当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(Ricksoft,Inc.)の計2社で構成されており、「イノベーションをおこしてあらゆる人の可能性を最大化する」をミッションとして掲げております。
「お客様のビジネスがグローバルでも競争力を持つように、世界のビジネスシーンで活用されている優れたデジタル環境を日本企業でも活用し、生産性を上げイノベーションを起こして欲しい」という想いや「そこで得られたノウハウから生まれた自社開発プロダクトを世界に向けて提供したい」という考えを持ち、お客様のビジネス課題に対し調査・分析から設計・構築・稼働・運用に至る一連のサービスを提供する「ツールソリューション事業」を主な事業としております。
当社グループは、強みであるテクノロジーソリューションを基盤としつつ、今後はAI技術の活用やプロフェッショナルサービスの提供をさらに強化してまいります。当社グループが販売するのは、グローバルで評価の高いデジタルツール群です。
これらはそれぞれ様々な用途で使われますが、当社グループで最も販売実績のあるAtlassian社のソフトウェアは、主にプロジェクトの工程管理や課題管理として使用されます。Atlassian社の製品の特徴の1つでもある操作性の良さ、AI機能の充実などから、利用者層の広がりをみせております。
当社グループが提供するツールソリューション事業とは、単純に海外の便利なソフトウェアを仕入れ、それをそのまま国内の顧客にライセンス提供するのではなく、顧客の抱える問題・課題の解決や、顧客の要望・要求を満たすため、ソフトウェアとともに、利用環境の構築、ソフトウェアの機能追加(カスタマイズ)、ユーザー向けの研修など様々なサービスと組み合わせて提供することを意味します。
例えば、顧客にソフトウェアをカスタマイズしたいといった要望があればSIサービス(注1)、利用環境を自社で管理できないといった課題があればマネージドサービス、場合によってはそれらを組み合わせて顧客が最適な環境でビジネスに取り組めるよう各種サービスを提供しております。
当社グループでは、提供する製品・サービスの内容により、「テクノロジーソリューション」、「プロフェッショナルサービス」、「自社プロダクト」の3つに区分しております。なお、当社グループのセグメントはツールソリューション事業の単一事業であり、セグメント情報の記載を省略しております。
(1)区分別の製品・サービス内容は次のとおりであります。①テクノロジーソリューション 主にAtlassian社のソフトウェアを利用し、お客様のビジネス課題解決のためにベストプラクティスを盛り込んだ提案とライセンス販売を行っております。
主な収益モデルとしては、顧客の新規導入時にAtlassian社から当社がライセンスを仕入れ、顧客に対してライセンスの再販を行っております。また、翌月もしくは翌年以降のライセンス更新時には、基本的に初期購入時と同額のライセンス費用が顧客に発生します。
なお、Atlassian社の資格保持者数の条件等によりAtlassianパートナーランク(注2)が決まり、お客様はAtlassianパートナーを選ぶ際の1つの判断材料としてパートナーランクを利用しています。
②プロフェッショナルサービス 主にAtlassian社のソフトウェアを導入されたお客様に対し、技術的な専門性サービスを提供しています。具体的には以下に示すようなSIサービスを提供しています。
当社は日本でもっとも多くのAtlassian認定技術者を抱えており、高度な要望やAI等の先進的要望に応えることが可能となっています。お客様が当社を選ぶ大きな理由の1つとなっています。主な収益モデルは個別見積り後の役務提供を行いお客様から検収を受けております。
ただし運用のサポート系サービスは、契約期間の間、役務提供を行っております。
Fit&Gap分析(注3) 設計 構築 稼働 運用 ・お客様課題と要件の ヒアリング・費用対効果の見積 ・ワークフロー設計・画面設計 ・インストール・各種カスタマイズ・アドオン開発(注4)・運用スクリプト開発 (注5) ・システムテスト支援・ドキュメント作成支援・利用手順書作成支援・本番移行後の技術支援 ・ヘルプデスク・研修サービス ユーザー向け研修 管理者向け研修・有償サポート また、上記運用支援を提供する代わりに、お客様に代わって運用代行も行っております。
専任技術者が24時間365日運用管理するフルマネージドクラウドサービスとなっております。当社が提供するマネージドサービスは、RickCloudという名称でブランド展開しています。主な収益モデルとしては、クラウド上の運用代行費用を受領しております。
③自社プロダクト Atlassian製品の主力製品であるJiraやConfluenceへの拡張機能となるアドオン製品を自社開発し、Atlassian Marketplaceにて販売しております。
拡張機能とは、Atlassian製品の標準機能では実現できない機能を独自に開発したソフトウェアにより実現することです。
「WBS Gantt-Chart for Jira」を例にしますと、Jiraの一覧表示では実現できないWBS(注6)やガントチャート(注7)という機能をJiraに持たせることが可能になります。主な収益モデルとしては、新規購入時に製品毎のライセンス費用を受領しております。
また、翌月もしくは翌年以降のライセンス更新時には、基本的に初期購入時と同額のライセンス費用を受領しております。なお、Atlassian Marketplaceの使用料として、Atlassian社に対して製品ごとに決められた手数料を支払っております。
2026年2月28日現在、「WBS Gantt-Chart for Jira」を含めた自社開発プロダクトは国内のみならず海外へ販売し、他の製品も含め魅力的な機能拡充を続けております。
海外子会社であるRicksoft,Inc.は、強力な海外ライバル製品に負けないよう、海外ユーザーが要望するUI/UX(注8)の改善に取り組み、今後もユーザーの要望を取り込む方針で製品強化を行ってまいります。
また、Jiraの「表形式での課題編集機能をサポートしていない」という弱点を補うアドオンとして「Excel-like Issue Editor for Jira」を開発し、表計算ソフトの課題管理に近い感覚でJiraの課題を編集することが可能となりました。
(2)当社グループ各社の事業と位置付けは次のとおりであります。当社グループにおいて、当社は東京、名古屋を拠点としてツールソリューション事業を行っており、Ricksoft,Inc.は米国を拠点とし、自社開発したプロダクトをAtlassian Marketplace経由にてグローバルに販売しております。
注1.SI(システムインテグレーション)システムの導入に関して、分析から開発、運用に至るまでのサービスを指す。注2.パートナーランクAtlassian社がパートナーの認定技術者数等に応じて設定しているランクを指し、高いランクからプラチナ、ゴールド、シルバーの3種類がある。
注3.Fit&Gap分析お客様の業務とツールの機能との適合部分(Fit)と乖離部分(Gap)を調べる作業で、追加開発が必要な機能の洗い出しを実施すること。注4.Add-Onツールの機能を拡張する為のアプリケーションのこと。プログラミング言語により開発され、ファイルとして提供される。
注5.運用スクリプトツールに簡易的な機能を追加するために記述するプログラムのこと。直接記述するだけですぐに動作するという特徴がある。注6.WBS(Work Breakdown Structure)プロジェクトの各工程を担当者毎の作業レベルにまで分類し木構造にまとめたもの。
注7.ガントチャートプロジェクト管理で用いられる表の一種で、工程毎の計画と進捗が横棒によって表現されたもの。
注8.UI/UXUIは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略でコンピュータシステムあるいはコンピュータプログラムと人間(ユーザー)との間で情報をやり取りするための方法、操作、表示といった仕組みの総称。
UXは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で製品やサービスの利用を通じて得られる体験の総称。事業の系統図は、次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
31.8/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 25億 | 31億 ↑24.4% | 44億 ↑43.5% | 43億 ↓2.8% | 56億 ↑30.5% | 75億 ↑33.2% | 90億 ↑20.7% | 109億 ↑20.4% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 4億 | 4億 ↑8.3% | 6億 ↑49.6% | 4億 ↓27.3% | 5億 ↑25.0% | 7億 ↑21.7% | 5億 ↓31.1% | 4億 ↓17.8% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 4億 | 4億 ↑4.3% | 6億 ↑49.3% | 5億 ↓25.1% | 6億 ↑26.0% | 7億 ↑19.3% | 5億 ↓31.8% | 4億 ↓22.7% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 3億 | 3億 ↑13.0% | 4億 ↑54.3% | 3億 ↓26.7% | 4億 ↑29.7% | 3億 ↓36.5% | 4億 ↑32.2% | 3億 ↓25.8% |
| 収益性 | ||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 128.3円 | 68.5円 ↓46.6% | 103.6円 ↑51.1% | 74.5円 ↓28.0% | 94.4円 ↑26.6% | 59.2円 ↓37.3% | 78.6円 ↑32.9% | 58.7円 ↓25.4% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 35.50% | 23.80% ↓33.0% | 26.70% ↑12.2% | 15.70% ↓41.2% | 17.90% ↑14.0% | 10.30% ↓42.5% | 12.30% ↑19.4% | 8.30% ↓32.5% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 17.20% | 15.03% ↓12.6% | 14.07% ↓6.4% | 11.15% ↓20.8% | 9.27% ↓16.9% | 4.51% ↓51.3% | 5.32% ↑18.0% | 2.74% ↓48.5% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 14.96% | 13.03% ↓12.9% | 13.58% ↑4.2% | 10.15% ↓25.3% | 9.73% ↓4.1% | 8.89% ↓8.6% | 5.07% ↓43.0% | 3.46% ↓31.8% |
| キャッシュフロー | ||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 4億 | 3億 ↓18.3% | 5億 ↑51.2% | 2億 ↓66.3% | 10億 ↑506.8% | 1億 ↓89.7% | 4億 ↑276.3% | 7億 ↑84.8% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -590万 | -4,283万 ↓625.8% | -836万 ↑80.5% | -4,679万 ↓459.7% | -2,739万 ↑41.5% | -3,651万 ↓33.3% | -1億 ↓283.7% | -3,467万 ↑75.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 3億 | 2億 ↓39.3% | 1,865万 ↓87.8% | 2,274万 ↑21.9% | 1,810万 ↓20.4% | 741万 ↓59.1% | -9,130万 ↓1332.4% | - |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 4億 | 3億 ↓28.3% | 5億 ↑71.8% | 1億 ↓75.6% | 10億 ↑731.2% | 6,377万 ↓93.3% | 2億 ↑272.0% | 7億 ↑179.2% |
| 財務 | ||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 15億 | 19億 ↑29.3% | 32億 ↑64.9% | 29億 ↓7.5% | 46億 ↑55.9% | 60億 ↑30.5% | 67億 ↑11.9% | 96億 ↑44.2% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 10億 | 14億 ↑45.3% | 19億 ↑32.3% | 23億 ↑18.4% | 25億 ↑9.2% | 27億 ↑11.2% | 30億 ↑9.7% | 33億 ↑9.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 66.60% | 74.80% ↑12.3% | 60.00% ↓19.8% | 76.90% ↑28.2% | 54.10% ↓29.6% | 46.40% ↓14.2% | 45.40% ↓2.2% | 34.40% ↓24.2% |
| 配当 | ||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。