(1) 事業概要当社グループは、当社独自の創薬開発プラットフォームシステムであるPDPSを活用した創薬開発事業、及び当社の100%子会社であるPDRファーマ株式会社による放射性医薬品事業を実施しており、医薬品等の研究・開発・製造・販売等に従事しています。
なお、当社グループの報告セグメント及び事業内容は、以下の通りです。
<報告セグメントの内容> 会社名 報告セグメント 事業内容 ペプチドリーム株式会社 創薬開発事業 創薬開発事業として、当社は当社独自の創薬プラットフォームシステムであるPDPSを中核とした創薬基盤技術を活用した①創薬共同研究開発、②PDPSの技術ライセンス、③戦略的提携による自社パイプラインの拡充を行っています。
PDRファーマ株式会社 放射性医薬品事業 放射性医薬品事業として、がんや脳の異常蓄積等の病変を画像で検査する診断用放射性医薬品(SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)用診断薬、PET(Positron Emission Tomography)用診断薬)及びがん領域を中心としたアンメットメディカルニーズに対応する治療用放射性医薬品の研究開発、及び製造販売を行っています。
事業の系統図は、以下の通りです。<事業系統図> ※当社見解に基づく/当社作成 PDRファーマを通じて当社グループが日本国内で販売している放射性治療薬・診断薬は以下の通りです。
(2026年1月末時点)· ヨウ化ナトリウムカプセル:甲状腺機能亢進症の治療、甲状腺がん及び転移巣の治療、シンチグラムによる甲状腺がん転移巣の発見。37MBqから1.85GBqまで5種類の製品規格を展開。ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル。
· ライアットMIBG-I131静注:MIBG集積陽性の治癒切除不能な褐色細胞腫・パラガングリオーマ。3-ヨードベンジルグアニジン(131I)。2025年9月に神経芽腫に対する効能・効果適応追加に関する一部変更承認を取得。
· ゼヴァリン®インジウム(111In)静注用セット:イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)の集積部位の確認。111In標識抗CD20抗体。製造販売元はムンディファーマ株式会社。
· ゼヴァリン®イットリウム(90Y)静注用セット:CD20陽性の再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫の治療。90Y標識抗CD20抗体。製造販売元はムンディファーマ株式会社。
· オクトレオスキャン®静注用セット:神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ。ソマトスタチン受容体を標的とするペンテトレオチドの111In標識注射液。Curium Pharma社からの導入品。· テクネ®DTPAキット:腎シンチグラフィによる腎疾患の診断。
ジエチレントリアミン五酢酸99mTc注射液 調整用。· テクネ®MAA®キット:肺シンチグラムによる肺血流分布異常部位の診断。テクネチウム大凝集人血清アルブミン99mTc注射液 調整用。
· テクネ®MAG3注射液/テクネ®MAG3キット:シンチグラフィ及びレノグラフィによる腎及び尿路疾患の診断。メルカプトアセチルグリシルグリシルグリシン99mTc注射液。
· テクネ®MDP注射液/テクネ®MDPキット:骨シンチグラフィによる骨疾患の診断、脳シンチグラフィによる脳腫瘍及び脳血管障害の診断。メチレンジホスホン酸99mTc注射液。· テクネ®ピロリン酸静注:骨シンチグラムによる骨疾患の診断。ピロリン酸99mTc注射液。
· テクネ®ピロリン酸キット:心シンチグラムによる心疾患の診断、骨シンチグラムによる骨疾患の診断。ピロリン酸99mTc注射液 調整用。2024年8月に剤型追加の承認取得。
· テクネ®フチン酸キット:肝脾シンチグラムによる肝脾疾患の診断、乳がん、悪性黒色腫、子宮頸がん、子宮体がん、外陰がん、頭頚部がん(甲状腺がんを除く)におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ。フィチン酸99mTc注射液 調整用。
子宮頸癌、子宮体癌、外陰癌及び頭頸部癌(甲状腺癌を除く)におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィについては2023年3月に適応拡大の承認取得。· ニューロライト®注射液第一/ニューロライト®第一:局所脳血流シンチグラフィ。
[N,N’-エチレンジ-L-システイネート(3-)]オキソ99mTc、ジエチルエステル注射液。Lantheus Holdings社からの導入品。
· カーディオライト®注射液第一/カーディオライト®第一:心筋血流シンチグラフィによる心臓疾患の診断、初回循環時法による心機能の診断、副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺機能亢進症における局在診断。ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル) 99mTc注射液。
Lantheus Holdings社からの導入品。· ミオMIBG®-I123注射液:心シンチグラフィによる心臓疾患の診断、パーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィ、腫瘍シンチグラフィによる神経芽腫、褐色細胞腫の診断。3-ヨードベンジルグアニジン123I注射液。
パーキンソン病及びレビー小体型認知症の診断における心シンチグラフィについては2023年12月に適応拡大の承認取得。
· 塩化タリウム-Tl201注射液:心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断、腫瘍シンチグラフィによる脳腫瘍、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断、副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断。塩化タリウム(201Tl)注射液。
· ウルトラテクネカウ®:脳腫瘍及び脳血管障害の診断、甲状腺疾患の診断、唾液腺疾患の診断、異所性胃粘膜疾患の診断、医療機器「テクネガス発生装置」との組合せ使用による局所肺換気機能の検査。過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液ジェネレータ。
· フルデオキシグルコース(18F)静注「FRI」:悪性腫瘍の診断、虚血性心疾患(左室機能が低下している虚血性心疾患による心不全患者で、心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされ、かつ、通常の心筋血流シンチグラフィで判定困難な場合)の診断、難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる場合の脳グルコース代謝異常領域の診断、大型血管炎の診断における炎症部位の可視化。
フルデオキシグルコース(18F)注射液。· イオフェタミン(123I)注射液「第一」:局所脳血流シンチグラフィ。塩酸N-イソプロピル-4-ヨードアンフェタミン(123I)注射液。
· アミヴィッド®静注:アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)又は認知症が疑われる患者の脳内アミロイドベータプラークの可視化。抗アミロイドベータ抗体薬投与後の脳内アミロイドベータプラークの可視化。フロルベタピル(18F)注射液。2024年5月、薬価基準に収載。
抗アミロイドベータ抗体薬投与後の脳内アミロイドベータプラークの可視化については、2024年9月に効能又は効果の一部変更承認を取得。2024年11月に保険適用の範囲を拡大。
Eli Lilly社(Lilly社)からの導入品· タウヴィッド®静注:アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症患者におけるドナネマブ(遺伝子組換え)の適切な投与の補助。フロルタウシピル(18F)注射液。
2022年11月にLilly社との共同開発契約を締結し、2024年12月に国内における製造販売承認を取得。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
23.55/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 43億 | 49億 ↑13.1% | 64億 ↑31.3% | 72億 ↑12.3% | 117億 ↑61.8% | 94億 ↓19.8% | 269億 ↑186.7% | 287億 ↑6.9% | 467億 ↑62.6% | 185億 ↓60.3% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 25億 | 25億 ↓2.3% | 29億 ↑16.9% | 36億 ↑23.0% | 70億 ↑95.3% | 44億 ↓36.8% | 91億 ↑105.9% | 64億 ↓29.6% | 210億 ↑228.4% | -53億 ↓125.0% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 24億 | 26億 ↑10.6% | 32億 ↑20.2% | 38億 ↑20.7% | 70億 ↑83.3% | 48億 ↓31.6% | 88億 ↑84.9% | 64億 ↓28.1% | 205億 ↑223.1% | -53億 ↓125.8% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 16億 | 19億 ↑19.6% | 23億 ↑23.5% | 28億 ↑18.6% | 44億 ↑60.6% | 36億 ↓18.9% | 76億 ↑109.5% | 30億 ↓59.8% | 150億 ↑394.6% | -37億 ↓125.0% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 28.4円 | 16.5円 ↓41.9% | 19.4円 ↑17.0% | 22.4円 ↑15.9% | 35.4円 ↑57.9% | 28.0円 ↓21.0% | 51.1円 ↑82.7% | 23.4円 ↓54.2% | 115.8円 ↑394.9% | -29.0円 ↓125.0% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 18.50% | 16.90% ↓8.6% | 17.40% ↑3.0% | 17.30% ↓0.6% | 23.40% ↑35.3% | 15.60% ↓33.3% | 24.40% ↑56.4% | 8.40% ↓65.6% | 30.90% ↑267.9% | -6.90% ↓122.3% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 13.23% | 13.87% ↑4.8% | 14.15% ↑2.0% | 13.82% ↓2.3% | 16.94% ↑22.6% | 13.55% ↓20.0% | 12.58% ↓7.2% | 4.37% ↓65.3% | 16.19% ↑270.5% | -4.87% ↓130.1% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 58.88% | 50.87% ↓13.6% | 45.29% ↓11.0% | 49.60% ↑9.5% | 59.87% ↑20.7% | 47.17% ↓21.2% | 33.88% ↓28.2% | 22.31% ↓34.1% | 45.08% ↑102.1% | -28.44% ↓163.1% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 15億 | 15億 ↓0.1% | 10億 ↓33.2% | 45億 ↑338.1% | 17億 ↓61.3% | 67億 ↑284.1% | -3億 ↓105.3% | 124億 ↑3651.9% | 238億 ↑92.0% | -133億 ↓155.7% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -10億 | -19億 ↓97.5% | -42億 ↓118.9% | -13億 ↑70.4% | -12億 ↑4.7% | -23億 ↓90.3% | -273億 ↓1096.8% | 13億 ↑104.8% | 84億 ↑542.7% | -21億 ↓124.5% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 17億 | 4,558万 ↓97.4% | 2億 ↑273.6% | 2,851万 ↓83.3% | -2億 ↓932.2% | 6,607万 ↑127.8% | 210億 ↑31696.6% | 3億 ↓98.7% | -30億 ↓1233.5% | -41億 ↓35.5% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 6億 | -4億 ↓174.1% | -32億 ↓688.7% | 32億 ↑200.0% | 5億 ↓83.5% | 44億 ↑720.6% | -277億 ↓733.2% | 137億 ↑149.6% | 322億 ↑134.7% | -153億 ↓147.6% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 120億 | 136億 ↑14.0% | 165億 ↑21.1% | 200億 ↑21.4% | 263億 ↑31.1% | 266億 ↑1.3% | 601億 ↑125.7% | 695億 ↑15.6% | 928億 ↑33.6% | 770億 ↓17.0% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 102億 | 122億 ↑19.0% | 146億 ↑20.1% | 174億 ↑19.1% | 211億 ↑21.4% | 248億 ↑17.4% | 291億 ↑17.4% | 345億 ↑18.3% | 556億 ↑61.1% | 493億 ↓11.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 85.60% | 89.40% ↑4.4% | 88.60% ↓0.9% | 86.60% ↓2.3% | 80.50% ↓7.0% | 93.80% ↑16.5% | 50.50% ↓46.2% | 58.10% ↑15.0% | 61.20% ↑5.3% | 66.90% ↑9.3% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。