(1)当社グループの事業について 当社グループは、当社及び連結子会社である発注ナビ株式会社、株式会社ピイ.ピイ.コミュニケーションズ、有限会社ネットビジョン(ドメイン※1保有)、持分法適用関連会社であるアイティクラウド株式会社の計5社で構成されております。
人類の生活や産業を豊かにしてきたテクノロジーは、加速度的な進化を続けており、これまで以上にさまざまな企業の事業活動や社会基盤の発展に影響を及ぼす中、その活用のための情報ニーズはますます高まっております。
またインターネット技術は、その誕生以来、通信機器の進化や通信費用の低下が進むにつれて、人類に欠かせないインフラのひとつとして普及を続けてまいりました。
近年では、スマートデバイスの爆発的な普及を背景に、一般消費者がインターネットに接触する時間が一段と増加し、情報の発信、収集手段としてテレビ等のマスメディアよりもインターネットの影響力が高まっております。
これらの事業環境の下、当社グループは、インターネット専業メディアとして、IT(情報技術)を中心に専門性の高い情報(ニュースや技術解説記事等)をユーザーに提供する事業を主として展開しております。
当社グループが提供するメディアの特徴は、IT&ビジネス分野、産業テクノロジー分野、コンシューマー分野等、特定分野に精通した専門編集記者によって提供される情報の質の高さと量の豊富さ、速報性にあります。
その結果、メディアとしての信頼感とブランドが、当社グループの大きな強みとなり、運営するウェブサイトを訪れるユニークブラウザ数は約6,000万UB/月、閲覧されるページビュー数は約3億5,000万PV/月と、多くの利用者を得ております。
当社事業の主な収益は、情報を求めてサイトにアクセスする読者に課金するものではなく、企業のマーケティング活動の需要とその特性を把握し、当社グループの運営する各メディアを通して最適なマーケティングソリューションを提供することによるものです。
その収益モデルとしては、創業以来、運営メディア上で展開する広告商品の販売を行う広告モデルが中心でしたが、インターネット専業メディアならではの革新による収益モデルの多元化を志向するなかで、米国を中心に急速に発展してきた、インターネットを活用した新たなマーケティング手法であるリードジェネレーション※2(以下「リードジェン」)モデルを確立することに成功いたしました。
その後もリードジェンモデルの強化を続け、オンライン上でセミナーや展示会等のイベントを開催するデジタルイベントにも拡張するなど、今では収益の過半がリードジェンモデルからもたらされています。
当社グループは、事業部門を基礎とした対象顧客・サービス別のセグメントから構成されており 、「BtoBメディア事業」と「BtoCメディア事業」の2つを報告セグメントとしております。※1 ドメイン:インターネットに接続するネットワークの組織名を示す言葉で、インターネット上の住所にあたります。
組織の固有名と組織の種類、国名で構成されています(例 itmedia.co.jp)。一般に企業名を表すco.jpドメインは、1組織1ドメインのみ登録・取得が可能です。
2 リードジェネレーション:Webサイトでのコンテンツ掲載や展示会への出展、セミナー開催などを通じて見込み客の情報を獲得するマーケティングの手法 (2)セグメント別のメディア・サービス概要は以下のとおりであります。以下の事業区分はセグメント情報における事業区分と同一であります。
報告 セグメント 顧客分野 主要メディア・サービス 情報の内容 対象とするユーザー BtoBメディア事業 IT&ビジネス分野 TechTargetジャパン IT関連製品やサービスの導入・購買を支援する情報並びに会員サービス 企業の情報システムの導入に意思決定権を持つキーパーソン キーマンズネット 発注ナビ 情報システム開発会社検索・比較サービス 企業情報システム開発の発注担当者 ITmedia マーケティング デジタルマーケティングの最新動向や製品・サービスの情報 企業のマーケティング活動に携わる担当者 @IT 専門性の高いIT関連情報・技術解説 システム構築や運用等に携わるIT関連技術者 ITmedia NEWS ITmedia エンタープライズ ITmedia エグゼクティブ ITmedia AI+ IT関連ニュース及び企業情報システムの導入や運用等の意思決定に資する情報 IT業界関係者、企業の情報システム責任者及び管理者 ITmedia ビジネスオンライン 時事ニュースの解説、仕事効率向上に役立つ情報 20~30代ビジネスパーソン 産業テクノロジー分野 MONOist EE Times Japan EDN Japan エレクトロニクス分野の最新技術解説並びに会員サービス エレクトロニクス関連の技術者 TechFactory 製造業のための製品/サービスの導入・購買を支援する会員制サービス 製造業に従事するエンジニアや製品・サービス導入担当者 スマートジャパン 節電・蓄電・発電のための製品検討や導入に役立つ情報 企業や自治体の総務部、システム部、店舗運営者、小規模工場経営者 BUILT 建築・建設分野の最新技術解説並びに会員サービス 建築・建設業界の実務者 デジタルイベント 展示会やセミナーなどのイベントをオンラインで開催するサービス リサーチ・コンサルティング 海外展示会レポート販売・マーケティングを中心としたコンサルティングサービス BtoCメディア事業 コンシューマー分野 ITmedia Mobile ITmedia PC USER パソコン、スマートフォン、AV機器等デジタル関連機器の製品情報、活用情報 デジタル関連機器等の活用に積極的な消費者 Fav-Log 日用品全般の購買支援情報 インターネットユーザー ねとらぼ ネット上の旬な話題の提供 インターネットユーザー (注)2026年4月1日付で、マジセミ株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しております。
当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。(注)連結子会社有限会社ネットビジョンは、当社サイトのドメインを保有する会社であります。メディアレップ:インターネット広告を専門に扱う一次代理店のこと。
人気の高いウェブサイトやメールマガジンを広告媒体として発掘し、広告掲載希望者と広告媒体のマッチングを行います。広告主や、広告代理店から見るとインターネット広告を買い付ける先となり広告媒体の運営者から見ると自社広告枠の販売窓口となります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
49.55/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 45億 | 46億 ↑3.5% | 50億 ↑7.4% | 53億 ↑6.6% | 69億 ↑30.6% | 81億 ↑17.4% | 88億 ↑8.2% | 80億 ↓8.6% | 81億 ↑1.2% | 83億 ↑2.6% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 7億 | 7億 ↑5.1% | 7億 ↓7.3% | 12億 ↑69.5% | 20億 ↑72.5% | 27億 ↑32.9% | 29億 ↑9.0% | 22億 ↓24.0% | 20億 ↓9.0% | 18億 ↓13.0% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 6億 | 7億 ↑12.7% | 8億 ↑11.4% | 11億 ↑32.6% | 20億 ↑85.7% | 26億 ↑32.4% | 28億 ↑8.5% | 22億 ↓23.6% | 20億 ↓8.3% | 18億 ↓9.9% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 5億 | 5億 ↑4.0% | 4億 ↓23.8% | 8億 ↑107.2% | 13億 ↑60.8% | 18億 ↑43.5% | 20億 ↑9.6% | 15億 ↓23.9% | 15億 ↓0.4% | 12億 ↓20.4% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 19.2円 | 25.5円 ↑32.7% | 19.3円 ↓24.1% | 39.5円 ↑104.4% | 63.3円 ↑60.3% | 90.9円 ↑43.6% | 99.8円 ↑9.8% | 77.0円 ↓22.9% | 77.2円 ↑0.3% | 61.3円 ↓20.5% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 8.10% | 9.99% ↑23.3% | 7.18% ↓28.1% | 13.83% ↑92.6% | 19.30% ↑39.6% | 23.93% ↑24.0% | 22.75% ↓4.9% | 15.62% ↓31.3% | 15.60% ↓0.1% | 13.21% ↓15.3% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 8.80% | 8.00% ↓9.1% | 5.93% ↓25.9% | 10.79% ↑82.0% | 13.83% ↑28.2% | 17.92% ↑29.6% | 17.70% ↓1.2% | 13.20% ↓25.4% | 13.61% ↑3.1% | 11.30% ↓17.0% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 15.95% | 16.19% ↑1.5% | 13.97% ↓13.7% | 22.21% ↑59.0% | 29.34% ↑32.1% | 33.21% ↑13.2% | 33.48% ↑0.8% | 27.85% ↓16.8% | 25.04% ↓10.1% | 21.24% ↓15.2% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 5億 | 7億 ↑38.7% | 6億 ↓21.7% | 13億 ↑124.8% | 22億 ↑68.0% | 20億 ↓10.1% | 19億 ↓5.7% | 14億 ↓26.8% | 18億 ↑33.9% | 14億 ↓25.7% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -3億 | 217万 ↑100.7% | -1億 ↓5440.3% | 1,525万 ↑113.2% | -2億 ↓1157.4% | 2億 ↑194.5% | -5,315万 ↓134.9% | -2億 ↓210.2% | -12億 ↓613.2% | 5,429万 ↑104.6% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -4億 | -2億 ↑50.3% | -2億 ↑5.2% | -4億 ↓108.5% | -5億 ↓15.1% | -12億 ↓153.0% | -7億 ↑45.1% | -12億 ↓88.7% | -20億 ↓64.0% | -20億 ↓0.1% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 2億 | 8億 ↑238.0% | 5億 ↓37.4% | 13億 ↑183.4% | 21億 ↑54.0% | 21億 ↑4.4% | 18億 ↓14.9% | 12億 ↓33.7% | 7億 ↓45.0% | 14億 ↑113.8% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 54億 | 62億 ↑14.3% | 64億 ↑2.8% | 72億 ↑13.9% | 91億 ↑25.4% | 100億 ↑10.7% | 112億 ↑11.0% | 114億 ↑2.0% | 110億 ↓3.3% | 105億 ↓4.1% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 47億 | 50億 ↑6.4% | 51億 ↑2.2% | 58億 ↑13.5% | 66億 ↑14.1% | 75億 ↑13.5% | 89億 ↑19.4% | 93億 ↑4.1% | 88億 ↓5.4% | 81億 ↓7.9% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 85.60% | 82.40% ↓3.7% | 85.10% ↑3.3% | 81.40% ↓4.3% | 78.40% ↓3.7% | 78.90% ↑0.6% | 84.50% ↑7.1% | 86.20% ↑2.0% | 85.30% ↓1.0% | 82.20% ↓3.6% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 10.0円 | 10.0円 ↑0.0% | 11.0円 ↑10.0% | 12.0円 ↑9.1% | 16.0円 ↑33.3% | 23.0円 ↑43.8% | 28.0円 ↑21.7% | 115.0円 ↑310.7% | 100.0円 ↓13.0% | 100.0円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 52.14% | 39.28% ↓24.7% | 56.91% ↑44.9% | 30.37% ↓46.6% | 25.27% ↓16.8% | 25.29% ↑0.1% | 28.05% ↑10.9% | 149.39% ↑432.6% | 129.57% ↓13.3% | 163.03% ↑25.8% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。