接アクセスを受けない、インターネットから物理的・論理的に分離されているネットワークを意味します。2G 携帯電話等における通信規格「2nd Generation」の略称。デジタルな無線技術による通信を可能にした反面、通信速度が比較的遅い規格を意味します。

3G 携帯電話等における通信規格「3rd Generation」の略称。電波が広範囲に届くことにより様々な場所での通信が可能である反面、2Gに比べて通信速度が向上した規格を意味します。LTE Long Term Evolutionの略称。

3Gより後に開発された携帯電話等における通信規格であり、3Gに比べて通信速度が向上した規格を意味します。5G 携帯電話等における通信規格「5th Generation」の略称。

従来の無線通信システムである4G/LTEに比べ、高周波数帯を利用した超広帯域伝送などによる高速・大容量通信、低遅延、多数接続といった特長がある規格を意味します。SIM Subscriber Identity Moduleの略称。

利用者を識別する固有の番号が記録されており、端末に装着することで、通信することが可能になります。LPWA Low Power Wide Areaの略称。低消費電力で長距離の通信ができる無線通信技術を指します。

Sigfox 仏国Unabiz SAS社が提供する低消費電力・長距離伝送を特長とした、グローバルIoTネットワークを意味します。LoRaWAN LoRa(Long Range)の変調方式を採用したLPWAの通信規格のひとつを意味します。

LTE-M LTEの一部周波数帯域のみを利用する通信規格を意味します。用語 用語の定義 VPN Virtual Private Networkの略称。暗号化等によりセキュリティを高めることを目的として、一般的なインターネット回線の中に作られた、仮想的なプライベートネットワークを意味します。

AI Artificial Intelligenceの略称。人間が行う知的活動をプログラムとして実現することを意味します。Wi-Fi 端末が互いに無線によって接続可能になる通信方式を意味します。Ethernet 主に室内でコンピュータや電子機器をケーブルでつないで通信する通信規格を意味します。

ISMS Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)の略称。

国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で策定する情報セキュリティ規格で、情報資産の保護、利害関係者からの信頼を獲得するための“情報セキュリティ体制の確保”を目的としたフレームワークを意味します。

ISO/IEC 27001:2013 ISMSを構築することを目的に、その構築に必要な要求事項や管理策などを記載した国際規格を意味します。

AWS Foundational Technical Review AWS上で提供されているサービスに関して、セキュリティ・信頼性・運用上の優秀性等の観点でワークロードを評価・診断することにより、AWSのベストプラクティスに沿っているか認定する制度を意味します。

回線プロファイル APN(Access Point Name)設定プロファイル。回線へ接続するためのアクセスポイントを定義したファイルを意味します。このプロファイルを基に、回線へ接続することが可能になります。eSIM Embedded Subscriber Identity Moduleの略称。

組み込み型のSIMであり、デバイスに手動で挿入するSIMカードとは違い、デバイスの製造時に基盤に実装されます。

ローミング接続 通信事業者間の提携により、利用者が契約しているサービス事業者のサービスエリア外であっても、提携先の事業者のエリア内にあれば同様のサービスを利用できることをローミングといい、そのサービスを利用した接続を意味します。

スマートメータリング ガス・電気・水道等のメーターをインターネットに接続し、利用量や保安データの取得を可能にします。検針等にかかっていた業務コストの削減やデータの適時取得により、利用の予測と最適化、保安の高度化を実現します。

スマートファクトリー 工場内のシステムや生産設備等をインターネットに接続し、設備の稼働状況等のデータの取得を可能にします。得られたデータは、製造工程の可視化、生産性や品質の向上、在庫管理や物流の最適化に活用されます。LLM(大規模言語モデル) Large Language Modelsの略称。

大量のデータをディープラーニング(深層学習)させることで、人が理解できる自然言語でのテキスト生成を実現します。IoT分野では、専門人材のようなデータ分析や予測などの分野で期待されています。

チャート

株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。

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従業員データ推移

※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成

スコア

2026/07/27 算出
総合スコア

41.42/ 100

安定性78.67
成長性55
配当力5
割安度0
財務健全性95

スコア推移

ランキング業種: 情報・通信業

スコアランキング

総合スコア
全業種2,085位/ 3,682社
業種別307位/ 594社
全体2,085位/ 3,682社
業種307位/ 594社
安定性
全業種1,451位/ 3,682社
業種別194位/ 594社
全体1,451位/ 3,682社
業種194位/ 594社
成長性
全業種704位/ 3,682社
業種別201位/ 594社
全体704位/ 3,682社
業種201位/ 594社
配当力
全業種3,358位/ 3,682社
業種別453位/ 594社
全体3,358位/ 3,682社
業種453位/ 594社
割安度
全業種196位/ 3,682社
業種別37位/ 594社
全体196位/ 3,682社
業種37位/ 594社
財務健全性
全業種196位/ 3,682社
業種別37位/ 594社
全体196位/ 3,682社
業種37位/ 594社

企業データランキング

平均年間給与1,143万円
全業種118位/ 3,570社
業種別17位/ 564社
全体118位/ 3,570社
業種17位/ 564社
平均年齢41.9歳
全業種1,694位/ 3,640社
業種別112位/ 584社
全体1,694位/ 3,640社
業種112位/ 584社
平均勤続年数4.8年
全業種3,097位/ 3,660社
業種別379位/ 589社
全体3,097位/ 3,660社
業種379位/ 589社
従業員数(連結)201人
全業種2,686位/ 3,219社
業種別324位/ 476社
全体2,686位/ 3,219社
業種324位/ 476社

財務サマリー

指標2024年2025年2026年
損益
売上高企業の本業での収入の合計79億90億
↑13.4%
124億
↑38.1%
営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの7億7億
↓9.7%
9億
↑32.7%
経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益6億6億
↓2.9%
9億
↑38.4%
純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益5億3億
↓30.3%
6億
↑91.6%
収益性
EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い12.6円7.8円
↓37.7%
13.9円
↑77.8%
ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安8.00%3.90%
↓51.2%
6.00%
↑53.8%
ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安4.45%2.52%
↓43.4%
4.18%
↑65.9%
営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良9.17%7.30%
↓20.4%
7.01%
↓4.0%
キャッシュフロー
営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い5億-7億
↓259.7%
18億
↑341.7%
投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい-2億-5億
↓178.5%
-14億
↓191.0%
財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き38億25億
↓35.3%
-6,751万
↓102.8%
フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資3億-12億
↓521.3%
4億
↑131.5%
財務
総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計109億134億
↑22.8%
155億
↑15.6%
自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される80億99億
↑22.9%
107億
↑8.5%
自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安75.50%75.00%
↓0.7%
71.10%
↓5.2%
配当
一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額---
配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念---

※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成

※ 株価データは前営業日の終値です。リアルタイムの値ではありません。PER・PBR等のバリュエーション指標も終値ベースで算出されています。

スコアの算出方法

総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。

総合 = 安定性×25% + 成長性×20% + 配当力×25% + 割安度×20% + 財務健全性×10%
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※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。