当社グループは、当社及び連結子会社2社により構成されております。
製造業のお客様が必要とするテクノロジーとサービスを提供する企業として、IoT機器向けの各種ネットワーク製品、セキュリティ製品、データ管理の効率化に寄与する高速なデータベース製品、OSの高速起動を実現するソフトウェア製品等の自社開発による組込みソフトウェア製品と、海外輸入によるBluetooth、BIOS、通信関連製品、ソフトウェア解析・開発効率化ツール、セキュリティ製品等の販売及び製品に関連したサポートサービス、エンジニアリングサービス、データコンテンツのライセンス販売等を提供しております。
また、当社グループである株式会社グレープシステムでは、組込みソフトウェア等各種ソフトウェアの設計、開発及び自社開発によるプリンタ関連製品と音声コード製品(大量の文字列情報を格納可能な2次元コードの技術を活用した製品)の販売等を、株式会社ライトストーンでは、統計・数値データ解析ソフトウェアの販売等を行っております。
なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(1) 当社グループの主要製品・サービス 当社グループの主要なソフトウェア及びサービスをセグメント別に以下に示します。
①ソフトウェア事業 a.ソフトウェアプロダクト領域 カテゴリ 製品・サービス名 概要 Linux/Android高速起動 Ubiquitous QuickBoot 特許技術に基づく革新的な仕組みにより、組込み機器やシステムの起動時間を大幅に短縮するためのソフトウェアソリューションです。
LinuxやAndroidを搭載した機器が電源ONから瞬時に利用できることで、ユーザー満足度を高めるとともに、待機電力ゼロの完全電源OFFを可能にすることで、省エネルギーと環境負荷低減を両立します。
デジタルコンテンツ保護 ① Ubiquitous DTCP(注)1. ② Ubiquitous HDCP(注)2. ③ Ubiquitous DLNA(注)3. ① 車載機器及びデジタル家電等で要求されるデジタルコンテンツ保護を実現するためのDTCP規格に準拠したソフトウェアライブラリです。
② 車載機器及びデジタル家電等で要求されるデジタルコンテンツ保護を実現するためのHDCP規格に準拠したソフトウェアライブラリです。③ DLNAガイドライン(2009年8月版)に基づきDLNA対応機器の開発に必要な各種の技術コンポーネントを取り揃えたソフトウェア開発キットです。
コードサイズが非常に小さいため無線LAN などの通信モジュールに内蔵した形での提供も可能となっており、デジタル TVなどの家庭用電化製品やスマートフォンのみならず、車載インフォテイメント機器(カーナビ、オーディオディスプレイ)等のDLNA対応にも効果を発揮します。
セキュリティ ① Ubiquitous TLS(注)4. ② Ubiquitous Securus ③ Ubiquitous TPM(注)5.Security ④ Edge Trust ① IoT機器の通信をセキュアに行うためのセキュリティプロトコルを組込みデバイスのリソースに最適化して提供するものです。
② IoT機器に組込まれるデバイス固有の証明書や電子鍵情報などの秘匿データを保護して、セキュアなシステムを実現します。
③ コンピュータの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界団体「Trusted Computing Group (TCG)」が策定したTPMを利用するためのソフトウェアライブラリです。
④ IoT機器をプロダクトライフサイクル全般に渡ってセキュアに管理する仕組みとサービスを外部パートナーのソリューション含めて包括的に提供します。シミュレーションツール GSIL GSILは、車載ECUソフトウェア開発向けのシミュレーター(SILS)です。
ハードウェアを必要とせず、PC上でシミュレーションを行うことで、アプリケーションのテストやデバッグ、検証時間を効率的に短縮できます。
通信 ① Ubiquitous Network Framework ② Ubiquitous QUIC ③ Ubiquitous WPAサプリカント ④ Ubiquitous WPS ⑤ Ubiquitous Wi-Fi Direct ⑥ Ubiquitous MiracastTM Solution ① インターネット標準の通信プロトコルであるTCP/IPを、組込み機器向けに最適設計したもので、省メモリでの実装が可能な「小ささ」、非力なCPUでも動作する「軽さ」、また効率よく通信する「速さ」を実現したものです。
② 様々なインターネット通信で利用が増えている通信プロトコル「QUIC(クイック)」を組込み機器やIoTデバイスなどのクライアント機器で利用できるように開発したソフトウェアライブラリです。③ WPAサプリカントは、Wi-Fi通信の秘匿性を高めるために使用されるソフトウェアです。
④ WPSは、複雑なWi-Fi設定を容易にするためのものです。⑤ Wi-Fi Directは、無線LAN機器間を直接、簡単に接続するためのものです。⑥ Miracastは、ワイヤレス環境でのリモートディスプレイ接続のためのものです。
※③④⑤⑥はWi-Fi Allianceが策定した無線LANの接続や暗号化等に関する規格に準拠して開発されたミドルウェアとなります。
スマートホーム ① Ubiquitous ECHONET Lite ② Ubiquitous Wi-SMART ① スマートハウス向けのホームネットワーク用プロトコルとしてエコーネットコンソーシアムが策定した通信規格に準拠して開発されたミドルウェアとなります。
この規格に準拠したスマートメーターやエネルギーマネジメント関連機器間でのユニバーサルな制御が可能になります。② Wi-SMARTは、スマートメーターとエネルギーマネジメント機器との通信に用いられる国際無線通信規格「Wi-SUN」に準拠して開発されたミドルウェアです。
組込みミドルウェア ① GR-USB ② GR-FILE, GR-FILE/ex ③ GR-SD ① 組込み向けUSB/HOST、DEVICE対応のミドルウェアです。② 組込み向けFATファイルシステム及びexFAT対応のファイルシステムです。③ 組込み向けSDコントローラ対応のSDドライバです。
データベース Ubiquitous DeviceSQL DeviceSQLは、世界最小、超高速なデータベースエンジンを兼ね備えた、ローエンドからハイエンドまで全ての製品ラインに最適なデータ管理機能を提供する組込み向けのデータベースです。
OS TOPPERS-Proシリーズ TOPPERS-Proシリーズは、NPO法人TOPPERSプロジェクトが開発したオープンソースカーネル「TOPPERS/ASP」をベースに、当社が開発し提供するリアルタイムOSです。
カテゴリ 製品・サービス名 概要 音声コード Uni-Voice(ユニボイス) JAVIS(ジャビス:日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した2次元コードで、大量の文字列データ等を格納することができます。
「音声コードUni-Voice」には専用アプリ(Uni-Voiceアプリ)で読み上げができる文字列データ(日本語、多国語)を格納した「文書コード」、地図にて固定ルートの案内が可能な「NAVIコード」、施設位置データを表示する「SPOTコード」の3種類があります。
コード関連製品 ① GR-QR ② GR-BARCODE ③ GR-DataMatrix ① QRコードのエンコード(生成)及びデコード(読取)ライブラリ製品です。② 1次元バーコードをエンコード(生成)及びデコード(読取)するためのライブラリ製品です。
③ DataMatrixコードをエンコード(生成)及びデコード(読取)するためのライブラリ製品です。
プリントシステム ① GR-ADK ② GR-PDK ③ GR-PDK/X ④ GR-SETUP ⑤ GR-MergePrint ⑥ gXDF (ジグディフ) ⑦ GR-PDK EMFファイリング ① パソコン用の印刷アプリケーション開発のためのツールです。
② GDIプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。③ XPSプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。④ プリンタードライバー、言語モニター、ポートモニター、デバイスドライバーの専用インストーラー/アンインストーラーを作成するための開発ツールです。
⑤ 流し込み印刷の実現を容易にするライブラリです。⑥ 印刷環境を問わず、XPSファイル出力やPDFファイル出力からXPSファイル変換や編集など様々な機能を実現します。⑦ EMFプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。(注)1.DTCPは、DTLAにより規格化されたコンテンツ保護規格です。
2.HDCPは、ディスプレイや映像端末に対してHDMIやDVIなどを経由したデジタルコンテンツの送信を行う際のコピーガードに対応したリンクプロテクション技術であり、DCPにより規格化されたコンテンツ保護規格です。
3.DLNAは、Digital Living Network Allianceの略であり、パソコンやデジタル家電機器をネットワークでつなぐ際の約束事をいいます。4.TLSは、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルの一つであり、SSL3.0を基に改良が加えられて標準化されたものです。
5.TPMは、コンピュータの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界団体「Trusted Computing Group (TCG)」が策定した耐タンパ性に優れたセキュリティモジュールの規格です。
b.ソフトウェアディストリビューション領域 海外メーカー製ソフトウェアの輸入販売、テクニカルサポート及びカスタマイズを行っております。下表はその中で主要となる製品です。
カテゴリ 製品・サービス名 概要 ワイヤレス通信 Blue SDK OpenSynergy社製のBluetoothプロトコルスタックであり、世界標準規格の近距離無線通信技術「Bluetooth」を実現するために開発されたソフトウェアです。
BIOS InsydeH2O Insyde Software社製のBIOSであり、従来のBIOS(Basic Input/Output System)を置き換えるために開発された新技術「EFI/UEFI」仕様を実装した、C言語ドライバベースの次世代BIOSです。
ミドルウェア ① HE-NET ② HE-CRYPTO ③ HE-FILE ④ Reliance Nitro ① TUXERA社製のMISRA準拠TCP/IPプロトコルスタックです。高い品質、信頼性及びパフォーマンスを実現します。
② リソース制約の厳しい組込み機器に、改ざんチェックや暗号化などの高度なセキュリティ機能を容易に実装できる暗号ライブラリです。③ 少ないROM/RAMフットプリントで動作するよう設計されたファイルシステム製品です。
④ 高速性かつ突然の電源断の場合でもファイルデータとディレクトリ情報を100%保護する高信頼性を兼ね備えた新しい次世代型ファイルシステムです。開発支援ツール CodeSonar AdaCore社製のソフトウェア静的解析ツールです。ソースコードの不具合や脆弱性を高精度で検出します。
セキュリティ検証ツール beSTORM あらゆるプロトコル、プラットフォームAPI、機器へのファジングとペネトレーションテストを実施するセキュリティ検証ツールです。
c.ソフトウェアサービス領域 組込みソフトウェア等各種ソフトウェアのエンジニアリングサービスに関し、米国Gracenote社と協業して音楽関連のデータコンテンツのライセンスの提供を行っております。
②アナリシスソフトウェア事業 データアナリティクス領域 株式会社ライトストーンにおいて、全国の大学・高専などの教育機関、政府系研究機関、企業の研究開発・調査部門等に、「Origin」、「Stata」等研究開発で使用される統計・数値データ解析等の科学技術系ソフトウェアの輸入販売等を行っております。
(2) 当社グループの収益モデル 当社グループの収益モデルについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。
なお、事業の系統図は、下記のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
28.73/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 11億 | 23億 ↑109.0% | 24億 ↑2.4% | 23億 ↓2.5% | 19億 ↓18.8% | 21億 ↑8.0% | 19億 ↓5.8% | 35億 ↑79.5% | 41億 ↑19.0% | 39億 ↓5.2% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | -3億 | 404万 ↑101.4% | 7,730万 ↑1811.4% | 3,548万 ↓54.1% | -2億 ↓681.7% | 7,763万 ↑137.6% | -8,410万 ↓208.3% | 7,157万 ↑185.1% | 9,650万 ↑34.8% | -2億 ↓308.4% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | -3億 | 4,272万 ↑114.9% | 1億 ↑137.1% | 3,900万 ↓61.5% | -2億 ↓618.5% | 9,094万 ↑145.0% | -7,618万 ↓183.8% | 8,765万 ↑215.1% | 9,289万 ↑6.0% | -2億 ↓330.0% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | -3億 | -1,121万 ↑96.8% | 6,404万 ↑671.5% | 7,719万 ↑20.5% | -4億 ↓652.9% | -3,970万 ↑90.7% | -1億 ↓273.3% | 3,290万 ↑122.2% | 9,108万 ↑176.9% | -5億 ↓669.5% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | -33.4円 | -1.1円 ↑96.8% | 6.1円 ↑672.0% | 7.4円 ↑20.6% | -40.8円 ↓653.0% | -3.8円 ↑90.7% | -14.2円 ↓272.9% | 3.1円 ↑122.2% | 8.7円 ↑176.5% | -49.6円 ↓669.3% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | -13.10% | -0.40% ↑96.9% | 2.30% ↑675.0% | 2.80% ↑21.7% | -17.60% ↓728.6% | -1.60% ↑90.9% | -6.40% ↓300.0% | 1.40% ↑121.9% | 3.90% ↑178.6% | -24.10% ↓717.9% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | -11.99% | -0.34% ↑97.2% | 1.99% ↑685.3% | 2.36% ↑18.6% | -15.20% ↓744.1% | -1.33% ↑91.3% | -5.25% ↓294.7% | 0.88% ↑116.8% | 2.64% ↑200.0% | -14.02% ↓631.1% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | -25.52% | 0.17% ↑100.7% | 3.21% ↑1788.2% | 1.51% ↓53.0% | -10.83% ↓817.2% | 3.77% ↑134.8% | -4.34% ↓215.1% | 2.06% ↑147.5% | 2.33% ↑13.1% | -5.12% ↓319.7% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 9,421万 | 1,037万 ↓89.0% | 1億 ↑1041.3% | 2億 ↑84.0% | -2,488万 ↓111.4% | 2億 ↑990.4% | -8,728万 ↓139.4% | 2億 ↑315.6% | 1億 ↓26.7% | -1億 ↓200.0% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | 6億 | -11億 ↓275.0% | 7,046万 ↑106.5% | 4億 ↑407.0% | -8,064万 ↓122.6% | -1億 ↓85.0% | -1億 ↑30.1% | 1,172万 ↑111.2% | 2,316万 ↑97.6% | -6,257万 ↓370.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -4,881万 | 591万 ↑112.1% | 1,566万 ↑165.0% | 101万 ↓93.5% | -7万 ↓106.7% | - | -1億 | -3億 ↓188.0% | -2億 ↑30.7% | 9億 ↑485.3% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 7億 | -11億 ↓250.6% | 2億 ↑117.5% | 6億 ↑204.5% | -1億 ↓118.4% | 7,236万 ↑168.6% | -2億 ↓364.8% | 2億 ↑204.3% | 2億 ↓19.5% | -2億 ↓224.5% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 29億 | 33億 ↑13.3% | 32億 ↓2.1% | 33億 ↑1.9% | 28億 ↓14.3% | 30億 ↑6.0% | 28億 ↓5.2% | 37億 ↑32.3% | 35億 ↓7.6% | 37億 ↑7.2% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 26億 | 26億 ↓0.1% | 27億 ↑3.4% | 28億 ↑2.9% | 24億 ↓15.4% | 23億 ↓1.7% | 22億 ↓6.4% | 22億 ↑1.5% | 23億 ↑4.1% | 18億 ↓22.7% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 91.30% | 80.40% ↓11.9% | 85.10% ↑5.8% | 85.80% ↑0.8% | 86.50% ↑0.8% | 82.10% ↓5.1% | 81.90% ↓0.2% | 62.50% ↓23.7% | 69.40% ↑11.0% | 51.70% ↓25.5% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。