当社グループは「森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢献します。」を経営理念とし、寛文3年(1663年)の創業以来、主たる業務であるケミカル事業と樹脂加工製品事業で事業基盤を構築してまいりました。
また、当社グループは、当社、連結子会社26社および関係会社6社により構成されており、自動車部品の「メーカー」機能と、化学分野における「商社」機能を併せ持つことを特徴としております。
樹脂加工製品事業では、主に自動車四輪部品の開発から生産・販売まで一貫して行い、高品質・高性能な製品づくりが可能な生産拠点をグローバルに展開することで、強固な生産・開発体制を構築しております。
また、ケミカル事業では、無機・有機薬品の基礎化学品から医農薬中間体、農薬・肥料、プラスチック、さらにはフィルム・シートの樹脂加工製品等、化学製品全般を取り扱っております。さらに、四国化工㈱による高機能多層フィルムや、五興化成工業㈱によるケミカル合成等、「ものづくり」も展開しております。
当社グループは各事業のシナジーを発揮し、化学品に対する知識や、グローバルな販売網を活かし、ケミカル事業から樹脂加工製品事業へ原材料供給やノウハウを共有するとともに、樹脂加工製品事業の製造ノウハウ・独自技術でお客様とともに高い価値を共創してまいります。
当社グループの事業内容および当社と主要な関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(1)樹脂加工製品事業 当事業は、当社ならびに連結子会社11社および関係会社1社で構成されており、主に自動車四輪部品(内装樹脂部品、外装樹脂部品等)の製造・販売を行っております。なお、海外子会社については、森六テクノロジー・オーバーシーズ・ホールディングス㈱を中間持株会社として管理を行っております。
当事業では、自動車四輪部品が軽量化に向けて鉄から樹脂への材料置換が進む中、大型樹脂部品の製造ノウハウや加飾技術を強みと考えており、日本・北米・中国・アジア四極のグローバルな生産・開発体制を特色としております。①主要製品 主力である自動車四輪部品の主要商品は以下のとおりであります。
区分 製品名 概要 特徴 内装樹脂部品 センターパネル 運転席と助手席の間にあるスイッチ類が収められている部分 ・木目調、金属調、高光沢、高輝度等、多種多様な意匠 ・より高い利便性や操作性を実現 センターコンソール 前席左右の間に設けられた箱状の収納部分 アウトレット エアコンの吹き出し部分 グローブボックス ダッシュボード(助手席前の部分)に付いている収納スペース ガーニッシュ 様々な箇所を飾る装飾パネルや加飾パーツ等の装飾品全般 外装樹脂部品 サイドシル ドア下に位置する部材で、シルとは敷居のこと ・ボディと一体化した樹脂部品を製造 ・高度な成形技術と塗装技術により、耐久性と併せて非常に高い外観品質を実現 カウルトップ フロントワイパー下の樹脂パーツ部分 テールゲートスポイラー 上下開きのバックドアのガラス上部に配置される樹脂パーツ部品 フロントグリル 車両前面の網目状の部分 フューエルフィラーリッド 給油口の蓋、カバーのこと ホイールアーチ 車輪部分の車体の切り欠きのこと ②開発・量産体制 顧客ニーズに対応するため、国内はもちろん北米・中国・アジアに事業を展開しており、グローバルでの設計・開発から量産までの一貫体制を構築しております。
主に自動車四輪樹脂部品の製造・販売を行っておりますが、熊本森六化成㈱では二輪車部品の製造・販売を中心としており、㈱ユーコウでは精密樹脂部品の製造・販売を行っております。
(製造拠点) 区分 国名・地域 会社名 国内 日本 森六㈱(関東工場、鈴鹿工場)、熊本森六化成㈱、㈱ユーコウ 海外 北米 Moriroku Technology North America Inc.、Listowel Technology, Inc. 中国 広州森六塑件有限公司、武漢森六汽車配件有限公司 アジア Moriroku Philippines, Inc.、Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd.、PT. Moriroku Technology Indonesia、Moriroku Technology India Pvt. Ltd. (開発拠点) 区分 国名・地域 会社名 国内 日本 森六㈱(開発センター) 海外 北米 Moriroku Technology North America Inc. 中国 広州森六塑件有限公司 アジア Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd. (2)ケミカル事業 当事業は、当社ならびに連結子会社15社および関係会社5社で構成されており、化学品・合成樹脂製品の販売・製造ならびに輸出入を行っております。
なお、海外子会社については、森六ケミカルズ・オーバーシーズ・ホールディングス㈱を中間持株会社として管理を行っております。
当事業は当社グループの祖業であり、創業から360年以上に亘って蓄積された化学品に対する知識、自ら樹脂加工を手掛けていることによる製造現場の理解、グローバルな販売網を特色としております。①分野別主要取扱商品 各分野別の主要取扱商品は以下のとおりであります。
分野 主要取扱商品 モビリティ 四輪車・二輪車用の原料、樹脂成形品(押出、射出) など 電機・電子 半導体材料、光学シート、LED材料、放熱材料 など ファインケミカル アクリル・ウレタン樹脂原料、医農薬中間体、触媒 など コーティング 塗料・インキ、工業薬品、環境エネルギー関連素材 など 機能素材 機能性化学品、医農薬中間体、高機能商材、スペシャリティ化学品 など 生活材料 住宅資材・建材、汎用樹脂、特殊コンパウンド、環境関連製品 など メディカル 医薬中間体、機能性化学品、輸液バッグフィルム、医療機器原料 など ヘルスケア 香料原料、ヘルスケア原料 など フード 食品原料、包装資材、農業用肥料・資材 など ②販売・製造体制 (販売拠点) 以下の販売拠点でグローバルに化学品・樹脂商品の輸出入・販売を行っております。
なお、森六アグリ㈱では主に肥料、農薬、農業被覆資材、農産物、飼料の販売を行っております。
区分 国名・地域 会社名 国内 日本 森六㈱、森六アグリ㈱、四国化工㈱ 海外 中国 森六(香港)有限公司、森六(上海)貿易有限公司、森六(広州)貿易有限公司、森六(天津)化学品貿易有限公司、四国化工(上海)有限公司 アジア Moriroku (Singapore) Pte., Ltd.、Moriroku (Thailand) Co., Ltd.、Moriroku Chemicals Korea Co., Ltd.、PT. Moriroku Chemicals Indonesia、Moriroku Chemicals India Pvt. Ltd.、 森六㈱(ベトナム駐在員事務所) 欧州 Moriroku Austria GmbH、森六㈱(イスラエル駐在員事務所、ドイツ駐在員事務所) 北米 Moriroku America, Inc. (製造拠点) 単に化学素材や製品の流通をグローバルにコーディネートするだけでなく、ひと手間加え、お客様のニーズに適った高い付加価値を有する様々な素材・製品を開発・提供する「ものづくり」を下表のとおり実践しております。
なかでも、四国化工㈱では多種多層のインフレーションフィルム成形のパイオニアとして、特殊な技術と品質管理により、様々な樹脂素材を組み合わせ、機能的なフィルムを製造しております。
耐熱性、耐久性、安全性、衛生性、ガスバリア性を有しており、食品分野では生肉、ハム・ソーセージの業務用食品包装フィルム、医療分野では機能性点滴バッグ(*)用フィルムを製造しております。
*機能性点滴バッグとは、1つの点滴バッグが最大で4室に分かれており、力を入れて押すと中央のシール部分が開通し、それぞれに入っている薬液や粉薬が使用直前に混合できるもの。
区分 国名・地域 会社名 事業概要 国内 日本 五興化成工業㈱ 塗料、染料、医農薬中間物の製造・販売 四国化工㈱ 高機能多層フィルムの製造・販売 アイ・エム・マテリアル㈱ 化学品・樹脂等の低温粉砕加工 中部化学㈱ 自動車用押出成形部品の製造・販売 海外 北米 M&C Tech Indiana Corporation 自動車用押出成形部品の製造・販売 アジア Namo Chemical Co., Ltd. リチウムイオン電池用絶縁スラリーの製造・販売 [事業系統図] (注)1.上図には連結子会社および持分法適用関連会社を表示しております。
2.連結子会社のうち、中間持株会社(森六テクノロジー・オーバーシーズ・ホールディングス株式会社および森六ケミカルズ・オーバーシーズ・ホールディングス株式会社)の2社は、上記系統図に含めておりません。
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
37.1/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 1,822億 | 1,896億 ↑4.0% | 1,708億 ↓9.9% | 1,555億 ↓9.0% | 1,288億 ↓17.1% | 1,420億 ↑10.2% | 1,456億 ↑2.5% | 1,462億 ↑0.4% | 1,339億 ↓8.4% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 94億 | 87億 ↓7.8% | 55億 ↓36.7% | 57億 ↑3.2% | 28億 ↓49.8% | 13億 ↓53.1% | 57億 ↑327.4% | 41億 ↓27.5% | 46億 ↑12.2% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 93億 | 88億 ↓4.6% | 57億 ↓35.8% | 56億 ↓1.3% | 30億 ↓47.0% | 16億 ↓46.2% | 62億 ↑287.4% | 22億 ↓64.4% | 40億 ↑81.2% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 69億 | 60億 ↓13.3% | 36億 ↓39.3% | 5億 ↓86.8% | 43億 ↑808.6% | 14億 ↓66.7% | 31億 ↑114.2% | -78億 ↓350.0% | 25億 ↑132.3% |
| 収益性 | |||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 446.0円 | 369.4円 ↓17.2% | 212.9円 ↓42.4% | 22.7円 ↓89.3% | 258.9円 ↑1041.6% | 86.3円 ↓66.7% | 200.9円 ↑132.7% | -532.4円 ↓364.9% | 170.8円 ↑132.1% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 11.56% | 9.28% ↓19.7% | 5.37% ↓42.1% | 0.56% ↓89.6% | 6.11% ↑991.1% | 1.92% ↓68.6% | 4.18% ↑117.7% | -15.19% ↓463.4% | 3.77% ↑124.8% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 5.16% | 4.67% ↓9.5% | 2.96% ↓36.6% | 0.36% ↓87.8% | 3.17% ↑780.6% | 1.10% ↓65.3% | 2.21% ↑100.9% | -6.22% ↓381.4% | 2.02% ↑132.5% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 5.17% | 4.58% ↓11.4% | 3.22% ↓29.7% | 3.65% ↑13.4% | 2.21% ↓39.5% | 0.94% ↓57.5% | 3.92% ↑317.0% | 2.83% ↓27.8% | 3.46% ↑22.3% |
| キャッシュフロー | |||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 154億 | 184億 ↑19.3% | 60億 ↓67.1% | 97億 ↑60.4% | 34億 ↓64.6% | 95億 ↑176.5% | 148億 ↑55.5% | 93億 ↓36.7% | 77億 ↓17.4% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -88億 | -72億 ↑18.5% | -129億 ↓78.9% | -53億 ↑59.1% | -11億 ↑78.3% | -53億 ↓365.9% | -66億 ↓24.8% | -38億 ↑43.4% | -75億 ↓101.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 16億 | -90億 ↓677.2% | -1億 ↑98.8% | 16億 ↑1558.0% | -28億 ↓272.9% | -53億 ↓88.0% | -72億 ↓36.0% | -64億 ↑11.3% | -44億 ↑30.9% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 66億 | 112億 ↑70.1% | -68億 ↓161.0% | 44億 ↑165.0% | 23億 ↓48.3% | 42億 ↑82.4% | 81億 ↑94.4% | 56億 ↓31.2% | 2億 ↓96.9% |
| 財務 | |||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 1,338億 | 1,281億 ↓4.3% | 1,225億 ↓4.3% | 1,329億 ↑8.5% | 1,371億 ↑3.2% | 1,318億 ↓3.9% | 1,406億 ↑6.6% | 1,246億 ↓11.3% | 1,237億 ↓0.7% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 548億 | 586億 ↑7.0% | 605億 ↑3.2% | 598億 ↓1.1% | 617億 ↑3.1% | 603億 ↓2.3% | 608億 ↑0.8% | 511億 ↓16.0% | 511億 ↑0.0% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 48.86% | 51.77% ↑6.0% | 53.25% ↑2.9% | 51.78% ↓2.8% | 51.55% ↓0.4% | 52.60% ↑2.0% | 53.44% ↑1.6% | 51.08% ↓4.4% | 53.46% ↑4.7% |
| 配当 | |||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 90.0円 | 94.0円 ↑4.4% | 94.0円 ↑0.0% | 50.0円 ↓46.8% | 94.0円 ↑88.0% | 100.0円 ↑6.4% | 100.0円 ↑0.0% | 105.0円 ↑5.0% | 115.0円 ↑9.5% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 20.18% | 25.45% ↑26.1% | 44.15% ↑73.5% | 220.46% ↑399.3% | 36.30% ↓83.5% | 115.82% ↑219.1% | 49.76% ↓57.0% | - | 67.33% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。