当社グループは「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というビジョンの下、①個人ユーザーがオンライン上でeギフトを購入することができる『giftee』サービス、②法人がキャンペーン等での利用を目的にeギフトを購入することができる『giftee for Business』サービス、③eギフト発行企業(飲食店・小売店等)がeギフトの生成・流通・販売・決済・実績管理を行うことができるシステム『eGift System』をSaaSで提供する『eGift System』サービス、④地域通貨の電子化ソリューションを提供する『地域通貨サービス』の主に4つのサービスを提供しており、これら全体を「eギフトプラットフォーム事業」と定義して、eギフトの生成・流通・販売を一気通貫で行っております。
<eギフトプラットフォーム概念図> (注1)「SaaS」とは、「Software as a Service」の略称であり、サービス提供者がアプリケーションソフトウエアの機能をクラウド上で提供し、ユーザーはネットワーク経由で当該機能をサービスとして利用する形態を指します。
(注2)一般消費者に対してeギフトを販売するサービスを行っている企業を指します。当社グループは、スマートフォン等のオンライン上で送付・使用することができるeギフトの生成・流通・販売を行っております。
個人・法人・自治体等の間におけるオンラインでのコミュニケーション機会は年々増加の傾向にあり、オンラインコミュニケーションのツールとしてのeギフトの需要が拡大しております。
こうした環境の中、当社グループは「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というビジョンの下、①個人向けの『giftee』サービス、②法人向けの『giftee for Business』サービス、③eギフトの生成システムを提供する『eGift System』サービス、及び④主に自治体向けに地域通貨等の電子化のソリューションを提供する『地域通貨』サービスの4つのサービスを展開しております。
当社グループは、eギフトプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
サービス別の販売実績は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ④生産、受注及び販売の実績」に記載のとおりであります。
① 『giftee』サービス(当社)『giftee』サービスは、メールやSNSを通じて個人間でギフトを贈ることができるサービスを提供しております。
ギフトを贈りたい個人(贈る方)は、『giftee』のアプリ又はWebブラウザ上でeギフトを選択して、クレジットカードやキャリア決済等によりeギフトを購入し、メールやSNSを通じてURL形式で送付することができます。
受け取る方は受け取ったギフトの交換画面を店頭で提示することで商品との交換ができ、また、贈る方が送付する際には、「誕生日おめでとう」や「ありがとう」といった内容のメッセージカードとテキストのメッセージを付すことも可能です。
『giftee』サービスが取り扱っている商品は、4,700種類以上あり、贈る方も受け取る方も負担にならないカジュアルな商品ラインナップが多いことが特徴です。更に、受け取る方が入力した住所に商品を配送するといった配送型のギフトも取り扱っており、受け取る方の住所を知らなくてもギフトを贈ることができます。
当社は、『giftee』サービスにてeギフトを個人に販売した場合、当該eギフトの発行企業から、当該eギフトの販売手数料を受領しております。『giftee』は、2011年3月にサービスを提供して以降、着実に会員数(注1)を伸ばし、会員数は253万人に達しております(2025年12月末時点)。
(注1)「会員数」は、『giftee』に会員登録したユーザーの累計数であります。
<『giftee』累計会員数推移> 2021年12月末 2022年12月末 2023年12月末 2024年12月末 2025年12月末 累計会員数(万人) 184 196 214 232 253 以上述べた事項を図によって示すと次のとおりであります。
② 『giftee for Business』サービス(当社、GIFTEE MALAYSIA SDN.BHD.、Giftee Mekong Company Ltd.、PT giftee International Indonesia.)『giftee for Business』サービスは、販促活動等においてインセンティブを配布したい法人等に対してeギフト及びその配布ツールを提供しております。
『giftee for Business』の活用シーンは多様で、例えば、来店促進のソリューション(保険会社や金融機関等来店のお礼、モデルルームや住宅展示場、各種イベントやセミナーなどへの来場(事前Web予約等)のお礼など)、キャンペーンやプレゼントの賞品(アンケートキャンペーンやプレゼントキャンペーン、懸賞の賞品など)、自社サービスの利用のお礼(保険/引っ越しの一括見積、学校/教材等における資料請求などWebサイト内のサービスの利用者へのプレゼント、レンタカー会社や宿泊施設等のギフト券付きプランなど)、その他サイト内のポイント交換や社内の報酬制度等、様々なビジネスソリューションとして幅広くご活用いただいております。
従来、同様のシーンでは、プレゼント商品として、プラスチックや紙の金券等が利用されることが多く、在庫管理や梱包、包装、郵送代金、また、それに伴う事務作業等、プレゼント商品の代金以外に様々なコストが発生していました。
『giftee for Business』の活用により、一連の作業は、メールやSNSなどでeギフトのURLをお客様に送信するのみで完了するため、従来発生していた配送費、在庫管理費、梱包費や人件費及びそれらに伴う間接コストを削減することが可能となります。
また、2017年8月から、法人等がeギフト配付の際に活用できるキャンペーンツールである『Giftee Campaign Platform』サービスの提供を開始しました。
例えば、法人の公式SNSアカウントを登録すると当該登録を行なった個人のSNSアカウントにeギフトを自動的に付与する仕組みや、アンケートに回答すると抽選に応募でき、当該抽選に当選した個人のみにeギフトを付与する仕組み等、法人がキャンペーンをより効率的に実施することが可能になります。
当社グループは、『giftee for Business』サービスの利用企業から、eギフトの発行手数料を受領すると共に、当該eギフトの発行企業から、当該eギフトの販売手数料を受領しております。
『giftee for Business』は、2016年4月にサービスを提供して以降、着実に利用企業数を伸ばしております。当連結会計年度における『giftee for Business』サービスの利用企業数は2,276社となっております。以上述べた事項を図によって示すと次のとおりであります。
③ 『eGift System』サービス(当社、GIFTEE MALAYSIA SDN.BHD.、Giftee Mekong Company Ltd.、PT giftee International Indonesia.)『eGift System』サービスは、飲食店・小売店等の法人がeギフトの生成・流通・販売・決済・実績管理を行うことができるシステムをSaaSで提供しております。
『eGift System』を導入することで、飲食店・小売店等の法人が自社のeギフトを自社のホームページやスマートフォンアプリで販売することができるだけでなく、当社グループの提供する『giftee』や『giftee for Business』、その他eギフトサービス提供会社に対して、eギフトを販売することが可能となります。
『eGift System』導入企業は、これらの流通チャネルを通じたギフト需要を獲得することができるだけでなく、eギフトを利用するために来店する個人消費者の併売も期待できます。
『eGift System』で生成されたeギフトは、スマートフォン画面にバーコードを表示させた上で店頭のバーコードリーダーで読み取ること等で決済し、商品やサービスと交換されます。なお、店頭で決済されたeギフトは、リアルタイムに消込(注1)を行うことで、二重利用を防止します。
当社グループは、『eGift System』を導入いただいた企業から、システム利用料を受領しております。
『eGift System』は、2014年1月にサービスを提供して以降、着実に導入企業数を伸ばし、2025年12月末現在の利用企業数は302社、当連結会計年度におけるeギフト流通額は1,047億円となっております。
<eGift System概念図> (注1)消込とはeギフトを利用済にする処理を指します。④ 地域通貨サービス(当社)地域通貨サービスは、従来の紙やカードで発行されていた、特定の地域でのみ使える通貨や商品券(以下、「地域通貨」といいます。
)をスマートフォンを用いて流通させるソリューションを提供しております。電子化された地域通貨は、紛失や盗難のリスクが低く、また、決済後は自動的に登録口座に入金されるため、加盟店のオペレーションの軽減につながります。
更に、電子通貨の販売・利用の実績は全てリアルタイムでシステム内で一元管理されるため実績や履歴などのデータを即時・自動で集計することが可能です。2016年10月には、長崎県の五島列島で発行されている地域通貨『しまとく通貨』の電子化を行いました。
2017年9月には、東京都の11の離島で使用できる『しまぽ通貨』の電子化を行い、現在まで継続してサービスを提供しております。また、2020年10月には、「Go To トラベル」地域共通電子クーポンの発行・受取管理システムの提供を一括受注し、全国へサービス提供しております。
当社グループは、地域通貨サービス等を導入いただいた地域通貨の発行主体から、システム利用料を受領しております。
⑤ 『YouGotaGift.com Ltd.』サービス(YouGotaGift.com Ltd.他3社)『YouGotaGift.com Ltd.』のサービスは、①gifeeサービス、②giftee for Businessサービス、③eGiftSystemサービスと同様のサービスを、アラブ首長国連邦及びサウジアラビアを主な対象地域として展開しております。
⑥ 『Sow Experience』サービス(ソウ・エクスペリエンス株式会社)『Sow Experience』サービスは、体験ギフトサービスを提供しております。体験ギフトとは、美容などのサービス、スポーツやレジャー、飲食店での食事や宿泊施設の利用等「体験」というサービスをギフトとして贈るものです。
体験ギフトは紙又はデジタルカタログとして、実店舗及びECサイト等で販売しており、体験ギフトサービスが利用された加盟店から、販売手数料を受領しております。
⑦ その他サービス(株式会社paintory、Brewtope株式会社他)株式会社paintoryは、カスタムアパレルを制作したいクリエイター等に対し、在庫リスクなくオリジナルアパレルのデザイン、ストア開設・販売・配送を一気通貫で支援するプラットフォームサービスの提供、また、法人向けのカスタムアパレルの制作、販売を行っております。
同社は、プラットフォームを利用したクリエイター等から、商品代、加工料及びシステム利用料を受領しております。
Brewtope株式会社は、全国340社以上のクラフトビールのブルワリーとの連携により、個人向けのクラフトビールのサブスクリプションサービス「otomoni」の運営、飲食店や法人向けのクラフトビールの販売を行っております。
同社は、サブスクリプションサービス利用者から、サービス利用料、飲食店や法人から商品代を受領しております。以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。<事業系統図> (注1)特定のWebサイトで決済手段として使用できるデジタルコードを当社が仕入れている企業です。
(注2)一般消費者に対してeギフトを販売するサービスを行っている企業です。(注3)一般消費者に対して体験サービスを提供している企業です。(注4)加工のためのアパレル製品を株式会社paintoryが仕入れている企業です。(注5)Brewtope株式会社が商品を仕入れている企業です。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
44.77/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 18億 | 31億 ↑74.4% | 37億 ↑20.9% | 47億 ↑26.8% | 72億 ↑53.0% | 96億 ↑32.2% | 141億 ↑48.1% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 5億 | 11億 ↑105.7% | 3億 ↓72.1% | 4億 ↑17.3% | 13億 ↑250.0% | 17億 ↑37.6% | 26億 ↑49.3% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 5億 | 11億 ↑111.0% | 2億 ↓77.5% | 4億 ↑41.5% | 12億 ↑252.0% | 16億 ↑27.4% | 22億 ↑39.8% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 4億 | 8億 ↑95.7% | 1億 ↓80.3% | 300万 ↓98.0% | 1億 ↑4033.3% | -5億 ↓511.3% | 10億 ↑289.0% |
| 収益性 | |||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 15.8円 | 28.5円 ↑80.8% | 5.5円 ↓80.7% | 0.4円 ↓93.1% | 4.4円 ↑1065.8% | -17.3円 ↓491.2% | 31.5円 ↑281.8% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 16.60% | 19.10% ↑15.1% | 2.50% ↓86.9% | 0.10% ↓96.0% | 1.60% ↑1500.0% | -6.50% ↓506.2% | 11.60% ↑278.5% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 8.84% | 12.13% ↑37.2% | 0.78% ↓93.6% | 0.02% ↓97.4% | 0.56% ↑2700.0% | -1.24% ↓321.4% | 2.16% ↑274.2% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 30.45% | 35.91% ↑17.9% | 8.28% ↓76.9% | 7.66% ↓7.5% | 17.53% ↑128.9% | 18.24% ↑4.1% | 18.40% ↑0.9% |
| キャッシュフロー | |||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 7,428万 | 9億 ↑1140.5% | 3億 ↓65.9% | 4億 ↑35.1% | -37億 ↓980.7% | -36億 ↑3.8% | 111億 ↑408.6% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1億 | -9億 ↓516.7% | -35億 ↓296.6% | -14億 ↑61.0% | -10億 ↑23.9% | -15億 ↓46.4% | -17億 ↓10.1% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 20億 | 6,321万 ↓96.9% | 110億 ↑17247.1% | -6,400万 ↓100.6% | -1億 ↓59.4% | 110億 ↑10881.4% | -34億 ↓131.3% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | -6,968万 | 3,375万 ↑148.4% | -32億 ↓9601.9% | -10億 ↑70.4% | -48億 ↓403.2% | -51億 ↓7.2% | 94億 ↑283.5% |
| 財務 | |||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 44億 | 62億 ↑42.6% | 189億 ↑205.4% | 198億 ↑4.3% | 222億 ↑12.1% | 412億 ↑85.8% | 447億 ↑8.5% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 35億 | 44億 ↑23.1% | 76億 ↑75.2% | 77億 ↑1.1% | 79億 ↑2.7% | 75億 ↓5.4% | 84億 ↑12.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 81.20% | 70.00% ↓13.8% | 40.30% ↓42.4% | 39.50% ↓2.0% | 36.00% ↓8.9% | 18.50% ↓48.6% | 18.90% ↑2.2% |
| 配当 | |||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | 10.0円 | 13.0円 ↑30.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | 41.26% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。