(1) 事業の特徴当社は、主に体外診断用医薬品に関して、特許権利取得を視野に独自の研究開発及び産学官共同研究を実施するとともに、ISO13485品質マネジメントを骨格とした企画開発、製造、販売組織による自社一貫体制を構築し、各組織において有能で経験豊富なスタッフを配備のうえ事業活動を行っております。
また、これらのプロセスを一連の業務執行会議のもと遂行することで、医療現場のニーズに対して優れた品質の製品を提供するとともに、万全のアフターフォローでお客様への安定供給を行っております。
なお、当社は、体外診断用医薬品事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、市場分野の区分は「病院・開業医分野」「OTC・その他分野」としております。
病院・開業医分野では、国内外の医療機関向けに患者の健康状態、疾患の有無、治療の経過等を診断するための感染症免疫学的検査薬※1を主に製造販売しており、2018年10月からは新たに微生物を対象とした遺伝子検査薬※2及び専用装置の製造販売を開始しております。
OTC・その他分野では、主に一般消費者の自己検査として厚生労働省の承認を得ている一般用医薬品※3を薬局・薬店へ販売しております。その他には、農作物の苗木などのウイルス病を見つけるため、感染症免疫学的検査薬の技術を応用した果樹ウイルス検査薬を農業試験場等へ販売しております。
(2) 主な製品① 病院・開業医分野医療機関において使用されている体外診断用医薬品は、初診時、入院時のスクリーニング検査、疾患の確定診断、モニタリング、健康診断、院内感染防御などに用いられており、多くの場合、大学や大病院の検査室・検査センターにおいては大量の検体が検査され、中小病院や開業医においては患者に近い医療現場で検体ごとに検査が実施されております。
体外診断用医薬品は、診断分野の面から主に、生化学的検査薬、免疫学的検査薬(血清検査薬、呼吸器系感染症検査薬、消化器系尿糞便等検査薬)、微生物学的検査薬、遺伝子検査薬、血液学的検査薬や病理学的検査薬などの検査薬に分類されます。
当社の主力製品は、設立時は生化学的検査薬でしたが(2023年に製造販売を終了)、現在は診断分野の中でも最も市場規模が大きい感染症免疫学的検査薬となっております。
感染症免疫学的検査薬の中でも、POCTとして患者に近い医療現場で使用されるインフルエンザウイルスやアデノウイルス※4などの迅速抗原検査薬は、中小病院や開業医を中心に市場が拡大し、新型コロナウイルスの発生によりさらに需要が増大しており、迅速で簡易な検査技術であるイムノクロマト法を用いた製品を数多く品揃えして販売しております。
これに加え、感染症の確定診断となる遺伝子検査において、当社独自の検出技術により1ステップで測定可能とした遺伝子POCT検査システム機器・試薬を開発し、2018年10月よりマイコプラズマ・ニューモニエ遺伝子を簡易・迅速に検出するキットの販売を開始し、2020年8月には新たに流行し始めた新型コロナウイルス遺伝子を1時間程度で検出可能なキットの販売を開始いたしました。
イ.感染症免疫学的検査薬POCT当社は、それまで妊娠検査薬など尿中ホルモンの分野でしか用いられていなかったイムノクロマト法を、国内で初めて感染症の検査薬に応用し、血中ウイルス検査薬としてB型肝炎ウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー HBsAg」を製品化いたしました。
本製品は、テストプレートのみで1検体ずつ簡易迅速に判定が行えることから、専用検査機器を所有していない中小医療機関に広く普及いたしました。その後も、感染症分野での製品開発に継続して取り組んでおり、血中ウイルス検査薬として、C型肝炎や梅毒の検査薬の製品化を実現いたしました。
現在主力となっている呼吸器感染症検査薬としては、鼻咽頭分泌液を検査対象としたインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Flu A,B」、アデノウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Adeno」、A群β溶血連鎖球菌検出用キット「クイックチェイサー Strep A※5」、マイコプラズマ抗原検出用キット「クイックチェイサー Myco」、その他RSウイルスやヒトメタニューモウイルスを検査項目とした検査キット等を続々と製品化し、新型コロナウイルスの感染拡大期においては、検査体制の拡充に貢献するべく、新型コロナウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー SARS-CoV-2」、新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu(Flu A,B)」の製品化を実現いたしました。
また、消化器感染症検査薬として、ヘリコバクター・ピロリ抗原検出用キット「クイックチェイサー H.ピロリ」、クロストリジウム(クロストリディオイデス)ディフィシル抗原検出用キット「クイックチェイサー CD GDH/TOX」、その他ノロウイルスやロタウイルスを検査項目とした検査キット等の製品化を実現し、簡易迅速検査キットであるクイックチェイサーシリーズとして、品揃えを充実させております。
2021年4月、これら簡易迅速検査キットについて、小型で持ち運びのできる機器の使用により機能の強化を図った、デンシトメトリー分析装置「スマート QC リーダー」を発売し、本装置の適応キットを順次拡大いたしました。
本装置は、検査結果を自動で判定し、その結果をモニター表示及びプリントアウトするため、測定環境や判定者に依存しない客観的かつ安定した診断結果の提供が可能となります。
このほか、富士フイルム株式会社との共同開発により、競合するPOCT検査薬企業に先駆けて、銀増幅イムノクロマト法を用いた機器試薬システム※6の製品化を実現いたしました。
当該機器試薬システムは、感染症診断では最も重要な性能である高感度を実現しているため、感染初期においても判定が可能であり、また、自動検出と判定結果のプリントアウト機能を備えているため、迅速かつ客観的な判定が可能なものとなっております。
このシステムの機器として「クイックチェイサー Immuno Reader」及びその後継機である「クイックチェイサーImmuno ReaderⅡ」を販売しており、試薬はクイックチェイサーAutoシリーズとして、呼吸器感染症を中心に、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、A群β溶血連鎖球菌、RSウイルス及びマイコプラズマ・ニューモニエを検査項目とした検査キットを続々と販売開始しております。
新型コロナウイルスの感染拡大期においては、検査体制の拡充に貢献するべく、より高感度かつ客観的な判定結果が得られる、新型コロナウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2」、新型コロナウイルス及びインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2/Flu(Flu A,B)」を製品化し、さらに品揃えが充実いたしました。
なお、本システムに用いる機器は富士フイルム株式会社から当社へ供給され、試薬は当社から富士フイルム株式会社へ供給されており、機器試薬システムとしてそれぞれのブランドで販売されております。
ロ.尿糞便等検査薬尿糞便等検査薬は、一般検査では尿中のタンパクや糖、大腸がん検診では便中のヘモグロビン(下部消化管出血マーカー)を検出する検査などに用いられています。
当社は、消化器内科向けに、便中のヘモグロビンとトランスフェリン(上部消化管出血マーカー)を同時に検出する当社独自の迅速検査薬「クイックチェイサー 便潜血」を販売しております。
また、産婦人科向けに、尿中hCGを迅速に測定する妊娠検査薬「HCG クイックチェッカー Dip」や、当社の特許技術により妊娠しやすい排卵時期を予測する排卵日検査薬「LHクイックチェッカー・S」を販売しております。
ハ.遺伝子検査薬POCT遺伝子検査薬は、感染症における適切な抗菌薬の選択を目的として原因微生物の検出や薬剤耐性の鑑別に用いられています。
これまでの微生物検査では、採取した検体を数日間分離培養し原因微生物を同定する検査、また、薬剤耐性の鑑別には培養後のコロニーを用いて各種薬剤が実際に抗菌作用を示すかを検査する感受性試験が主流でした。
しかし、これら増菌培養を要する方法は、菌が増殖するまでに数日の期間を要することや、培養や菌の同定には技術や知識・経験を要することから、微生物検査専門の設備や技師による検査が必要でした。
感染症に対する治療は、早期に適切な抗菌薬を投与する必要があることからも、より迅速かつ確実に診療の場で原因微生物を捕えることができるPOCT遺伝子検査が注目されております。
さらに、近年の技術革新により抗菌薬に対する遺伝子の耐性変異を検出することが可能となることから、抗菌薬の選定に貢献することも期待されています。
このようななか、当社は、かねてより研究開発に取り組んでおりました遺伝子POCT検査の国内製造販売承認を2018年2月に取得し、同年10月に遺伝子解析装置「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」及びマイコプラズマ核酸キット「スマートジーン Myco」の発売を開始いたしました。
2020年8月には、感染拡大が続いていた新型コロナウイルス感染症の検査体制の拡充に寄与し感染拡大防止に貢献するべく、早期開発に取り組み、公的医療保険適用の研究用試薬として、新型コロナウイルス遺伝子POCT検査用キット「スマートジーン 新型コロナウイルス検出試薬」の発売を開始いたしました。
2021年4月、体外診断用医薬品として許認可を取得した「スマートジーン SARS-CoV-2」の販売へ切り替えております。
このほか、スマートジーンシリーズの新たな検査項目として、2022年1月、インフルエンザウイルス核酸キット「スマートジーン Flu A,B」、同年2月、クロストリジウム・ディフィシル核酸キット「スマートジーン CD トキシンB」の発売を開始いたしました。
また、2021年12月に製造販売承認を取得したヘリコバクター・ピロリ核酸キット「スマートジーン H.pylori G」については、2022年11月に国内で初めて「ヘリコバクター・ピロリ核酸及びクラリスロマイシン耐性遺伝子検出」として新たに保険収載され、同年12月に発売開始いたしました。
本装置及びこれらのキットは、当社独自の遺伝子抽出技術とPCR増幅産物をリアルタイムに検出する技術を原理とし、小型の装置を用いて、遺伝子の抽出・増幅・検出の全ての工程を1つのカートリッジ内で1ステップかつ短時間(判定時間:30~60分)で行うことを可能とした、遺伝子POCT検査システムです。
基幹病院のみならず開業医・診療所など患者に近い診療現場において、簡易迅速かつ高感度に実施することができるため、早期の確定診断が可能となり、投薬や治療方針の決定、院内感染の予防等に大いに貢献するものと期待しております。
今後も、本装置を用いる各種感染症検査キットの開発に取り組み、スマートジーンシリーズとして検査項目のさらなる充実を図ってまいります。
② OTC・その他分野一般用医薬品として薬局・薬店で販売されているOTC検査薬は、ドラッグストアでの販売が始まった2003年頃から市場規模が拡大し、特に妊娠検査薬は妊娠の早期判定の補助として広く普及しております。
また、妊娠しやすい時期がわかる排卵日検査薬とともに、全国の薬局・薬店、ドラッグストア等に販売しており、昨今の少子化対策に貢献しております。
イ.一般用医薬品当社は、1992年に一般用医薬品としての販売が解禁されると同時に妊娠検査薬の製造を開始し、製薬メーカーを通じて全国の薬局・薬店への販売を開始しました。
その後、1997年に、当社から直接全国の薬局・薬店への販売を開始し、現在では、妊娠検査薬「P-チェック・S」を自社ブランド製品として販売するとともに、チェーン展開を行うドラッグストアのプライベートブランド製品としても「S-チェッカー※7」や「プレセルフ※8」などの製品名で販売しております。
排卵日検査薬については、政府による規制緩和方針に基づき、2016年に一般用検査薬としての承認申請及び審査体制が構築され、当社は、同年に製造販売承認を取得いたしました。
現在では、OTC市場において販売提携を行ったアリナミン製薬株式会社(旧社名 武田コンシューマーヘルスケア株式会社)を通じて、排卵日予測検査薬「ハイテスター※9H」及び妊娠検査薬「ハイテスターN」を「ハイテスター」シリーズとして販売しております。
ロ.薬局における排卵日検査薬薬局でのみ取り扱うことができる排卵日検査薬「P-チェック・LH」につきましても、引き続き販売を継続しております。当社の病院・開業医分野における主な製品は、以下のとおりであります。
製品名 一般的名称 使用目的 クイックチェイサー Flu A,B インフルエンザウイルスキット 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液、咽頭ぬぐい液又は鼻汁鼻かみ液中のインフルエンザAウイルス抗原及びインフルエンザBウイルス抗原の検出(インフルエンザウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー Adeno アデノウイルスキット 咽頭粘膜上皮細胞、鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出(アデノウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサーAdeno 眼 アデノウイルスキット 結膜滲出液を含む涙液、又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出(アデノウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー Strep A A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット 咽頭検体中のA群β溶血連鎖球菌抗原の検出(A群連鎖球菌感染の診断の補助) クイックチェイサー 肺炎球菌/レジオネラ 脳脊髄膜炎起炎菌莢膜多糖抗原キット・レジオネラキット 尿中又は髄液中の肺炎球菌莢膜抗原の検出(肺炎球菌感染の診断の補助)尿中のレジオネラニューモフィラ血清型1LPS抗原の検出(レジオネラ症の診断の補助) クイックチェイサー RSV/hMPV RSウイルスキット・ヒトメタニューモウイルスキット 鼻腔ぬぐい液又は鼻腔吸引液中のRSウイルス抗原の検出(RSウイルス感染の診断の補助)鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は咽頭ぬぐい液中のヒトメタニューモウイルス抗原の検出(ヒトメタニューモウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー Myco マイコプラズマ抗原キット 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエ抗原の検出(マイコプラズマ感染の診断の補助) クイックチェイサーSARS-CoV-2 SARSコロナウイルス抗原キット 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原の検出(SARS-CoV-2感染の診断の補助) クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu(Flu A,B) SARSコロナウイルス抗原キット・インフルエンザウイルスキット 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原,A型インフルエンザウイルス抗原及びB型インフルエンザウイルス抗原の検出(SARS-CoV-2感染又はインフルエンザウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサーSARS-CoV-2/RSV SARSコロナウイルス抗原キット・RSウイルスキット 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原及びRSウイルス抗原の検出(SARS-CoV-2感染又はRSウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoFlu A,B インフルエンザウイルスキット 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液、咽頭ぬぐい液又は鼻汁鼻かみ液中のインフルエンザAウイルス抗原及びインフルエンザBウイルス抗原の検出(インフルエンザウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoAdeno アデノウイルスキット 咽頭粘膜上皮細胞又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出(アデノウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoAdeno 眼 アデノウイルスキット 結膜滲出液を含む涙液、又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出(アデノウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoStrep A A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット 咽頭検体中のA群β溶血連鎖球菌抗原の検出(A群連鎖球菌感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoRSV/Adeno RSウイルスキットアデノウイルスキット 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は咽頭ぬぐい液中のRSウイルス抗原及びアデノウイルス抗原の検出(RSウイルス感染及びアデノウイルス感染症の診断の補助) クイックチェイサー AutoMyco マイコプラズマ抗原キット 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエ抗原の検出(マイコプラズマ感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoSARS-CoV-2 SARSコロナウイルス抗原キット 鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液又は唾液中のSARS-CoV-2抗原の検出(SARS-CoV-2感染の診断の補助) クイックチェイサー AutoSARS-CoV-2/Flu(Flu A,B) SARSコロナウイルス抗原キット・インフルエンザウイルスキット 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原・A型インフルエンザウイルス抗原及びB型インフルエンザウイルス抗原の検出(SARS-CoV-2感染又はインフルエンザウイルス感染の診断の補助) 製品名 一般的名称 使用目的 クイックチェイサー Noro ノロウイルス抗原キット 糞便中のノロウイルス抗原の検出(ノロウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー Rota/Adeno ロタウイルスキットアデノウイルスキット 糞便中のロタウイルス抗原及びアデノウイルス抗原の検出(ロタウイルス感染及びアデノウイルス感染の診断の補助) クイックチェイサー 便潜血 ヘモグロビン/トランスフェリンキット 糞便中ヒトヘモグロビン、ヒトトランスフェリンの検出 クイックチェイサーH.ピロリ ヘリコバクター・ピロリ抗原キット 糞便中のヘリコバクター・ピロリ抗原の検出(ヘリコバクター・ピロリ感染の診断の補助) クイックチェイサーCD GDH/TOX クロストリジウムディフィシルキット 糞便中のクロストリディオイデス(クロストリジウム)・ディフィシル抗原及びトキシン(トキシンA及びトキシンB)の検出(クロストリディオイデス(クロストリジウム)・ディフィシル感染の診断の補助) スマートジーン Myco マイコプラズマ核酸キット 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエDNAの検出(マイコプラズマ感染の診断の補助) スマートジーン SARS-CoV-2 SARSコロナウイルス核酸キット 生体試料中のSARS-CoV-2 RNAの検出(SARS-CoV-2感染の診断の補助) スマートジーン Flu A,B インフルエンザウイルス核酸キット 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のA型及びB型インフルエンザウイルスRNAの検出(インフルエンザウイルス感染の診断の補助) スマートジーン CD トキシンB クロストリジウム・ディフィシル核酸キット 糞便中のクロストリディオイデス・ディフィシル トキシンBのDNAの検出(クロストリディオイデス・ディフィシル感染の診断の補助) スマートジーンH.pylori G ヘリコバクターピロリ核酸キット 胃内視鏡廃液中のヘリコバクター・ピロリDNA及び23S rRNA遺伝子ドメインV領域の変異の検出(ヘリコバクター・ピロリ感染及びクラリスロマイシン低感受性のヘリコバクター・ピロリ感染の診断補助) HCG クイックチェッカー Dip ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出 LH クイックチェッカー・S 自己検査用黄体形成ホルモンキット 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出 当社のOTC・その他分野における主な製品は、以下のとおりであります。
製品名 一般的名称 使用目的 P-チェック・S 一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出(妊娠の検査) P-チェック・LH 自己検査用黄体形成ホルモンキット 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出 ハイテスターN 一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出(妊娠の検査) ハイテスターH 一般用黄体形成ホルモンキット 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出(排卵日予測の補助) (3) 当社の販売形態当社は体外診断用医薬品の原材料を国内外から仕入れ、当社で製造を行い、国内外の医薬品卸、代理店を通じて販売しております。
当社の事業を事業系統図として示すと下記のとおりであります。[事業系統図] [用語集]※1 免疫とは、外部から侵入してくる細菌やウイルスに対して体内が抵抗する働きのことで、この免疫反応が引き起こされると作られる抵抗物質が抗体です。
感染症免疫学的検査薬は、この抗体を用いて細菌、ウイルスの有無や量を調べる検査薬で、インフルエンザやコロナウイルスをはじめ広くウイルスや細菌による感染症の診断に使用されます。
※2 微生物を対象とした遺伝子検査薬とは、検体から検査対象となる微生物の遺伝子を増幅・検出することで感染微生物の特定や薬剤に対する耐性変異遺伝子の検出を自動化機器により実施する検査です。感染症を引き起こす微生物には、細菌,真菌やウイルスなどがあります。
微生物の検査においては、原因微生物の推定には塗抹検査や培養が行われ、さらに培養後のコロニーを用いた同定検査と薬剤感受性検査にて微生物の菌名の確定と効能がある薬の選定が行われていますが、染色や培養した菌の観察など特殊な技能を有し、また培養や感受性試験については、1週間程度の時間を要します。
遺伝子検査は当日中にそれらの結果が得られ、感染症の診断と治療を迅速に実施することができます。
※3 一般用医薬品とは、「一般の人が、薬剤師などから提供された適切な情報に基づき、自らの判断で購入し、自らの責任で使用する医薬品であって、軽度な疾病に伴う症状の改善、生活習慣病などの疾病に伴う症状発現の予防、生活の質の改善・向上、健康状態の自己検査、健康の維持・増進、その他保健衛生を目的とするもの」と定義されています。
十分な説明や情報を示した上で、消費者が自ら簡単な治療を行うというセルフメディケーションが推進されており、厚生労働省が認可を与えた医薬品のみ薬局やドラッグストアにおいて販売されています。※4 アデノウイルスとは、扁桃腺やリンパ節で増殖するウイルスです。
アデノウイルスに感染すると、軽い風邪程度から重症の扁桃腺炎や肺炎を発症します。※5 Strep A(A群β溶血連鎖球菌)とは、のどや皮膚にみられる細菌です。一般に、咽頭炎や扁桃炎を発症し、気管支炎を起こすことも多い細菌です。
※6 装置を用いて検査を行う試薬は、複数の機器メーカーが販売する汎用の装置に適用する検査薬と、専用の機器でのみ使用可能な検査薬に分類されます。機器試薬システムは後者をいい、1つのメーカーが装置と検査薬をセットで販売し、かつ、同じ装置に適用できる各種測定項目の検査薬を供給する販売形態です。
※7 「S-チェッカー」は、ドラッグストアや薬局など営む法人または個人を加盟社として構成したチェーン組織である日本ドラッグチェーン会(株式会社ニッド)のプライベートブランド商品の名称です。※8 「プレセルフ」は、株式会社マツモトキヨシのプライベートブランド商品の名称です。
※9 「ハイテスター」は、アリナミン製薬株式会社の登録商標です。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
47.5/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 50億 | 56億 ↑13.4% | 64億 ↑14.2% | 64億 ↑0.1% | 42億 ↓34.6% | 131億 ↑212.4% | 176億 ↑33.8% | 110億 ↓37.5% | 114億 ↑4.0% | 113億 ↓1.5% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 5億 | 9億 ↑60.6% | 12億 ↑43.5% | 11億 ↓9.0% | 4億 ↓62.5% | 67億 ↑1509.4% | 111億 ↑65.8% | 52億 ↓53.6% | 49億 ↓4.6% | 46億 ↓5.5% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 5億 | 9億 ↑62.2% | 12億 ↑42.4% | 11億 ↓8.3% | 4億 ↓62.6% | 67億 ↑1513.9% | 111億 ↑65.2% | 53億 ↓52.2% | 52億 ↓2.4% | 47億 ↓8.3% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 4億 | 7億 ↑67.0% | 9億 ↑39.3% | 9億 ↓4.9% | 3億 ↓65.0% | 48億 ↑1472.3% | 78億 ↑62.7% | 38億 ↓51.8% | 38億 ↓0.0% | 34億 ↓9.2% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 166.0円 | 138.6円 ↓16.5% | 96.5円 ↓30.4% | 91.8円 ↓4.9% | 32.2円 ↓65.0% | 505.7円 ↑1472.5% | 822.9円 ↑62.7% | 396.3円 ↓51.8% | 198.1円 ↓50.0% | 179.8円 ↓9.2% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 22.70% | 30.50% ↑34.4% | 32.90% ↑7.9% | 25.30% ↓23.1% | 8.10% ↓68.0% | 81.60% ↑907.4% | 70.30% ↓13.8% | 25.20% ↓64.2% | 22.90% ↓9.1% | 19.00% ↓17.0% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 9.78% | 15.08% ↑54.2% | 16.46% ↑9.2% | 13.73% ↓16.6% | 5.06% ↓63.1% | 39.50% ↑680.6% | 41.03% ↑3.9% | 19.92% ↓51.5% | 18.20% ↓8.6% | 15.31% ↓15.9% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 10.67% | 15.12% ↑41.7% | 19.00% ↑25.7% | 17.29% ↓9.0% | 9.90% ↓42.7% | 50.99% ↑415.1% | 63.16% ↑23.9% | 46.88% ↓25.8% | 43.02% ↓8.2% | 41.26% ↓4.1% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 2億 | 9億 ↑368.6% | 7億 ↓23.6% | 7億 ↑11.1% | 3億 ↓60.3% | 56億 ↑1794.4% | 62億 ↑10.3% | 40億 ↓35.3% | 33億 ↓16.1% | 20億 ↓41.6% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -8,607万 | -1億 ↓24.7% | -7億 ↓568.5% | -8億 ↓6.2% | -9,732万 ↑87.2% | -2億 ↓64.1% | -16億 ↓872.6% | -3億 ↑82.6% | -3億 ↓13.5% | -73億 ↓2272.6% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -6,683万 | -6億 ↓768.3% | 1,663万 ↑102.9% | -81万 ↓104.9% | -4億 ↓44261.1% | -12億 ↓222.5% | -16億 ↓34.9% | -24億 ↓51.6% | -21億 ↑12.1% | -21億 ↑0.8% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 1億 | 8億 ↑661.1% | -4,696万 ↓106.1% | -1,728万 ↑63.2% | 2億 ↑1246.2% | 54億 ↑2644.5% | 46億 ↓15.0% | 37億 ↓19.4% | 30億 ↓18.3% | -53億 ↓275.2% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 40億 | 44億 ↑8.3% | 56億 ↑27.5% | 64億 ↑14.0% | 61億 ↓4.9% | 122億 ↑101.5% | 191億 ↑56.7% | 189億 ↓0.8% | 207億 ↑9.4% | 224億 ↑7.9% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 19億 | 24億 ↑28.5% | 32億 ↑29.5% | 38億 ↑19.0% | 38億 ↑0.8% | 80億 ↑112.2% | 143億 ↑77.9% | 157億 ↑9.8% | 174億 ↑10.7% | 187億 ↑7.7% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 46.90% | 55.70% ↑18.8% | 56.50% ↑1.4% | 59.00% ↑4.4% | 62.50% ↑5.9% | 65.80% ↑5.3% | 74.80% ↑13.7% | 82.70% ↑10.6% | 83.70% ↑1.2% | 83.50% ↓0.2% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 50.0円 | 42.0円 ↓16.0% | 29.0円 ↓31.0% | 29.0円 ↑0.0% | 10.0円 ↓65.5% | 155.0円 ↑1450.0% | 250.0円 ↑61.3% | 200.0円 ↓20.0% | 140.0円 ↓30.0% | 100.0円 ↓28.6% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 30.13% | 30.31% ↑0.6% | 30.05% ↓0.9% | 31.59% ↑5.1% | 31.09% ↓1.6% | 30.65% ↓1.4% | 30.38% ↓0.9% | 20.21% ↓33.5% | 70.66% ↑249.6% | 55.60% ↓21.3% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。