当社グループは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションとして掲げ、ネットショップ作成サービス「BASE」及び購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供するPAY.JP事業、資金調達サービス「YELL BANK」等を提供するYELL BANK事業、越境ECサービス「want.jp」を提供するwant.jp事業及び伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を提供するEストアーショップサーブ事業を展開しており、これらのサービスを通して、個人及びスモールチームをエンパワーメントすること、スタートアップ企業を支援することに注力しております。
(1) BASE事業「BASE」は、誰でも簡単にネットショップが作成できるWebサービスで、ものづくりを行う個人にとどまらず、ビジネスを展開する法人、地方自治体をはじめとする行政機関にもご利用いただいています。
「BASE」では、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、当社が提供するデザインテンプレートを選択するだけで、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップを作成することができます。
また、ネットショップ運営の課題となっていた決済機能の導入に係る時間を短縮する仕組みとして、当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」を提供し、ネットショップの開設から決済機能の導入までをワンストップで提供することで、これまでネットショップの作成時間、運営費用、Web技術等様々な理由で、ネットショップを始めることが困難だった方でも、手軽にネットショップの開設・運営を始めることができる仕組みを構築しております。
ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。なお、「BASE」及び「Pay ID」の主な特徴は、以下のとおりであると考えております。
A) 全てのショップに最適な料金体系ネットショップの初期導入費用及び月額運営費用が無料の月額無料プランでは、ネットショップの作成から運営まで無料でできるため、誰でもかんたんにネットショップの開設・運営を始めることができます。
さらに、成長意欲が高く、売上規模が大きなショップは、サービス利用料を固定金額で支払う月額有料プランを利用することでランニングコストを抑制することが可能です。なお、月額無料プランは「スタンダードプラン」、月額有料プランは「グロースプラン」として提供しております。
また、2025年7月にショッピングアプリ「Pay ID」を介しての販売に一律の手数料を新設しております。
月額無料プラン 月額有料プラン Web サービス利用料 決済金額に対して3.0% 月額 19,980円 決済手数料(注1) 決済金額に対して3.6%~+1回あたり40円 決済金額に対して2.9%~ ショッピングアプリ「Pay ID」 サービス利用料 決済金額に対して5.9% 決済手数料 決済金額に対して3.6%+1回あたり40円 (注1)Amazon Pay決済及びPayPal決済を利用された場合は、追加でシステム手数料相当額1%を受領しています。
(注2)ショップの売上代金を引き出す際に、別途引出申請手数料を受領しています。
B) 「BASEかんたん決済」当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」は、あと払い(Pay ID)、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy決済、キャリア決済、銀行振込決済、PayPay決済、Amazon Pay決済、PayPal決済の8つの決済方法を、最短翌営業日からという短い時間で、「BASE」により開設したネットショップに導入することができます。
一般的に、ネットショップを始める際には、ネットショップの開設の他に決済機能の導入も併せて行う必要があり、ショップオーナーは、決済会社との間で、別途個別契約の締結や銀行口座の用意が必要など、ネットショップの運営開始までの間に煩雑な手続きを行わなければなりません。
「BASE」を用いてネットショップ開設をしたショップオーナーは、これらの煩雑な手続きを行うことなく、「BASEかんたん決済」の利用申請を行うだけで、決済機能を導入することができます。
なお、「BASEかんたん決済」は、エスクロー決済(注)であり、「BASE」を利用しているショップとそのショップで買い物をされる購入者とが安心して取引できるよう、当社が仲介することで取引の安全性を確保しております。(注) エスクロー決済とは、取引の安全性を確保するための仲介サービスです。
C) 誰でもかんたんに使える機能 「BASE」では、はじめての方でもかんたんに使えるシンプルな標準機能に加え、多様なニーズに合わせてショップをかんたんに拡充できる拡張機能「BASE Apps」等を提供しております。
ネットショップ運営に必要な基本機能は、標準機能としてすべてのショップに対して提供しており、はじめてネットショップを作成される方でもかんたんに操作することができます。
また、「BASE Apps」は「BASE」をより便利にご利用頂くための拡張機能であり、目的や必要に応じてネットショップの機能をかんたんに拡充できるシステムです。「BASE Apps」をご利用頂くことによって、ショップの成長に伴うニーズの多様化に対応することが可能になります。
D) ショッピングサービス「Pay ID」ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。
購入者は、ショッピングアプリ「Pay ID」を利用して、お気に入りのショップから新作入荷の通知やクーポン配布の通知の受け取りやお買いものの記録の一元管理などの、ショッピング体験のサポートを受けられます。
また、「Pay ID」の決済機能では、登録した情報でクイックにワンクリック決済ができ、さらに、お買いものを翌月まとめてお支払い「Pay ID あと払い」が利用可能です。ショップは、ショッピングサービス「Pay ID」を通じて、新規顧客の獲得が期待できます。
また、商品の入荷などをお知らせすることで、自動でお客様に情報が届き、リピーターの強化を図ることが可能です。加えて、「Pay ID」の負担によるキャンペーンの実施及び「Pay ID」ポイントの提供を通じて売上の向上が期待できます。「BASE」を利用しているショップオーナーの特徴は以下のとおりであります。
なお、本特徴は、当社が2025年10月に実施したアンケート調査に基づいております(有効回答数1,083ショップ)。A) 少人数でのショップ運営 ネットショップの運営人数は、「1名」が77.4%、「2名~4名」は21.9%であり、全体の9割以上が4名以下の少人数でネットショップを運営しております。
B) 個人でのショップ運営 個人と法人の利用割合では、個人でネットショップを運営しているショップオーナーが71.5%、法人が28.5%であります。
この結果について、当社では、法人はもちろんのこと、初期費用や月額費用が無料であり、商品が売れない時期からコストが先行するリスクなくネットショップ運営に挑戦できる環境が、個人やスモールチームの利用しやすさに繋がっていると考えております。
C) オリジナル商品の販売が多い 「BASE」で販売されている商品のうち、オリジナル商品を展開しているショップは79.8%であり、大半のショップがショップ独自の商品を販売しております。
<BASE事業のビジネスの流れ>① ネットショップを作成しようとする個人・事業者は、「BASE」を使用してネットショップを作成します。② 購入者(「BASE」を使用するショップで商品を購入する者)は、顧客(ショップ)が出品する商品の購入決済を行います。
決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「BASE」に送信されます。ショップは「BASE」を通じて「購入情報」を受領します。③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金を当社へ支払います。
④ 当社は、決済手数料及びサービス利用料控除後の代金をショップへ支払います。(注)(注)月額有料プランの場合は決済手数料のみを控除し、サービス利用料月額19,980円は別途顧客(ショップ)に請求いたします。
<事業系統図(BASE事業)> (2) PAY.JP事業 「PAY.JP」は、開発者がスムーズに決済を組み込むことができる決済APIです。
シンプルなAPIと豊富なライブラリで、Webサービスやモバイルアプリにかんたんに決済を導入することができ、オンライン決済を展開するスタートアップをはじめとする加盟店に提供しております。なお、「PAY.JP」の主な特徴は、以下のとおりであります。
A) 業界最低水準の手数料決済手段別の料金体系は、以下のとおりであります。
決済手段 プラン / 商材 決済手数料 月額費用 クレジットカード決済 / Apple Pay スタンダードプラン(注)1 3.3% 0円 ビジネスプラン(注)2 2.78% 20,000円 エンタープライズプラン(注)3 2.59%又は2.7% 50,000円 PayPay決済(注)4 物販・サービス 3.5% 0円 デジタルコンテンツ 9.0% 0円 (注) 1.「スタンダードプラン」とは、月間流通総額400万円未満の加盟店向けのプランです。
2.「ビジネスプラン」とは、月間流通総額が400万円以上2,000万円未満の加盟店向けのプランです。3.「エンタープライズプラン」とは、月間流通総額が2,000万円以上の加盟店向けのプランです。4.PayPayの決済手数料にプランはございません。
手数料は別途消費税がかかります5. 決済手数料はクレジットカード会社により異なります。B) サポート満足度 2024年1月から2025年3月に「PAY.JP」を導入した加盟店に対する自社アンケート調査に基づく調査結果により、サポート満足度94.7%を獲得しております。
C) 安心なセキュリティ 「PAY.JP」は、国際基準のPCI-DSS Version4.0の準拠及びEMV 3Dセキュアに対応しており、加盟店はカード番号に一切触れることなく、国際基準に準拠したセキュリティで保護されたクレジットカード決済を導入することができます。
<「PAY.JP」サービスのビジネスの流れ> ① 顧客(加盟店)がオンライン決済システムとして「PAY.JP」を導入します。② 「PAY.JP」が導入されているECサイトで商品を購入する者が、クレジットカードを使用して決済を行います。
決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「PAY.JP」に送信されます。加盟店は「PAY.JP」を通じて「購入情報」を受領します。③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金をPAY株式会社へ支払います。
④ PAY株式会社は、決済手数料控除後の代金を加盟店へ支払います。<事業系統図(「PAY.JP」)> (3) YELL BANK事業「BASE」を利用するショップオーナーから将来発生する債権を買い取ることにより事業資金を提供する、資金調達サービス「YELL BANK」等のサービスを展開しております。
「YELL BANK」は、「BASE」のショップデータを活用することで、「BASE」のショップの将来の売上を予測し、当該予測に基づき将来債権を買い取ることによりショップオーナーに事業資金を提供する資金調達サービスであり、「BASE」のショップのさらなる成長をサポートいたします。
また、「YELL BANK」を「PAY.JP」の加盟店向けに横展開した「PAY.JP YELLBANK」も提供しております。これにより、より幅広いマーチャントの資金調達のサポートが可能になっております。「YELL BANK」の主な特徴は以下の通りであります。
A) 必要な金額がすぐに調達できる「YELL BANK」が「BASE」のショップの将来債権を割り引いて購入することで、マーチャントは必要な事業資金をすぐに調達することができます。手数料率(サービス利用料)は1%から20%となります。
B) 支払いは商品が売れた時だけ「YELL BANK」への支払いは、資金調達後、商品が売れた時だけ、支払率(将来債権のうち当社に譲渡した債権の割合)に応じて行われます。
「YELL BANK」が買い取った将来債権が万一発生しない場合や、債権が発生したにもかかわらず回収できない場合、そのリスクを「YELL BANK」が負担するため、マーチャントは当該リスク無く「YELL BANK」を利用できます。
C) ショップ運営データによる将来債権の予測「YELL BANK」は、「BASE」のショップの過去の運営データを活用して将来債権額を予測し、利用可能な条件を満たしたマーチャントに対し本サービスを提供いたします。
このため、既存の金融機関を利用できずにチャレンジに足踏みをしていたマーチャントも、資金調達のチャンスを得ることが可能になります。なお、マーチャントとは、「BASE」を利用するショップと「PAY.JP」を利用する加盟店の総称です。
(注)上図はBASEショップに提供する「YELL BANK」の概要です (4) want.jp事業日本のEC運営者による世界中のローカルな販売網へのアクセスを容易にする越境ECサービスを提供しております。
データに基づくグローバルサプライチェーンを構築し、独自のプライシング機能やロジスティクス機能を提供することで、海外向け販売を強化したい日本のEC運営者をサポートしています。
また、BASEが提供する越境EC機能「かんたん海外販売」の配送や決済を担うことで、「BASE」の利用ショップが簡単に商品を海外に販売できる環境を提供しています。
(5) Eストアーショップサーブ事業「Eストアーショップサーブ」は、EC専業25年超のノウハウに基づく高機能なECサイト構築システムに加え、専任担当者が開店から日々の運営、販促までをサポートする「伴走型」のサービスを提供しています。
システム提供にとどまらず、集客やCRM(顧客関係管理)などのマーケティング支援も行うことで、EC事業の更なる成長やブランド確立を目指す事業者のニーズに応え、売上の拡大と事業の持続的な成長を強力に支援しております。
なお、グループGMVの拡大を目的として、2025年7月に「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化しております。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
35.97/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 38億 | 83億 ↑115.3% | 99億 ↑19.8% | 97億 ↓1.9% | 117億 ↑19.9% | 160億 ↑36.8% | 207億 ↑29.7% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | -4億 | 8億 ↑281.8% | -10億 ↓221.6% | -15億 ↓54.4% | -4億 ↑71.8% | 8億 ↑281.6% | 17億 ↑118.4% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | -5億 | 7億 ↑264.1% | -10億 ↓228.4% | -15億 ↓55.7% | -4億 ↑72.6% | 8億 ↑294.6% | 16億 ↑106.5% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | -5億 | 6億 ↑227.2% | -12億 ↓304.3% | -17億 ↓45.1% | -6億 ↑65.0% | 3億 ↑156.1% | 18億 ↑438.5% |
| 収益性 | |||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | -38.7円 | 28.2円 ↑172.8% | -10.8円 ↓138.3% | -15.5円 ↓43.1% | -5.3円 ↑65.7% | 2.9円 ↑155.4% | 15.9円 ↑439.8% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | -14.55% | 6.00% ↑141.2% | -7.91% ↓231.8% | -12.84% ↓62.3% | -4.66% ↑63.7% | 2.60% ↑155.8% | 13.00% ↑400.0% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | -4.40% | 2.05% ↑146.6% | -3.73% ↓282.0% | -5.54% ↓48.5% | -1.62% ↑70.8% | 0.73% ↑145.1% | 3.17% ↑334.2% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | -11.47% | 9.69% ↑184.5% | -9.84% ↓201.5% | -15.48% ↓57.3% | -3.64% ↑76.5% | 4.83% ↑232.7% | 8.13% ↑68.3% |
| キャッシュフロー | |||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 9億 | 31億 ↑259.6% | 18億 ↓43.0% | -17億 ↓195.7% | -8,000万 ↑95.3% | 37億 ↑4671.3% | 33億 ↓10.2% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -5,152万 | -5億 ↓815.5% | -2,100万 ↑95.5% | -2,800万 ↓33.3% | -5,300万 ↓89.3% | -2億 ↓200.0% | -31億 ↓1833.3% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 19億 | 124億 ↑560.7% | 2,100万 ↓99.8% | 2,600万 ↑23.8% | 1,600万 ↓38.5% | 300万 ↓81.3% | -11億 ↓35866.7% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 8億 | 27億 ↑224.6% | 18億 ↓33.7% | -17億 ↓198.5% | -1億 ↑92.3% | 35億 ↑2730.1% | 2億 ↓94.0% |
| 財務 | |||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 105億 | 285億 ↑172.6% | 320億 ↑12.2% | 313億 ↓2.2% | 373億 ↑19.2% | 463億 ↑24.1% | 578億 ↑24.9% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 32億 | 162億 ↑413.5% | 151億 ↓6.9% | 135億 ↓10.6% | 130億 ↓3.7% | 135億 ↑3.6% | 145億 ↑7.8% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 30.20% | 56.90% ↑88.4% | 47.20% ↓17.0% | 43.20% ↓8.5% | 34.90% ↓19.2% | 29.10% ↓16.6% | 25.30% ↓13.1% |
| 配当 | |||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | - | 5.0円 |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | 31.51% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。