当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社181社、関連会社26社で構成され、事業の核をヘルスケアにおいて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連(注)、消費者関連及びその他(倉庫・運送事業、液晶・分光事業及び化学薬品等)の事業活動を展開しております。
当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っております。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。
(注)ニュートラシューティカルズとは、栄養「Nutrition」+医薬品「Pharmaceuticals」の造語であり、科学的根拠をもとに開発された医薬部外品や機能性食品及び栄養補助食品等を取り扱うセグメントです。
[医療関連事業] 国内においては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱他が、海外においては大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他が医療用医薬品の販売を担っております。
このうち、治療薬の分野に関しては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱が日本における製造販売を行っており、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱は、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他に対して治療薬の輸出を行っております。
また、臨床栄養の分野に関しては、日本においては㈱大塚製薬工場及びイーエヌ大塚製薬㈱他が製造販売を、海外においては米国、中国、インド、インドネシア及びエジプト他、各国で製造販売を行っております。
研究開発活動に関しては、日本及び米国を中心に行っており、新薬に関する臨床開発業務を、大塚製薬㈱は米国の大塚ファーマシューティカルD&C Inc.他、大鵬薬品工業㈱は米国の大鵬オンコロジー Inc.に委託しております。当社の医療関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。
製品名 主な効果・効能 薬の作用と効果について エビリファイ持続性水懸筋注用/エビリファイ メンテナ 統合失調症 双極Ⅰ型障害 脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。
エビリファイ アシムトファイ 統合失調症 双極Ⅰ型障害 アリピプラゾール2ヵ月持続性注射剤 脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。
レキサルティ 統合失調症 大うつ病補助療法 アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動 脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。
サムスカ/ジンアーク 心不全・肝硬変における体液貯留 常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の進行抑制 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症の改善 腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、体のむくみをとる。
腎臓での「バソプレシン」の働きをさまたげ、のう胞が増大する速度を抑える。腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、血液中のナトリウム濃度を上昇させる。
ロンサーフ 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がん 腫瘍細胞のDNAに取り込まれ、腫瘍増殖抑制効果を発揮する。アブラキサン 乳がん、胃がん、非小細胞肺がん、治癒切除不能な膵がん 細胞の中に入り、悪性の細胞の増殖を抑えて死滅させる。
アロキシ 抗悪性腫瘍剤による消化器症状(悪心、嘔吐)の抑制 薬剤性の吐き気や嘔吐をおさえる。ニューデクスタ 情動調節障害(PBA) 中枢神経系に作用する臭化水素酸デキストロメトルファンとその有効血中濃度を高めるための代謝を阻害する硫酸キニジンの配合剤。
モイゼルト アトピー性皮膚炎 皮膚の炎症を抑えてアトピー性皮膚炎の症状を改善する。INQOVI/INAQOVI 骨髄異形成症候群(MDS) 慢性骨髄単球性白血病(CMML) 腫瘍細胞のDNA及びRNAに取り込まれ、悪性の細胞の増殖を抑えて死滅させる。
ビラノア アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴う皮膚のかゆみ ヒスタミンH1受容体拮抗作用を有し、スギ花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎によるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりの鼻症状、じんましんの症状、また湿疹・皮膚炎(虫刺されなど)皮膚そうよう症など皮膚のかゆみを改善する。
VOYXACT (米国迅速承認) 進行リスクのある成人のIgA腎症におけるタンパク尿の減少 IgA腎症の発症と進行において重要な役割を果たすAPRIL(A Proliferation Inducing Ligand)を阻害し、IgA腎症の発生機序の上流にあるガラクトース欠損IgA1産生を抑制する。
[ニュートラシューティカルズ関連事業] 国内においては、大塚製薬㈱を中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売、仕入販売を行っており、海外においては、ファーマバイト LLC、デイヤフーズ Inc.、PTアメルタインダ大塚、ニュートリション エ サンテ SASを中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売を行っております。
また、大塚製薬㈱は一部の製品について㈱大塚製薬工場、大塚食品㈱、ファーマバイト LLCから仕入れています。
当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、人々の健康の維持・増進と社会全体のWell-beingを目指し、社会課題の解決につながる科学的根拠に基づいた独創的な製品の研究開発に取り組んでいます。当社のニュートラシューティカルズ関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。
製品・ブランド名 製品概要 ポカリスエット 発汗により失われた水分と電解質をスムーズに補給する健康飲料 オロナミンCドリンク ビタミンCの他、ビタミンB2、B6やアミノ酸を含有した炭酸栄養ドリンク チオビタ・ドリンク ビタミンB1、B2、B6、ニコチン酸アミド等配合のビタミン含有保健剤 ボディメンテ カラダを守る「乳酸菌B240」と体調管理をサポートする成分を組み合わせた製品 オーエスワン(OS-1) 水・電解質を補給・維持するのに適した経口補水液 デイヤ 植物由来の原料から作られるチーズ代替品、ドレッシングなど乳代替製品 ジェルブレ 小麦胚芽やフルーツなど、素材と栄養にこだわった健康・栄養食品 エクエル 大豆を乳酸菌で発酵させて作ったエクオールを含有した食品 ボナファイド 自然から着想を得た健康食品など、女性の健康分野をサポートする製品 ユコラ 女性の泌尿器系健康分野をサポートする製品 インナーシグナル 肌のターンオーバーに着目して開発、日本初の効能効果が承認された薬用スキンケア サクラエ シミのもととなるメラニンの生成「抑制」と「排出」促進、ダブルの美白効能が承認された薬用美白美容液 ネイチャーメイド 着色料、香料、保存料無添加のビタミン・ミネラル等のサプリメント メガフード 植物由来のサプリメント カロリーメイト 身体に必要な5大栄養素を手軽に摂れるバランス栄養食 ソイジョイ(SOYJOY) 大豆をまるごと粉にした生地にフルーツ等を加えて焼き上げた栄養食品 [消費者関連事業] 国内においては、大塚食品㈱が消費者製品の製造販売を行っており、海外においては、CGロクサーヌ LLC及びアルマ S.A.を中心にミネラルウォーターの製造販売を行っております。
当社の消費者関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。
製品名 製品概要 クリスタルガイザー カリフォルニア生まれのミネラルウォーター シンビーノ ジャワティストレート 無糖・無香料のストレートティ マッチ ビタミンとミネラルをおいしくとれる、爽やかな飲み心地のビタミン炭酸飲料 RIDGE(リッジ) カリフォルニアワイン ボンカレー 世界初の市販用レトルト食品 マイサイズ おいしくカロリーコントロールができる食品シリーズ [その他の事業] 大塚化学㈱が化学製品の製造販売をするほか、大塚電子㈱は計測機器の製造販売及び輸入販売をしております。
大塚包装工業㈱は紙器の製造、大塚テクノ㈱が合成樹脂成形製品の製造を行っており、国内のグループ会社へ供給しております。大塚倉庫㈱が、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場及び大鵬薬品工業㈱等日本におけるグループ各社の製造する製品、及びグループ外企業の製品等の保管・出荷業務を行っております。
事業の系統図(2025年12月31日現在)は、次のとおりであります。セグメント及び事業分野と主要事業会社との関係は、次のとおりであります。
(注)健粧品は肌も身体の大事な器官の一つであるという事実から、美しく粧うための化粧品ではなく、健やかに粧う「健粧品」として、「肌の健康」をテーマに独自の発想と技術をもって作られたスキンケア製品です。
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 1兆2,144億 | 1兆2,400億 ↑2.1% | 1兆2,920億 ↑4.2% | 1兆3,962億 ↑8.1% | 1兆4,228億 ↑1.9% | 1兆4,983億 ↑5.3% | 1兆7,380億 ↑16.0% | 2兆186億 ↑16.1% | 2兆3,299億 ↑15.4% | 2兆4,689億 ↑6.0% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 834億 | 351億 ↓57.9% | 779億 ↑122.3% | 570億 ↓26.8% | 919億 ↑61.0% | 1,034億 ↑12.6% | 443億 ↓57.1% | 690億 ↑55.6% | 1,029億 ↑49.1% | 827億 ↓19.7% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 850億 | 369億 ↓56.6% | 796億 ↑115.7% | 578億 ↓27.4% | 935億 ↑61.7% | 1,048億 ↑12.1% | 464億 ↓55.8% | 700億 ↑51.0% | 1,050億 ↑49.9% | 842億 ↓19.8% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 926億 | 1,125億 ↑21.5% | 825億 ↓26.7% | 1,272億 ↑54.1% | 1,481億 ↑16.5% | 1,255億 ↓15.3% | 1,340億 ↑6.8% | 1,216億 ↓9.3% | 3,431億 ↑182.1% | 3,632億 ↑5.8% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 158.3円 | 207.6円 ↑31.1% | 152.2円 ↓26.7% | 234.6円 ↑54.1% | 273.1円 ↑16.5% | 231.3円 ↓15.3% | 247.0円 ↑6.8% | 224.1円 ↓9.3% | 633.8円 ↑182.8% | 685.1円 ↑8.1% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 5.20% | 6.40% ↑23.1% | 4.70% ↓26.6% | 7.30% ↑55.3% | 8.20% ↑12.3% | 6.50% ↓20.7% | 6.30% ↓3.1% | 5.30% ↓15.9% | 13.40% ↑152.8% | 12.60% ↓6.0% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 3.83% | 4.54% ↑18.5% | 3.33% ↓26.7% | 4.93% ↑48.0% | 5.64% ↑14.4% | 4.45% ↓21.1% | 4.32% ↓2.9% | 3.62% ↓16.2% | 9.18% ↑153.6% | 8.65% ↓5.8% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 6.87% | 2.83% ↓58.8% | 6.03% ↑113.1% | 4.09% ↓32.2% | 6.46% ↑57.9% | 6.90% ↑6.8% | 2.55% ↓63.0% | 3.42% ↑34.1% | 4.42% ↑29.2% | 3.35% ↓24.2% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 1,255億 | 1,028億 ↓18.1% | 1,358億 ↑32.1% | 1,926億 ↑41.8% | 2,328億 ↑20.9% | 2,289億 ↓1.7% | 2,118億 ↓7.4% | 2,832億 ↑33.7% | 3,546億 ↑25.2% | 4,036億 ↑13.8% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1,189億 | -401億 ↑66.3% | -933億 ↓132.9% | -523億 ↑44.0% | -999億 ↓91.0% | -953億 ↑4.6% | -816億 ↑14.4% | -1,905億 ↓133.6% | -2,658億 ↓39.5% | -1,616億 ↑39.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -928億 | -945億 ↓1.9% | -892億 ↑5.6% | -893億 ↓0.1% | -1,049億 ↓17.5% | -958億 ↑8.7% | -955億 ↑0.4% | -603億 ↑36.9% | -1,894億 ↓214.2% | -1,373億 ↑27.5% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 66億 | 628億 ↑846.5% | 425億 ↓32.3% | 1,404億 ↑230.4% | 1,330億 ↓5.3% | 1,336億 ↑0.5% | 1,303億 ↓2.5% | 927億 ↓28.8% | 888億 ↓4.2% | 2,420億 ↑172.4% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 2兆4,140億 | 2兆4,803億 ↑2.7% | 2兆4,766億 ↓0.1% | 2兆5,813億 ↑4.2% | 2兆6,278億 ↑1.8% | 2兆8,209億 ↑7.3% | 3兆1,027億 ↑10.0% | 3兆3,612億 ↑8.3% | 3兆7,393億 ↑11.2% | 4兆1,976億 ↑12.3% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 9,589億 | 9,425億 ↓1.7% | 9,683億 ↑2.7% | 9,743億 ↑0.6% | 1兆148億 ↑4.2% | 1兆669億 ↑5.1% | 1兆610億 ↓0.5% | 1兆781億 ↑1.6% | 1兆717億 ↓0.6% | 1兆230億 ↓4.5% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 67.90% | 72.30% ↑6.5% | 68.80% ↓4.8% | 68.40% ↓0.6% | 70.50% ↑3.1% | 71.30% ↑1.1% | 71.70% ↑0.6% | 71.20% ↓0.7% | 73.10% ↑2.7% | 72.30% ↓1.1% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 100.0円 | 100.0円 ↑0.0% | 100.0円 ↑0.0% | 100.0円 ↑0.0% | 100.0円 ↑0.0% | 100.0円 ↑0.0% | 100.0円 ↑0.0% | 110.0円 ↑10.0% | 120.0円 ↑9.1% | 140.0円 ↑16.7% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 63.16% | 48.17% ↓23.7% | 65.69% ↑36.4% | 42.63% ↓35.1% | 36.61% ↓14.1% | 43.23% ↑18.1% | 40.48% ↓6.4% | 49.09% ↑21.3% | 18.93% ↓61.4% | 20.44% ↑8.0% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。