当社グループは、奈良に本社を置く当社及び海外の連結子会社20社により構成されております。主な事業として、精密ボール(プレシジョン・コンポーネントビジネス)、精密ローラー(同)、送風機(ブロア・リアルエステイトビジネス)の製造販売を行っております。
当社グループは、日本に加え、米国、イタリア、ポーランド、スロバキア、オランダ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イギリス、中国、タイ及びインドにて製造販売を行っております。
プレシジョン・コンポーネントビジネスは、2025年12月期における当社グループ売上収益のおよそ98.7%の事業であり、顧客の厳しい要求に合った様々な材質、サイズの20,000種類を超える幅広い高品質精密ボールを製造販売しております。
さらに、幅広い範囲の精密ボールの在庫を活用した短納期での対応力を強みとしております。精密ボールは主に重要な構成要素としてボールベアリングに使用され、自動車や工作機械のような最終製品の品質、信頼性を確実なものとしております。
精密ローラーは主に、当社グループの精密ボールと類似の用途に加えて、油圧ポンプ及びモーター等の一定の非ベアリング用途にも使用されます。セラミックボールは、軽量でありながら高い強度を持っています。優れた絶縁性に加え、耐摩耗性、耐熱性、耐食性にも優れています。
この特徴を活かして、工作機械のスピンドルモーターやターボチャージャー、高速で回転する歯科用ドリルなどのベアリングに使用されています。その他、浄水処理や食品関連の液体制御用の定量ポンプのチェックボールとしても使用されています。
風力発電機や電気自動車などの環境に配慮した最終製品に加え、半導体製造装置などの成長分野において、セラミックボールは重要な役割を担っております。また、当社グループはボールペンのペン先ボールや医療用のプラスチック球のような様々な非ベアリング用途も製造販売しております。
ブロア・リアルエステイトビジネスは、主に中・大型送風機を製造販売しており、2025年12月期における当社グループ売上収益のおよそ1.3%の事業であります。主な製品の特徴と用途は以下のとおりであります。
製品 製品の特徴と用途 プレシジョン・コンポーネントビジネス 精密ボール 玉軸受用鋼球 当社グループの主力製品であり、主にボールベアリングを構成する部品として用いられております。
当社グループの鋼球は高寿命、低騒音の特徴をもち、自動車、二輪車、家電機器、一般機械の回転部分をはじめ幅広い用途に使用されております。セラミック球 当社グループの戦略製品であり、主にボールベアリングを構成する部品として用いられております。
セラミック球は鋼球に比べ、軽量、高強度、耐摩耗性、耐熱性、耐蝕性、絶縁性等の面で優れ、セラミック球を使用したボールベアリングは高寿命、良潤滑性、低フリクション等の特徴を持ちエコロジーや省エネの面で優れた性能を発揮します。
また、耐蝕性、絶縁性が優れていることから、従来の鋼球では使用できなかった環境での使用が可能となり、幅広い用途への展開が可能となっております。超硬合金球 主に、ボールペン用、計測器測定端子用、ボールバルブ用、ボールベアリング用等の用途に用いられております。
特にボールペン用ボールにおいては、高品質で幅広い表面加工技術を確立し、近年主流となっている水性ゲルインキや低粘度油性インキを使用したボールペンの筆記性能の向上に寄与しております。ガラスボール 主に、光通信用、内視鏡、カメラをはじめとする光学レンズなどの用途として用いられております。
当社では、ベアリング用ボールの製造技術を応用し、他社では類を見ない高品質、高精度の製品を大量生産する技術を確立しております。プラスチック球 金属球と比べ軽量であり、耐久性、耐触性に優れており、そのため潤滑油、錆止め油を必要としない等の特徴があります。
低荷重のベアリング、バルブ、プリンターインク用のボール栓などをはじめ、医療用、絶縁用、無騒音用ベアリング等でプラスチックの特性を生かした用途として用いられております。カーボン鋼球 カーボン鋼球は、キャスター等の中荷重、低荷重で特に高精度を必要としない回転機器などに用いられております。
主に、自動車用シートレール、自転車や事務機用等の軽荷重用ベアリングなどの用途として使用されております。
精密ローラー テーパーローラー(円すいころ) 自動車のトランスミッション、自動車のハブベアリング及び産業用の幅広い用途を含む様々な用途に使用される、テーパーローラーベアリング(円すいころ軸受)の部品であります。
シリンドリカルローラー(円筒ころ) 一般的に自動車及び産業用の用途に使用され、これによってベアリングを用いて重荷重をより小さいパッケージで運搬することが可能となります。スフェリカルローラー(球面ころ) 産業用の用途で使用するために、重荷重に対応するように設計され、高い耐久力を有するよう製造されます。
ブロア・リアルエステイトビジネス 遠心送風機等 当社グループは、中・大型遠心送風機を製造しており、各施設の用途に応じた、高効率、高圧力、大風量、低騒音型の遠心送風機等を製造販売しております。主に、製鉄所、火力発電所、原子力発電所、セメントプラントなどの主要部に使用されております。
(事業系統図) (注)プレコンとは、プレシジョン・コンポーネントビジネスの略称になります。ブロアとは、ブロア・リアルエステイトビジネスの略称になります。
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
28.48/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 369億 | 532億 ↑44.3% | 748億 ↑40.5% | 646億 ↓13.7% | 520億 ↓19.4% | 679億 ↑30.6% | 790億 ↑16.4% | 803億 ↑1.6% | 759億 ↓5.5% | 698億 ↓8.0% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 69億 | 70億 ↑0.9% | 99億 ↑42.3% | 82億 ↓17.7% | 36億 ↓55.9% | 58億 ↑61.1% | -91億 ↓255.9% | 9億 ↑109.4% | 8億 ↓4.6% | -223億 ↓2844.0% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 64億 | 39億 ↓38.7% | 37億 ↓5.1% | 25億 ↓33.3% | 8億 ↓67.4% | 3億 ↓68.0% | 13億 ↑405.8% | 5億 ↓62.7% | -4億 ↓181.6% | -18億 ↓360.6% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 46億 | 32億 ↓31.4% | 68億 ↑114.7% | 49億 ↓28.3% | 19億 ↓61.6% | 36億 ↑89.3% | -91億 ↓355.7% | -13億 ↑85.8% | 9億 ↑170.9% | -272億 ↓3084.0% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 116.5円 | 80.2円 ↓31.2% | 171.4円 ↑113.8% | 121.7円 ↓29.0% | 46.6円 ↓61.7% | 88.0円 ↑88.8% | -225.3円 ↓356.0% | -32.4円 ↑85.6% | 22.9円 ↑170.8% | -702.8円 ↓3167.7% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 10.40% | 7.10% ↓31.7% | 15.10% ↑112.7% | 10.80% ↓28.5% | 4.20% ↓61.1% | 7.30% ↑73.8% | -17.60% ↓341.1% | -2.50% ↑85.8% | 1.60% ↑164.0% | -55.30% ↓3556.3% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 4.96% | 2.31% ↓53.4% | 4.92% ↑113.0% | 3.62% ↓26.4% | 1.44% ↓60.2% | 2.26% ↑56.9% | -5.68% ↓351.3% | -0.77% ↑86.4% | 0.52% ↑167.5% | -17.94% ↓3550.0% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 18.77% | 13.12% ↓30.1% | 13.29% ↑1.3% | 12.68% ↓4.6% | 6.94% ↓45.3% | 8.56% ↑23.3% | -11.47% ↓234.0% | 1.06% ↑109.2% | 1.07% ↑0.9% | -31.98% ↓3088.8% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 67億 | 51億 ↓23.1% | 81億 ↑58.1% | 60億 ↓25.5% | 22億 ↓63.2% | 63億 ↑182.0% | -41億 ↓166.0% | 14億 ↑134.0% | 49億 ↑246.8% | 105億 ↑115.9% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -9億 | -438億 ↓4997.0% | -34億 ↑92.4% | 40億 ↑220.1% | -13億 ↓131.6% | -23億 ↓79.3% | -35億 ↓53.6% | -49億 ↓39.7% | -38億 ↑22.4% | 11億 ↑129.6% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -34億 | 316億 ↑1039.5% | -32億 ↓110.0% | -62億 ↓96.6% | -27億 ↑55.8% | 129億 ↑571.6% | -18億 ↓113.6% | 14億 ↑179.1% | -19億 ↓236.7% | -13億 ↑31.8% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 58億 | -387億 ↓765.6% | 48億 ↑112.3% | 101億 ↑111.5% | 10億 ↓90.6% | 40億 ↑319.4% | -76億 ↓291.8% | -35億 ↑54.3% | 11億 ↑130.7% | 116億 ↑985.0% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 934億 | 1,378億 ↑47.5% | 1,387億 ↑0.7% | 1,352億 ↓2.5% | 1,305億 ↓3.5% | 1,572億 ↑20.5% | 1,599億 ↑1.7% | 1,661億 ↑3.9% | 1,747億 ↑5.2% | 1,517億 ↓13.2% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 314億 | 324億 ↑3.0% | 324億 ↑0.2% | 339億 ↑4.7% | 320億 ↓5.7% | 312億 ↓2.4% | 303億 ↓3.1% | 279億 ↓7.8% | 309億 ↑10.8% | 283億 ↓8.5% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 47.10% | 32.80% ↓30.4% | 32.50% ↓0.9% | 33.90% ↑4.3% | 34.20% ↑0.9% | 33.90% ↓0.9% | 31.30% ↓7.7% | 32.60% ↑4.2% | 35.20% ↑8.0% | 24.40% ↓30.7% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 63.0円 | 64.0円 ↑1.6% | 79.0円 ↑23.4% | 81.0円 ↑2.5% | 24.0円 ↓70.4% | 44.0円 ↑83.3% | 30.0円 ↓31.8% | 13.0円 ↓56.7% | 25.0円 ↑92.3% | - |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 54.10% | 79.82% ↑47.5% | 46.08% ↓42.3% | 66.54% ↑44.4% | 51.46% ↓22.7% | 49.98% ↓2.9% | 104.13% ↑108.3% | - | 109.12% | - |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。