当社グループは、当社(株式会社セレス)、連結子会社11社(株式会社マーキュリー、株式会社バッカス、株式会社ディアナ、studio15株式会社、株式会社ラボル、株式会社サルース、株式会社アポロ・キャピタル、Apollo Capital1号投資事業有限責任組合、Apollo Capital2号投資事業有限責任組合、DINETTE株式会社、株式会社イシス)及び持分法適用関連会社2社(ビットバンク株式会社、株式会社サイバー・バズ)によって構成されております。
当社グループの報告セグメントにつきましては、日本最大級のポイントサイトであるモッピーや自社アフィリエイトプログラムAD.TRACK等からなる「ポイント」、化粧品・健康食品等の企画・製造・販売を行う「D2C」、及び連結子会社ゆめみが手掛ける企業のDX化支援サービス「DX」から成る「モバイルサービス事業」並びにブロックチェーン関連、オンラインファクタリングサービス、投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業から成る「フィナンシャルサービス事業」の2事業に区分しております。
当社の事業における位置付け及びセグメントの関係は次のとおりであります。
(1)モバイルサービス事業 当社グループは、当事業の運営に当たり、広告主や利用者にとって利用価値の高いメディアやサービスを提供するため、メディアの企画、システム開発、webデザイン、マーケティング、運営までを一貫して社内で手掛ける体制を構築しております。
また、当該体制を維持・拡大するために、技術者を中心とした優秀な人材を採用・育成し、メディアやサービスの日々の運営業務に継続的な改良を加えております。
① ポイント ポイントは、スマートフォン端末をメインデバイスとして、日本最大級のポイントサイトであるモッピーを中心に各種メディアを運営しており、こうしたメディアの媒体力を活かし、自社アフィリエイトプログラムAD.TRACKも運営しております。
さらに、2025年9月1日付でポイントサイト「Point Income」を事業譲受したことにより、国内ポイントメディア市場におけるシェアの更なる拡大を図っております。
ポイントサイトは、掲載されている広告に定められた条件を満たした登録会員のアクションに対してポイントが付与され、そのポイントを現金や電子マネー等に交換できるというサービスを提供するサイトであります。
広告主から受け取る広告料の一部を原資にポイントを付与しており、登録会員はポイントサイトに会員登録料などを支払うことなく利用することができます。AD.TRACKは、広告主と直接取引を行うことでの自社メディアの競争力強化及び他社メディアへの広告配信による代理店収入獲得を目的としております。
クライアントの新規開拓等に加えて、インフルエンサーマーケティングへの取り組みなどの施策を行っております。
ポイントの主な収益源はアフィリエイト広告売上であり、登録会員の訪問頻度向上や広告への接触頻度向上を目的とした各種施策を継続的に実施することにより登録会員のアクティブ化を図る一方、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)との関係を構築・強化することにより取引条件の改善に取り組むこと等で売上規模の拡大を図っております。
また、広告の掲載順位やサイト内での表示位置、インセンティブとして付与するポイントの売上に対する付与率等をどのようにコントロールするかといったメディア運営に関するノウハウが当事業の収益性を大きく左右する要因であり、当該運営能力が当事業における強みとなっております。
更なる事業拡大のためには、スマートフォン広告市場の拡大、キャッシュレス及びポイント活動の普及を追い風にするだけでなく、「ポイントが貯まって使える」というポイントサイトの基本機能を向上させる等の改良を通じて登録会員の満足度を高め長くご利用いただく一方、費用対効果の高い会員獲得プロモーションの実施や既存会員による口コミの誘発等により新規登録会員を獲得し、継続的にメディア力を強化する必要があります。
このような環境のもと、当社では2020年7月に新たにモッピーのスマートフォン版アプリをリリースし多様な集客方法による会員数の増加を図るとともに、会員ニーズに応じたポイント交換先の追加、会員ランク制度や決済サービス「モッピー Pay」の導入等の施策を実施しております。
その結果、モッピーのアクティブ会員数は2025年12月末時点で648万人(前年同期比13.4%増)、アプリの累計ダウンロード数も679万件(同20.9%増)に達しており、その推移は次のとおりであります。
年月 アクティブ会員数(万人) アプリダウンロード数(万件) 2024年9月末 556 530 2024年12月末 572 562 2025年3月末 589 591 2025年6月末 604 617 2025年9月末 626 647 2025年12月末 648 679 (注)アクティブ会員数の定義は、集計時において登録メールアドレスにメールの届く会員の数であります。
② D2C D2Cは、当社グループが有する広告運用ノウハウを活用した化粧品・健康食品等の企画・製造・販売を行っております。継続的な新商品投入によるアップセル・クロスセルの促進に加えて、自社サイトだけでなくECモールや小売店舗での販売も実施するなど、販売チャネルの拡大にも継続して取り組んでおります。
また、連結子会社である株式会社サルースは、ピルのオンライン診療サイト「エニピル」を運営しております。
「エニピル」は、医師からの診察、処方、薬の受け取りまでを全てオンラインで完結させることができるピルのオンライン診療サービスを外部の医療機関との連携で実現するものであり、同社は医療機関に対しユーザーの送客及び収納代行サービスを提供しております。
積極的な広告投資による個人ユーザーの新規獲得に加えて、同社が運営する法人向け福利厚生サービス「エニピル for キャリア」の導入企業獲得に注力するなど、新規会員獲得に継続的に取り組んでおります。
③ DX 連結子会社である株式会社ゆめみは、法人向けのデジタルメディア・Webサービス・公式アプリの立ち上げと成長に関連した支援事業を行なっております。引き続き旺盛な業務変革や顧客接点改革などの企業のDX化ニーズを好機として、積極的な人材投資を継続しながら成長を続けております。
株式会社ゆめみは大手飲食店チェーンや大手小売店向けの開発においては国内屈指の実績を有しており、案件の保守・運用や追加開発等による継続的関与率の高さが同社の特徴となっております。
なお、DX事業については、2025年5月30日連結子会社であった株式会社ゆめみの全株式を売却したことに伴い事業撤退いたしました。以上述べたモバイルサービス事業の内容を事業系統図によって示すと、次のとおりとなります。
(2)フィナンシャルサービス事業 ① ブロックチェーン関連 当社グループでは、100%子会社である株式会社マーキュリーにおいて、2021年2月17日付で資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者としての登録が完了し、2021年3月15日付で暗号資産販売所「CoinTrade(コイントレード)」を開業しております。
また、2022年7月28日付で新たにステーキングサービス「CoinTradeStake(コイントレードステーク)」を開始しており、「CoinTrade(コイントレード)」及び「CoinTradeStake(コイントレードステーク)」における取扱銘柄を追加することで、新規会員獲得と顧客預り資産の増加を目指しております。
他にも、2024年7月3日付で新たに暗号資産レンディングサービスである「CoinTrade Lending (コイントレードレンディング)」を開始するなど運用サービスの多様化を進め、暗号資産等の運用プラットフォームの地位の確立を目指しております。
また、持分法適用関連会社であるビットバンク株式会社も暗号資産交換業者として登録を受けており、同法及び関係法令による各種規制の下で暗号資産交換業を営んでおります。なお、同社は2025年12月末時点で合計44銘柄の売買が可能な国内最大級の暗号資産取引所となっております。
② オンラインファクタリングサービス オンラインファクタリングサービスは、フリーランス向けAIファクタリングサービス「labol(ラボル)」、カード決済サービス「labol(ラボル)カード払い」及び事業者向けの資金調達情報サイト「資金調達プロ」を運営しております。
「labol(ラボル)」はフリーランスとして働く方への資金調達手段として、請求書の買い取りサービスを提供するものであります。
資金調達を必要とするフリーランスの方が、取引関連の各種情報とともに請求書とそのエビデンスをオンラインでアップロードするだけで、独自アルゴリズムにより請求書の買い取り可否をオンライン上で判定し、本サービスを運営する当社が請求書(売掛債権)を買い取ることにより、最短60分で資金調達が可能となっております。
また、「labol(ラボル)カード払い」は、大手金融事業者との事業提携により、カード決済を行いたい事業者と、カード決済を受け付けていない取引先(カード非加盟店)の橋渡しを行う金融サービスであり、「labol(ラボル)」同様に主としてフリーランス向けに事業展開しております。
③ 投資育成事業 当事業は、当社事業戦略に沿った成長分野に関連するベンチャー企業に投資を行い、投資先企業の企業価値向上による投資リターンを得ることを目指しております。なお、株式等の売却にあたっては市場動向を踏まえた上で判断しております。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
52.05/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 37億 | 54億 ↑44.9% | 107億 ↑98.3% | 165億 ↑54.2% | 202億 ↑22.4% | 234億 ↑15.8% | 205億 ↓12.2% | 241億 ↑17.2% | 277億 ↑15.1% | 297億 ↑7.1% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 6億 | 10億 ↑71.5% | 12億 ↑28.7% | 9億 ↓28.4% | 15億 ↑70.0% | 23億 ↑54.0% | 12億 ↓45.9% | 11億 ↓10.3% | 22億 ↑99.2% | 23億 ↑4.8% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 5億 | 10億 ↑92.9% | 10億 ↑2.0% | 8億 ↓19.1% | 18億 ↑129.3% | 35億 ↑92.7% | 7億 ↓80.6% | 12億 ↑79.1% | 27億 ↑119.8% | 21億 ↓21.4% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 3億 | 7億 ↑136.1% | 5億 ↓28.0% | 1億 ↓69.4% | 8億 ↑490.9% | 29億 ↑247.4% | 1億 ↓96.1% | 5億 ↑332.4% | 15億 ↑207.2% | 26億 ↑71.7% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 30.5円 | 62.6円 ↑105.1% | 35.4円 ↓43.5% | 6.8円 ↓80.8% | 67.3円 ↑892.9% | 251.8円 ↑274.0% | 4.1円 ↓98.4% | 39.6円 ↑860.4% | 129.0円 ↑225.9% | 216.6円 ↑68.0% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 8.90% | 13.20% ↑48.3% | 6.40% ↓51.5% | 1.20% ↓81.3% | 11.80% ↑883.3% | 35.60% ↑201.7% | 0.50% ↓98.6% | 5.00% ↑900.0% | 14.60% ↑192.0% | 20.40% ↑39.7% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 4.72% | 8.14% ↑72.5% | 3.92% ↓51.8% | 1.11% ↓71.7% | 5.22% ↑370.3% | 14.55% ↑178.7% | 0.51% ↓96.5% | 1.92% ↑276.5% | 4.64% ↑141.7% | 7.01% ↑51.1% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 14.95% | 17.70% ↑18.4% | 11.49% ↓35.1% | 5.33% ↓53.6% | 7.40% ↑38.8% | 9.85% ↑33.1% | 6.07% ↓38.4% | 4.65% ↓23.4% | 8.04% ↑72.9% | 7.87% ↓2.1% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 4億 | 5億 ↑26.8% | 5億 ↑5.5% | 8億 ↑55.6% | 23億 ↑192.9% | 12億 ↓48.5% | 1億 ↓91.2% | 11億 ↑942.9% | 7億 ↓32.0% | 17億 ↑131.3% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -3億 | -14億 ↓389.9% | -15億 ↓1.0% | -11億 ↑23.6% | -5億 ↑56.8% | -8億 ↓63.1% | -17億 ↓114.1% | -7億 ↑56.2% | -5億 ↑29.8% | 7億 ↑243.3% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 21億 | 9億 ↓56.7% | 17億 ↑84.8% | -8,367万 ↓104.9% | 4億 ↑534.4% | 4億 ↑12.3% | 12億 ↑192.0% | 12億 ↑3.5% | 33億 ↑164.8% | -8億 ↓125.1% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 7,480万 | -10億 ↓1408.6% | -10億 ↑1.2% | -3億 ↑64.1% | 18億 ↑611.5% | 4億 ↓78.9% | -16億 ↓521.9% | 3億 ↑120.4% | 2億 ↓37.0% | 24億 ↑1088.5% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 58億 | 80億 ↑37.0% | 119億 ↑49.5% | 129億 ↑8.0% | 162億 ↑25.8% | 202億 ↑24.7% | 226億 ↑11.7% | 259億 ↑14.7% | 330億 ↑27.2% | 375億 ↑13.7% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 43億 | 56億 ↑30.7% | 60億 ↑8.0% | 59億 ↓1.3% | 63億 ↑5.3% | 90億 ↑44.0% | 88億 ↓2.7% | 90億 ↑3.0% | 111億 ↑22.5% | 131億 ↑18.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 73.80% | 69.80% ↓5.4% | 50.60% ↓27.5% | 47.30% ↓6.5% | 40.10% ↓15.2% | 44.80% ↑11.7% | 39.30% ↓12.3% | 35.40% ↓9.9% | 33.80% ↓4.5% | 35.50% ↑5.0% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 8.0円 | 12.0円 ↑50.0% | 14.0円 ↑16.7% | 14.0円 ↑0.0% | 18.0円 ↑28.6% | 40.0円 ↑122.2% | 20.0円 ↓50.0% | 20.0円 ↑0.0% | 60.0円 ↑200.0% | 80.0円 ↑33.3% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 26.20% | 19.15% ↓26.9% | 39.55% ↑106.5% | 206.49% ↑422.1% | 26.74% ↓87.1% | 15.89% ↓40.6% | 485.44% ↑2955.0% | 50.54% ↓89.6% | 46.53% ↓7.9% | 36.93% ↓20.6% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。