当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」というミッションを掲げており、当社、連結子会社2社及び持分法非適用非連結子会社1社により構成されております。
自社オリジナルブランドの健康美容商品及び美容家電等の販売並びに、カラーコンタクトレンズ等の医療機器の仕入販売を行う「ヘルス&ビューティーケア関連事業」を展開しております。当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは以下のとおりであります。
なお、当社グループは、「ヘルス&ビューティーケア関連事業」の単一セグメントであります。
区分 主な事業内容 主要な会社名 ヘルス&ビューティーケア関連事業 自社オリジナルブランドの健康美容商品等の企画、開発、製造及び販売 株式会社北の達人コーポレーション(当社) 自社オリジナルブランドの美容家電等の企画、開発、製造及び販売 株式会社SALONMOON カラーコンタクトレンズ等の医療機器の仕入販売 株式会社カラコンダイレクト 持分法非適用非連結子会社 1社 (1)取扱商品 当社グループが取り扱う商品は、事業ごとに商品コンセプト及び販売チャネルが異なっております。
① 株式会社北の達人コーポレーション(北の快適工房) 当社グループの主力事業である「北の快適工房」は、健康及び美容に関する商品を中心に取り扱っております。ブームに左右されることなく、顧客の具体的な悩みやニーズを起点としたオリジナルブランド商品の企画・開発・販売を行っております。
商品の企画・開発においては、顧客の健康及び美容に関する悩みに対して具体的に効果を体感しやすく、継続して使用されやすい商品を中心に行っております。購入者による満足度及び実感度を重視しており、試作品のモニター調査を徹底して実施することで、確かな満足度及び実感度が得られる商品のみを開発しております。
製造においては、当社がOEM先へ製造委託する方法を採用しております。各商品分野において優れた技術力を有するOEM企業と提携し、商品ごとに最適な委託先を選定することで、高品質な商品の製造及び顧客満足度の向上を図っております。販売においては、主に自社ECサイトを中心に展開しております。
また、定期購入制度を採用し、継続的に購入していただける仕組みを構築しており、同事業における定期購入の売上は約7割を占めております。
これにより顧客にとっては、買い忘れ防止や定期購入割引適用という利点、当社にとっては、事前受注の確定による売上の安定化に加え、コスト削減(広告宣伝費の削減、人件費及び在庫の適正化)を図っております。
このような品質への徹底したこだわりと安定した収益構造の実現により、売上世界No.1として6年連続でギネス世界記録™に認定された刺す化粧品「ディープパッチシリーズ」の第一弾である、目元・口元用マイクロニードル化粧品『ヒアロディープパッチ』(ディープパッチシリーズとして売上世界一:TFCO株式会社によるグローバル調査。
「美容用マイクロニードルスキンパッチ」における最大のブランド(2019年3月~2025年2月))や日本で初めて(消費者庁ホームページ参照2019年9月自社調べ)5種類の便通改善成分を配合した機能性表示食品である『カイテキオリゴ』等のロングヒット商品を生み出し続けております。
② 株式会社SALONMOON(SALONMOON) オリジナルヘアケアブランドのヘアアイロンやドライヤー等の美容家電を中心に、ヘアケアに関する悩みやニーズに応える商品を取り扱っております。
自宅でもサロン品質のケアを実現できる商品を提供することを目的として、使いやすさ及び機能性を重視した商品の企画・開発・販売を行っております。製造においては、OEM先へ製造委託する方法を採用しております。
美容家電の製造において高い技術力を有するOEM企業と提携することで、高品質かつ手頃な価格で商品提供を実現しております。販売においては、Amazon、楽天市場、Qoo10等の各種ECモールを中心に、一部家電量販店及びディスカウントストアにおける店頭販売を通じて商品を展開しております。
これらの取組により、日常の髪の美容ケアを手軽に行える美容家電ブランドとして確立しております。③ 株式会社カラコンダイレクト カラーコンタクトレンズ等の医療機器を中心に、商品の仕入及び販売を行っております。
販売においては、Qoo10、楽天市場等の各種ECモールの特性に応じた販促施策等を通じて業績拡大に取り組んでおります。事業の系統は、次の図のとおりであります。
(2)収益モデル及び競争優位性 当社グループは、顧客の立場に立ち、お悩みを解決する商品・サービスの提供を基本方針とし、ECを主軸とした販売体制のもと、利益を重視した事業運営を行っております。
① 収益モデル 株式会社北の達人コーポレーションの「北の快適工房」においては、D2C(Direct to Consumer)モデルと定期購入制度を組み合わせたビジネスモデルを採用しております。
インターネット上の運用型広告等により主に自社ECサイトを通じ新規顧客を獲得した後、定期購入を通じて中長期的に利益を回収する収益構造を構築しております。
また、運用型広告を通じて商品を認知した顧客の一部が複数のチャネルで購入する行動特性を踏まえ、Amazon・楽天市場等のECモールについても重要な販売チャネルの一つとして位置づけ、自社ECサイトと相互に補完する形で活用しております。
なお、株式会社SALONMOON及び株式会社カラコンダイレクトにおいては、ECモールを主要チャネルとして展開しており、各プラットフォームの特性に応じた販促施策を通じて新規顧客獲得及び販売機会の拡大に取り組んでおります。
② 競争優位性 「北の快適工房」が採用するD2Cモデルにおいては、顧客データを基盤とした製販一体型の事業運営を行っており、商品企画から販売までを一体的に連動させ、データ取得・分析・活用のサイクルを高速に回転させることで継続的な成長を生み出す好循環を構築しております。
当該事業モデルは、複数の要素が相互に連携することで成り立っており、主な構成要素は以下のとおりであります。
(製販一体型の事業運営) 一般的なメーカーにおいては、商品は卸売業者等を通じて小売店に供給され、最終的に消費者へ販売される流通構造が一般的であり、メーカーが消費者の購買行動に関する詳細な情報を直接取得することは容易ではありません。
また、EC事業を行う企業であっても、ECモールを通じて販売する場合には、顧客との接点の多くをプラットフォームが管理する構造となります。さらに、自社サイトによる直接販売でも集客自体を外部の広告代理店等に依存している場合は、顧客の購買行動の詳細データを取得することはできません。
これに対し当社では、主な販売を自社の広告運用による集客を通じて自社ECサイトで行うD2Cモデルを採用しており、顧客の流入経路、閲覧商品、サイト内行動、購買履歴等の顧客行動データを自社で直接取得・蓄積し、当該データを活用することで商品企画から販売までの各プロセスを一体的に最適化しております。
(データ基盤及びシステム) 当社は、広告運用ノウハウを仕組化した広告最適化システム、膨大なデータから顧客がもたらす生涯売上高の金額である「LTV」を正確に算定するシステムに加え、受注・出荷処理システムや在庫管理・予測システム等の事業運営に必要な主要システムを自社で開発・運用しております。
これらのシステムを通じて顧客データ、広告データ及び販売データを統合的に管理・分析し、顧客の行動や購買傾向を継続的に把握することで、商品開発、広告運用及び在庫管理等の各プロセスにデータを反映し、精度の高い意思決定を実現しております。
また、当該データ基盤に基づき、顧客のLTVをもとに新規顧客獲得における上限CPO(注)を商品ごとに設定し、日次で採算性の検証を行うとともに、一定の基準を満たさない広告を停止する仕組みを構築することで、広告投資の最適化を継続的に実現しております。
これらの仕組みは長年にわたり蓄積された顧客データ及び運用ノウハウを前提としており、短期間での模倣が困難な競争優位性となっております。(クリエイティブ制作体制) 当社は、広告及び販売に用いるクリエイティブを自社内で企画・制作する体制を構築しており、社内に専門のクリエイティブ人材を擁しております。
また、約100名の従業員で構成されるWEBマーケティング部を擁し、クリエイティブの企画・制作から運用までを自社内で一貫して実行しております。これまで蓄積してきた広告クリエイティブの実績データ及び運用ノウハウを基盤として、顧客に対する訴求力の高い表現を継続的に創出しております。
これらのデータ及びノウハウは、生成AIの活用によるクリエイティブ制作プロセスの高度化にも寄与しております。
生成AIの普及により広告制作のハードルが低下するなか、当社は自社で蓄積したデータ及びトップクリエイターの知見を活用することで、「量」と「質」の両面において高水準のクリエイティブ制作を実現しております。
「量」の面では、過去の広告クリエイティブの実績データを活用することで、生成AIによる高精度なクリエイティブを大量に制作することが可能となっております。「質」の面では、専門人材が生成AIを活用することで、多様かつ高度な表現を実現し、採算性の高い広告制作につなげております。
すなわち、生成AIは単独で競争優位性を生むものではなく、これまで自社で構築してきたクリエイティブ体制及びデータ基盤と組み合わせることで、その効果を最大化するものであり、自社内でクリエイティブ制作から運用までを一貫して行う体制そのものが、当社の重要な競争優位性の一つとなっております。
(商品企画・開発力及び品質管理体制) 当社は、「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」という方針のもと、顧客の具体的な悩みやニーズを起点とし、満足度及び実感度を重視した商品開発を行っております。
当社では、商品の「企画」と「開発」のフェーズを明確に分離し、商品企画マーケティングチームを設置しております。
これまで蓄積してきた顧客データ及び販売データを分析して導き出した「ヒット商品の企画モデル」を活用することで、売れる商品の条件を数値化し、当該基準を満たした商品のみを開発・発売する体制を整備しております。
また、品質基準についても厳格に設けており、EC事業に特化した独自基準として1,527項目の品質チェック項目を設けております。この厳格な品質管理プロセスの一環として徹底したモニター調査も実施しており、これら全ての基準をクリアした商品のみを発売しております。
なお、商品の企画・開発から販売までを自社で統合して運営する一方で、製造についてはOEM企業へ委託するファブレス体制を採用しております。
各商品分野において高い技術力を有するOEM企業と連携することで高品質な商品の製造を実現するとともに、当社は商品企画、品質設計、マーケティング及び販売に経営資源を集中させております。
(注)上限CPO 新規顧客獲得1人当たりに要する広告宣伝費の金額である「CPO(Cost Per Order)」と、顧客が将来もたらす「LTV」の予測額との関連性を用いた、必要利益から逆算した新規顧客獲得1人当たりに使用可能な広告宣伝費の上限額。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
41.7/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 27億 | 53億 ↑96.2% | 83億 ↑57.1% | 101億 ↑21.4% | 93億 ↓8.2% | 95億 ↑2.6% | 98億 ↑3.4% | 147億 ↑49.2% | 118億 ↓19.4% | 112億 ↓5.2% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 5億 | 14億 ↑159.0% | 19億 ↑32.6% | 29億 ↑56.6% | 20億 ↓30.3% | 21億 ↑2.5% | 5億 ↓75.5% | 14億 ↑184.1% | 17億 ↑15.6% | 10億 ↓40.3% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 5億 | 14億 ↑160.7% | 19億 ↑32.6% | 29億 ↑57.1% | 20億 ↓29.9% | 21億 ↑2.6% | 5億 ↓74.3% | 15億 ↑173.6% | 17億 ↑15.1% | 10億 ↓39.1% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 4億 | 9億 ↑165.9% | 13億 ↑36.4% | 20億 ↑52.7% | 14億 ↓29.7% | 13億 ↓3.5% | 3億 ↓74.3% | 10億 ↑189.4% | 12億 ↑21.5% | 7億 ↓42.4% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 16.2円 | 7.2円 ↓55.5% | 9.3円 ↑29.0% | 14.2円 ↑52.8% | 10.0円 ↓29.7% | 9.7円 ↓3.3% | 2.5円 ↓74.4% | 7.2円 ↑189.5% | 8.7円 ↑21.1% | 5.0円 ↓42.4% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 24.80% | 48.80% ↑96.8% | 48.90% ↑0.2% | 54.20% ↑10.8% | 29.10% ↓46.3% | 21.80% ↓25.1% | 5.60% ↓74.3% | 15.10% ↑169.6% | 16.20% ↑7.3% | 8.70% ↓46.3% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 15.58% | 27.24% ↑74.8% | 30.50% ↑12.0% | 33.46% ↑9.7% | 22.38% ↓33.1% | 17.73% ↓20.8% | 4.42% ↓75.1% | 11.50% ↑160.2% | 13.19% ↑14.7% | 7.33% ↓44.4% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 20.10% | 26.53% ↑32.0% | 22.40% ↓15.6% | 28.88% ↑28.9% | 21.91% ↓24.1% | 21.89% ↓0.1% | 5.19% ↓76.3% | 9.88% ↑90.4% | 14.17% ↑43.4% | 8.93% ↓37.0% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 6億 | 10億 ↑62.5% | 12億 ↑15.2% | 21億 ↑79.5% | 7億 ↓68.2% | 18億 ↑157.0% | 1億 ↓93.5% | 5億 ↑299.2% | 18億 ↑299.8% | 8億 ↓53.3% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1,235万 | -273万 ↑77.9% | -2億 ↓6670.0% | -1億 ↑45.7% | -6億 ↓508.2% | 2億 ↑132.5% | -1億 ↓171.2% | -3億 ↓97.0% | -5億 ↓91.1% | -3億 ↑43.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 2億 | -3億 ↓241.1% | -8億 ↓194.8% | -6億 ↑22.4% | -6億 ↑13.7% | -4億 ↑34.6% | -4億 ↓0.0% | -2億 ↑38.4% | -4億 ↓64.2% | -5億 ↓47.9% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 6億 | 10億 ↑65.2% | 10億 ↓2.3% | 20億 ↑102.5% | 7,253万 ↓96.4% | 20億 ↑2591.2% | -2,737万 ↓101.4% | 2億 ↑742.7% | 13億 ↑629.4% | 5億 ↓57.6% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 23億 | 35億 ↑52.0% | 42億 ↑21.8% | 59億 ↑39.2% | 62億 ↑5.1% | 76億 ↑21.8% | 78億 ↑3.0% | 86億 ↑11.2% | 92億 ↑5.9% | 95億 ↑3.6% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 15億 | 23億 ↑51.8% | 29億 ↑25.5% | 43億 ↑47.8% | 52億 ↑19.1% | 61億 ↑18.7% | 62億 ↑0.7% | 70億 ↑13.1% | 79億 ↑12.4% | 80億 ↑2.3% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 67.40% | 67.30% ↓0.1% | 69.40% ↑3.1% | 73.70% ↑6.2% | 83.50% ↑13.3% | 81.30% ↓2.6% | 79.50% ↓2.2% | 80.90% ↑1.8% | 85.90% ↑6.2% | 84.80% ↓1.3% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 10.0円 | 5.1円 ↓49.0% | 3.6円 ↓29.4% | 4.3円 ↑19.4% | 3.0円 ↓30.2% | 2.9円 ↓3.3% | 1.5円 ↓48.3% | 2.2円 ↑46.7% | 3.5円 ↑59.1% | 3.5円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 61.77% | 70.74% ↑14.5% | 38.71% ↓45.3% | 30.26% ↓21.8% | 30.03% ↓0.8% | 30.02% ↓0.0% | 60.73% ↑102.3% | 30.77% ↓49.3% | 40.42% ↑31.4% | 70.14% ↑73.5% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。