当社グループは、当社(株式会社ビーグリー)及び連結子会社4社(株式会社ぶんか社、株式会社海王社、新アポロ出版株式会社、株式会社文友舎)により構成されております。
株式会社ビーグリーの既存事業を中心としたユーザー課金サービス及びその付帯サービスであるプラットフォームセグメントと、株式会社ぶんか社以下の既存事業を中心とした電子書籍、出版、付帯サービスであるコンテンツセグメントを展開しており、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるコンテンツプロデュースカンパニーを目指しております。
プラットフォームセグメントでは、スマートフォン・タブレットの急速な普及を背景に消費者行動への影響が飛躍的に拡大しているインターネットを活用しつつ、その特性を活かしてクリエイターのコンテンツ・プロダクトを配信するサービスや環境を提供しております。
コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サービス「ノベルバ」を展開しております。また、当社グループの資産・ノウハウを活用したIPプロデュースも推進しております。
コンテンツセグメントでは、女性向けの漫画ジャンルに強みを持ち、デジタルとの親和性の高い作品制作を通じてヒット作品の創出を行う等、ユーザーに対して新たな感動を与えられるようなコンテンツ創出を行っております。
さらに、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や利活用の拡大等コンテンツプロデュース機能の強化を図っております。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。プラットフォームセグメントの主力サービス「まんが王国」について「まんが王国」は、スマートフォンやタブレット、PCで手軽に漫画を楽しむことができるコミック配信サービスです。
2006年のサービス開始以来、ユーザーの皆さまに支えられ、コミック単行本換算で累計25億冊ダウンロードを超えるまでに拡大を続け、会員数は900万人(2025年2月時点)を突破しております(累計ダウンロード数は、無料タイトル及びコマ形式のタイトルを冊数換算したものを含んでおります)。
本サービスでは、出版社、プロダクション、及び作家等、タイトルの権利を保有若しくは管理する方々(ライセンサー)から利用許諾を獲得し、必要に応じてコンテンツの電子化を行います。
当社の特長は、電子書籍業界では一般的である電子取次会社経由ではなく、主に当社直接営業によりライセンサーから利用許諾の獲得を行う点にあります。また、このライセンサーとの直接の繋がりを活かした「まんが王国」連載作品の制作にも注力しております。
コンテンツの価格は1ポイント1円相当のポイント数で表示されており、ユーザーは予め会員登録をしてポイントを購入する必要があります。ポイントの購入は、お得な5大特典付きの月額コースと必要な時に必要な分だけ購入する方法の2通りあり、併用も可能です。
さらに、ポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行っており、その他お得なキャンペーンも随時実施しております。
また、通常サンプル以上を無料で読める「じっくり試し読み」を常時10,000冊以上(本書提出日現在)取り揃える等、限られた課金負担の中で、最大限漫画を楽しめるサービスを提供しております。
その結果、第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で、「お得感No.1」(最もお得に感じるサービス第1位)を獲得しております。
また、知名度やメディア露出を重視した品揃えにより需要を取り込む販売手法だけでなく、データを用いてターゲットに合った作品とクリエイティブで、プロモーションすることが特長です。
これらのノウハウと日々のユーザー行動データを蓄積することでそれぞれのユーザーに合った商品を提供できる書店として競合サービスとの差別化を図っております。「まんが王国」の事業系統図は、次のとおりであります。本サービスを推進するにあたって、当社グループが有する特長及び強みは次のとおりであります。
1.利用許諾(ライセンス)の獲得配信しようとするコンテンツは、まずその著作権者から利用許諾を得ることが必要です。
通常、著作権はその作家(漫画家・原作者)にあり、本来第三者に対してその利用許諾ができるのも作家ですが、電子書籍業界では、当該漫画タイトルを出版した出版社や取次会社経由で利用許諾を獲得して販売するケースがほとんどです。
しかしながら、当社はサービス開始時から著作権者である作家から直接、利用許諾を獲得する方法を中心に展開しております。
当社では、作家との直接契約に加えて、出版社を経由して許諾を獲得する場合においても、極力中間業者である取次会社を介さないことにより、出版社や作家と利用許諾について柔軟に交渉できる環境を有していると考えております。これらの直接契約は2,000件超となっております。
上記のような作家や出版社との関係により、以下の特長を有しております。
・無料購読タイトルを常時多数(本書提出日現在:10,000冊以上)揃えていること・電子未配信タイトルや、絶版タイトルの調達及び配信をスムーズに実施していること・「まんが王国」連載作品を創出すること・柔軟かつタイムリーな販促キャンペーンを実施していること・取次会社を経由しない場合は中間マージンが不要になり、著作権者と当社双方に高収益分配となること 2.コンテンツの販売「まんが王国」では、本サービスへの再訪や滞在時間増加を促し、ユーザーの利用を促進させるサービスの提供に努めております。
ポイントの購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行う等、利用頻度の高いユーザーがより満足できるサービス設計となっております。決済方法としては、月額課金は通信キャリア又はクレジットカード、従量課金は通信キャリア、クレジットカードのほか、QRコード決済等、多様な選択肢を用意しております。
加えて、自社開発のAIレコメンド機能や豊富なユーザーレビューを活用した独自推奨タイトルの提供を行っており、ユーザーの満足度向上とサービス利用継続に繋がっております。
3.データを用いたプロモーションとコンテンツ創出プロモーションについては、これまでのデータ分析とノウハウ蓄積によって、効果的なプロモーションだけでなくここでしか読めないコンテンツ創りを可能にしております。
4.自社開発によるビューアやレコメンド機能コンテンツの閲覧に使用するビューアは技術力を活かした自社開発ツールを採用しております。ページビュー、コマビュー形式のファイル閲覧が可能なNext Viewerという独自コミックビューアを自社で内製開発しております。
ページ捲り・見開き等コミック閲覧に不可欠な機能はもちろん、ダウンロード、虫めがね機能といった、より利便性を高める機能の提供によりユーザー体験を豊かにしていると考えております。
このビューアは、ネイティブアプリ型及びブラウザ型の2種類あり、ユーザーの環境や操作、及びコンテンツの形式に応じて適切なサービスを提供することも可能となっております。
また、「まんが王国」サイトでは自社開発によるAIレコメンド機能の実装により、ユーザーの作品購買と閲覧情報を基にした作品提案が可能となり、サイトの最適化に貢献しております。
コンテンツセグメントについてコンテンツセグメントにおける中核会社である「株式会社ぶんか社」は、女性向けの漫画ジャンルを得意とした総合出版社であります。近年ではデジタル出版を積極的に推進し、売上の大半をデジタル売上が占めるに至り、変化の激しいネットユーザーのトレンドに沿った作品創作に強みがあります。
なお、これらの作品は、当社サービス「まんが王国」等のブラウザコミック配信サービスはもちろん、他社電子書籍サービス及びマンガアプリにも提供を行っております。
これに、プラットフォームセグメントで蓄積したビッグデータやノウハウ、並びにグループ全体で持つ作家やクリエイターとの多数のコネクションを活用することで、ユーザーに支持される作品の創出及び制作を行っております。コンテンツセグメントの事業系統図は、次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
48.85/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 83億 | 90億 ↑7.6% | 92億 ↑2.4% | 104億 ↑13.2% | 124億 ↑19.0% | 186億 ↑50.6% | 187億 ↑0.4% | 191億 ↑2.0% | 184億 ↓3.3% | 167億 ↓9.4% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 8億 | 11億 ↑43.0% | 5億 ↓54.1% | 8億 ↑58.1% | 11億 ↑38.9% | 13億 ↑18.4% | 18億 ↑30.5% | 15億 ↓14.7% | 18億 ↑19.4% | 14億 ↓23.4% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 7億 | 11億 ↑45.2% | 5億 ↓54.4% | 8億 ↑63.8% | 10億 ↑21.9% | 12億 ↑21.4% | 16億 ↑33.8% | 14億 ↓10.4% | 17億 ↑19.8% | 13億 ↓23.5% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 4億 | 7億 ↑66.7% | 3億 ↓61.6% | 5億 ↑90.4% | 5億 ↓5.3% | 4億 ↓5.4% | 7億 ↑49.4% | 7億 ↑3.7% | 13億 ↑89.1% | 7億 ↓47.6% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 74.1円 | 114.7円 ↑54.7% | 43.8円 ↓61.8% | 84.5円 ↑93.1% | 79.5円 ↓5.8% | 74.8円 ↓6.0% | 111.3円 ↑48.8% | 114.7円 ↑3.1% | 220.0円 ↑91.8% | 122.4円 ↓44.4% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 12.20% | 16.33% ↑33.9% | 5.29% ↓67.6% | 10.33% ↑95.3% | 9.00% ↓12.9% | 8.20% ↓8.9% | 11.10% ↑35.4% | 10.40% ↓6.3% | 18.10% ↑74.0% | 8.80% ↓51.4% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 5.84% | 8.83% ↑51.2% | 3.67% ↓58.4% | 6.41% ↑74.7% | 2.38% ↓62.9% | 2.29% ↓3.8% | 3.49% ↑52.4% | 3.75% ↑7.4% | 7.54% ↑101.1% | 4.13% ↓45.2% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 9.44% | 12.55% ↑32.9% | 5.63% ↓55.1% | 7.86% ↑39.6% | 9.18% ↑16.8% | 7.22% ↓21.4% | 9.38% ↑29.9% | 7.85% ↓16.3% | 9.69% ↑23.4% | 8.18% ↓15.6% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 5億 | 13億 ↑187.8% | 3億 ↓76.7% | 17億 ↑442.4% | 9億 ↓46.5% | 16億 ↑74.6% | 24億 ↑51.1% | 19億 ↓21.8% | 23億 ↑25.9% | 15億 ↓34.3% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1億 | -8,005万 ↑30.0% | -6億 ↓694.6% | -4億 ↑42.1% | -39億 ↓969.0% | -3億 ↑91.6% | -2億 ↑25.8% | -2億 ↑29.1% | -2億 ↓41.1% | -2億 ↑9.3% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -5億 | -8,041万 ↑83.9% | -6億 ↓664.6% | -2億 ↑62.9% | 43億 ↑1986.6% | -9億 ↓121.6% | -15億 ↓57.3% | -11億 ↑26.2% | -18億 ↓67.2% | -11億 ↑36.7% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 3億 | 13億 ↑259.0% | -3億 ↓125.9% | 13億 ↑505.0% | -30億 ↓330.5% | 12億 ↑141.0% | 21億 ↑71.6% | 17億 ↓21.0% | 21億 ↑24.3% | 13億 ↓37.2% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 70億 | 77億 ↑10.3% | 71億 ↓7.6% | 78億 ↑9.1% | 197億 ↑154.6% | 195億 ↓1.4% | 190億 ↓2.2% | 184億 ↓3.4% | 173億 ↓5.9% | 166億 ↓4.3% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 33億 | 50億 ↑49.0% | 49億 ↓1.8% | 47億 ↓3.0% | 52億 ↑10.3% | 57億 ↑8.6% | 63億 ↑11.3% | 70億 ↑10.1% | 75億 ↑7.6% | 81億 ↑7.6% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 47.88% | 64.69% ↑35.1% | 68.72% ↑6.2% | 61.08% ↓11.1% | 26.50% ↓56.6% | 29.10% ↑9.8% | 33.20% ↑14.1% | 37.80% ↑13.9% | 43.30% ↑14.6% | 48.60% ↑12.2% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | 8.0円 | 12.0円 ↑50.0% | 15.0円 ↑25.0% | 23.0円 ↑53.3% | 42.0円 ↑82.6% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | 10.69% | 10.78% ↑0.8% | 13.07% ↑21.2% | 10.45% ↓20.0% | 34.32% ↑228.4% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。