当社グループは、ローツェ株式会社(当社)、連結子会社14社(「関係会社の状況」参照)、非連結子会社1社及び関連会社1社により構成されており、事業は半導体関連装置及びFPD関連装置の開発、製造、販売を主とした事業活動を行っております。
当社グループは、半導体業界やFPD業界における無塵化対応搬送装置の開発・製造・販売を行う「半導体・FPD関連装置事業」と、ライフサイエンス関連装置の開発・製造・販売を行う「ライフサイエンス事業」を報告セグメントとしております。
各セグメントにおける主要品目、主要製品、及び開発・製造・販売を行う主要な会社は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 主要品目 主要製品 主要な会社 半導体・FPD関連装置事業 半導体関連装置 大気用ウエハ搬送装置(システム)(a)EFEM(b)ウエハソータ(c)N2パージ対応ウエハストッカ真空用ウエハ搬送装置(システム)ウエハ搬送ユニット(単体)(ロボット・アライナ・ロードポート) 当社RORZE TECHNOLOGY,INC.RORZE SYSTEMS CORPORATIONRORZE AUTOMATION,INC.RORZE ROBOTECH CO.,LTD. 分析装置 全自動気相分解(VPD)装置 ローツェイアス株式会社 FPD関連装置 大型ガラス基板搬送装置ガラスカッティングマシン RORZE SYSTEMS CORPORATION ライフサイエンス事業 ライフサイエンス関連装置 インキュベータ(細胞培養装置) ローツェライフサイエンス株式会社 また、当社グループの半導体・FPD関連装置事業における主要品目及び主要製品の概要は、次のとおりであります。
(1) 半導体関連装置シリコンなどの素材で作られた円盤状に薄くスライスされたものを「ウエハ」といい、半導体は、このウエハ上にICチップを作り込んでいきます。現在のウエハは直径が300㎜や200㎜のものが一般的に使用されています。
半導体製造工程には、このウエハ上に処理を行う「前工程(ウエハ処理工程)」と、ウエハから個々のICチップに分割されてパッケージに組み込む「後工程」があります。
当社の主力製品である「半導体関連装置」は、発塵(ゴミ)が歩留まりに大きく影響する「前工程」で使用される無塵搬送ロボット、あるいはこの無塵搬送ロボットや各種ユニットにより構成された無塵搬送装置(システム)です。
半導体関連装置のうち、半導体製造工程のクリーンルーム内の大気中で使用されるウエハを処理装置に供給したり処理装置から受給する搬送装置を「大気用ウエハ搬送装置」といい、真空搬送チャンバやチャンバ内の真空環境での搬送作業を行うロボットで構成された搬送装置を「真空用ウエハ搬送装置」といいます。
「ウエハ搬送ユニット」には、ウエハ搬送装置(システム)を構成するウエハ搬送ロボット、ウエハの位置合わせを行うアライナ、FOUP(300mmウエハが最大で25枚入る保管箱)の供給を受けて側面の蓋を開けウエハを装置に取り込んだりFOUPに収納するための窓口の役割を果たすロードポートなどがあり、単品で装置メーカーに販売、供給しています。
当社グループの主力製品は、半導体関連装置の中でも大気用ウエハ搬送装置(システム)にあります(a)~(c)の製品です。また、それぞれの詳細につきましては、以下のとおりであります。
(a) EFEMEFEM(イーフェム)とは、Equipment Front End Moduleの略で、製造装置(プロセスチャンバ)や検査装置の前面に設置する搬送装置です。
EFEMの中にあるウエハ搬送ロボットがFOUPからウエハを1枚ずつ取り出して製造装置側に取り込んだり、製造装置側から戻ってきたウエハを1枚ずつFOUPに収納するなどの移載・搬送作業を行う装置(システム)です。製造装置や検査装置とドッキングして使用します。
(b) ウエハソータウエハソータとは、装置内にあるウエハ搬送ロボットがFOUPに保管された複数のウエハの中から1枚ずつ取り出し、ウエハに付されたロットナンバーを読み取り装置で光学的に読み取り、振り分けを行い、別のFOUPに収納するなど、FOUP間でウエハの移載を行う搬送装置です。
ウエハソータは、ホストコンピュータとの通信により、ウエハを分類、統合し、同じ条件のウエハを1つのキャリアにまとめるなどの作業を行うことができます。
(c) N2パージ対応ウエハストッカプロセスの微細化に伴い、ウエハを保管するにあたって、ウエハの表面酸化及び水分や周囲の雰囲気による品質影響対策が必要とされるようになりました。
この装置は、当社独自開発のウエハ個別保管庫で独立した窒素供給及びスライドシャッタードアにより高い自然酸化膜抑制性能と高いクリーン度を同時に達成した装置です。
(2) 分析装置分析装置は、半導体製造過程において金属汚染管理は非常に重要であり、Siウエハ中の金属不純物をICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析法)で自動分析するための前処理装置です。
(3) FPD関連装置テレビやパソコン、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイ部分に使用される極薄で大型サイズのガラス基板を製造工程中で搬送する、ロボットや各種ユニットにより構成された搬送装置(システム)であります。
そのほか、大型ガラス基板をレーザーを使用して切断するガラスカッティングマシンや、ガラス基板関連自動化装置などもこの品目に含まれております。液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイ製造工程で用いられる自動化のための製品は、当社グループの中でも韓国子会社だけが開発・製造・販売しております。
(4) ライフサイエンス関連装置創薬のための研究開発や、iPS細胞をはじめとする細胞培養に携わる研究者が手作業で行っている細胞培養処理を自動で行うことを実現するためのインキュベータ(細胞培養装置)や、ソフトウエアパッケージなどを開発・製造・販売しております。事業の系統図は、次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
43.08/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 247億 | 522億 ↑111.2% | 314億 ↓40.0% | 371億 ↑18.3% | 508億 ↑36.9% | 670億 ↑31.9% | 945億 ↑41.1% | 932億 ↓1.3% | 1,244億 ↑33.4% | 1,288億 ↑3.5% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 46億 | 42億 ↓7.3% | 58億 ↑37.2% | 77億 ↑33.2% | 93億 ↑20.3% | 158億 ↑69.7% | 264億 ↑67.1% | 241億 ↓8.6% | 320億 ↑32.7% | 312億 ↓2.7% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 46億 | 44億 ↓3.9% | 60億 ↑35.7% | 75億 ↑25.8% | 85億 ↑12.9% | 178億 ↑109.9% | 303億 ↑70.3% | 271億 ↓10.8% | 355億 ↑30.9% | 326億 ↓8.0% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 32億 | 29億 ↓10.0% | 43億 ↑49.0% | 55億 ↑26.8% | 69億 ↑25.5% | 138億 ↑99.7% | 227億 ↑64.2% | 201億 ↓11.5% | 231億 ↑15.2% | 175億 ↓24.4% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 176.8円 | 158.7円 ↓10.2% | 254.5円 ↑60.3% | 316.6円 ↑24.4% | 374.4円 ↑18.3% | 742.1円 ↑98.2% | 1237.4円 ↑66.7% | 1111.1円 ↓10.2% | 134.1円 ↓87.9% | 109.3円 ↓18.5% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 23.70% | 17.60% ↓25.7% | 23.40% ↑33.0% | 23.90% ↑2.1% | 23.00% ↓3.8% | 33.70% ↑46.5% | 37.70% ↑11.9% | 24.40% ↓35.3% | 22.50% ↓7.8% | 15.40% ↓31.6% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 12.02% | 8.61% ↓28.4% | 9.16% ↑6.4% | 10.07% ↑9.9% | 11.63% ↑15.5% | 15.66% ↑34.7% | 17.95% ↑14.6% | 12.87% ↓28.3% | 12.32% ↓4.3% | 8.86% ↓28.1% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 18.48% | 8.11% ↓56.1% | 18.53% ↑128.5% | 20.87% ↑12.6% | 18.33% ↓12.2% | 23.59% ↑28.7% | 27.95% ↑18.5% | 25.89% ↓7.4% | 25.74% ↓0.6% | 24.19% ↓6.0% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 37億 | -2,761万 ↓100.8% | -15億 ↓5311.8% | 67億 ↑545.7% | 82億 ↑22.5% | 30億 ↓63.0% | -19億 ↓163.6% | 155億 ↑909.6% | 368億 ↑136.7% | 312億 ↓15.2% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -12億 | -17億 ↓43.5% | -47億 ↓172.6% | -57億 ↓22.1% | -27億 ↑53.4% | -9億 ↑65.5% | -52億 ↓461.8% | -59億 ↓14.7% | -65億 ↓9.3% | -33億 ↑48.9% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -5億 | 39億 ↑916.8% | 93億 ↑140.1% | 4億 ↓95.3% | -14億 ↓433.6% | 36億 ↑346.8% | 107億 ↑200.2% | -8億 ↓107.4% | -92億 ↓1056.6% | -155億 ↓69.4% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 25億 | -17億 ↓170.5% | -62億 ↓254.1% | 10億 ↑115.5% | 55億 ↑475.6% | 21億 ↓61.8% | -71億 ↓436.8% | 96億 ↑236.3% | 303億 ↑214.8% | 279億 ↓8.1% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 270億 | 339億 ↑25.7% | 475億 ↑40.1% | 548億 ↑15.3% | 595億 ↑8.7% | 883億 ↑48.3% | 1,265億 ↑43.3% | 1,561億 ↑23.4% | 1,877億 ↑20.2% | 1,973億 ↑5.1% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 140億 | 166億 ↑18.6% | 206億 ↑24.1% | 256億 ↑24.4% | 316億 ↑23.2% | 439億 ↑38.9% | 636億 ↑44.9% | 847億 ↑33.1% | 1,056億 ↑24.7% | 1,166億 ↑10.4% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 52.50% | 50.20% ↓4.4% | 43.30% ↓13.7% | 46.20% ↑6.7% | 51.80% ↑12.1% | 51.40% ↓0.8% | 53.90% ↑4.9% | 59.10% ↑9.6% | 62.80% ↑6.3% | 66.00% ↑5.1% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 23.0円 | 20.0円 ↓13.0% | 25.0円 ↑25.0% | 30.0円 ↑20.0% | 30.0円 ↑0.0% | 65.0円 ↑116.7% | 135.0円 ↑107.7% | 135.0円 ↑0.0% | 17.0円 ↓87.4% | 17.0円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 13.01% | 12.60% ↓3.2% | 9.82% ↓22.1% | 9.48% ↓3.5% | 8.01% ↓15.5% | 8.76% ↑9.4% | 10.91% ↑24.5% | 12.15% ↑11.4% | 12.68% ↑4.4% | 15.55% ↑22.6% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。