当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社2社で構成され、自動ドア開閉装置(注)の販売・設計・施工・保守サービス、ステンレス建具の製造・建築金物の製作・販売等を主な事業内容としております。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
(注)自動ドア開閉装置とは、ドアを開閉させるためのモーターやコントローラー(制御装置)などから構成される駆動装置であります。通行者を感知するセンサー以外は、通常サッシ(建具)に内蔵されております。なお、自動ドア開閉装置と建具関連製品の関係は次のとおりであります。
(1)自動ドア関連事業自動ドア関連事業は、自動ドア開閉装置の販売・設計・施工・保守サービスを行うほか、自動ドア開閉装置の取替及びステンレスサッシ等を含む改修(以下、「取替及び改修」を「リニューアル」という。)を行っております。当社はそれらの業務を社内一貫体制で受注できる体制を整えております。
図-自動ドア開閉装置と建具の関係図 (注)センサーは自動ドア開閉装置に含まれます。図-当事業におけるバリューチェーン ① 営業当社グループは、北海道、東北、関東地区を中心とした営業活動を行っております。
営業先は施主・設計会社・ゼネコン等、多層に亘っており、顧客へのタイムリーできめ細かい営業と打ち合わせが必要なため、営業地域に支店・営業所(以下、「拠点」という。)網を配置しており、現在38ヶ所の拠点網を配置しております。
② 設計当社グループは、主要拠点全てに設計要員を置き、自動ドア開閉装置の適切な仕様決定や開口部への納まりの設計及び各現場における様々な打ち合わせのサポートを行っております。
近年、自動ドアの用途は、単なるハンズフリーの自動開閉のみならず、バリアフリーや防犯、防火、防音、衛生管理など多岐に亘っているため、当社グループは設計部門を充実させ、顧客のニーズにマッチしたエントランス環境の提供を目指しております。
③ 施工当社グループは、自動ドアの施工を外注委託せず、主に内製により行っております。自動ドアのスムーズな作動を確保し、通行者の安全を確保するために、開閉スピードやセンサーの検知エリアの確認など施工基準を定め、施工品質の確保に努めております。
④ 保守サービス当社グループは、施主(又は建物管理者)と自動ドアの定期点検保守契約を結んでおります。自動ドアは、日常の開閉動作等による機械的・電機的な消耗等のため、設置当初の性能・機能が発揮されず、故障につながることがあります。
保守サービスでは、自動ドアを正常かつ円滑に動作させ、良好な開閉状態を維持するために装置各部の点検・調整あるいは修復を行っております。また、自動ドアは、ビルや店舗の入口に設置されていることが多く、故障の際に迅速な修理対応が求められます。
当社グループでは、原則として、最長でも車で2時間以内にすべての顧客に到達できる拠点網の整備に努めており、24時間365日のアフターサービス体制を整えております。
⑤ 技術管理・商品開発・仕入れ<技術管理>当社グループは、技術サービス部員を対象とした教育、研修を計画的に行い施工品質並びに保守サービス品質の向上に努めております。国家検定である自動ドア施工技能士(1級・2級)の資格取得養成にも力を入れ、2026年2月末現在266名の有資格者を有しています。
<商品開発>当社グループは、当社による研究開発又は提携先との共同で自動ドア開閉装置の新商品や関連商品の開発を積極的に行っております。その主な販売実績は下記のとおりであります。
2014年8月 「e-セービングドア」(次世代型自動ドア)2018年5月 「スリムドアZero」(限りなくガラスだけのデザインを実現した新型ドア) 「フィックスサイドガードZero」(戸袋用防護柵)2019年8月 「Fiプラットフォーム」とそれに対応する新しい保守点検サービス「Fi-A」(「歩行者 用自動ドアセット―安全性(JIS A 4722)」に対応した安全性の高い自動ドア)2019年12月 「フィックスサイドガードSNG」(自動ドア防護柵にデジタルサイネージを組み込んだ 新防護柵)2021年5月 「ソーシャルアイ」(インフォメーション機能を搭載した非接触多機能トイレドアスイ ッチ)2022年1月 「eメディアドア」(環境負荷の軽減・別次元の安全性・自動ドアの場所を活かした情 報の受発信を実現する、画像解析AI+自動ドア)2022年7月 「FTF-CAS」(業界初の遮煙性能を有する特定防火設備自動ドア)2023年2月 「スリムドアFB」(見付幅5mmのフレームを採用したシャープなデザインが特徴の強化 ガラスドア) 2025年1月 「ミライロドア」(障害のある方にやさしいスマートフォン連携自動ドア)<仕入れ>当社グループは、自動ドア開閉装置を主要仕入先である寺岡オートドア株式会社や扶桑電機工業株式会社等のメーカーから仕入れております。
また、自動ドアセンサーにつきましては、オプテックス株式会社から仕入れております。これらの仕入先とは密接に連携し、自動ドアの既存商品に係る改良改善に積極的に取り組んでおります。
(2)建具関連事業建具関連事業は、ステンレスサッシとドア(框ドア、強化ガラスなど)を主力製品としており、主に自動ドア開閉装置とセットで販売しております。
自動ドア開閉装置の設計は機種選定と納まりが基本ですが、ステンレスサッシの設計は建物への納まりに対して0.1ミリの精度が求められるなど、その強度や雨仕舞い(水漏れ防止)、耐風圧、耐候性等をクリアーできる構造にも配慮しております。
当社グループではステンレスサッシ製造の経験と実績によって蓄積されたノウハウをデータベース化し、最新のCADシステム(注)もフルに活用することにより、顧客へのベストな仕様提供を目指した設計体制を構築しております。
(注)Computer Aided Designの略でコンピュータを利用して製品の設計を行うシステムであります。ステンレスサッシ等の主要な建具の製造は、当社の連結子会社であるアートテックス株式会社が担っております。
当該連結子会社の札幌工場は1991年9月に操業を開始し、また盛岡工場は1996年8月に操業を開始しております。さらに、札幌工場及び盛岡工場は2006年12月にISO9001の認証を取得するなど、ステンレスサッシの製造に係る品質向上に努めております。
(3)その他その他の事業として、株式会社トルネックスの販売代理店として、喫煙所システム「トルネックス」の販売・設置・保守を行う環境機器事業や入退室管理・セキュリティゲート・防犯対策品を販売するセキュリティ事業、駐輪システム事業を行っております。
また、当社の連結子会社である株式会社ワイズ・コーポレーションが組込み系制御基板の開発・設計・製造を行っております。当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 104億 | 77億 ↓26.1% | 115億 ↑48.8% | 117億 ↑1.8% | 115億 ↓1.4% | 119億 ↑3.7% | 128億 ↑7.1% | 138億 ↑8.1% | 136億 ↓1.8% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 6億 | 3億 ↓42.0% | 7億 ↑95.2% | 5億 ↓18.1% | 6億 ↑15.4% | 7,037万 ↓88.8% | 4億 ↑537.2% | 6億 ↑36.7% | 5億 ↓25.6% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 7億 | 4億 ↓44.8% | 7億 ↑93.6% | 6億 ↓17.4% | 7億 ↑15.6% | 2億 ↓76.0% | 5億 ↑207.0% | 7億 ↑36.8% | 5億 ↓21.9% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 3億 | 2億 ↓33.1% | 4億 ↑86.5% | 3億 ↓33.4% | 4億 ↑57.1% | 9,405万 ↓78.5% | 2億 ↑154.3% | 5億 ↑91.4% | 3億 ↓45.4% |
| 収益性 | |||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 75.7円 | 41.7円 ↓45.0% | 77.7円 ↑86.5% | 51.8円 ↓33.4% | 81.3円 ↑57.1% | 17.5円 ↓78.5% | 44.6円 ↑154.3% | 85.3円 ↑91.4% | 46.6円 ↓45.4% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 6.80% | 3.90% ↓42.6% | 7.10% ↑82.1% | 4.50% ↓36.6% | 6.90% ↑53.3% | 1.50% ↓78.3% | 3.80% ↑153.3% | 7.00% ↑84.2% | 3.70% ↓47.1% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 3.57% | 2.41% ↓32.5% | 3.95% ↑63.9% | 2.67% ↓32.4% | 3.95% ↑47.9% | 0.87% ↓78.0% | 1.99% ↑128.7% | 3.74% ↑87.9% | 2.19% ↓41.4% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 5.64% | 4.43% ↓21.5% | 5.81% ↑31.2% | 4.67% ↓19.6% | 5.47% ↑17.1% | 0.59% ↓89.2% | 3.51% ↑494.9% | 4.44% ↑26.5% | 3.36% ↓24.3% |
| キャッシュフロー | |||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 6億 | 2億 ↓75.8% | 10億 ↑510.4% | 4億 ↓53.5% | 5億 ↑9.9% | 4億 ↓23.2% | 6億 ↑72.4% | 8億 ↑16.0% | -9億 ↓215.9% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -2億 | -1億 ↑40.7% | -7億 ↓396.7% | -8億 ↓11.6% | -3億 ↑60.1% | -1億 ↑56.2% | -3億 ↓132.8% | -6,683万 ↑79.0% | -2億 ↓221.9% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 5億 | -2億 ↓139.2% | 2億 ↑177.8% | -3億 ↓265.6% | -2億 ↑15.6% | -3億 ↓35.1% | 5億 ↑277.0% | -5億 ↓198.8% | -4,559万 ↑90.9% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 4億 | 1,591万 ↓96.1% | 3億 ↑1519.1% | -3億 ↓230.5% | 2億 ↑152.9% | 2億 ↑34.6% | 3億 ↑37.9% | 7億 ↑107.7% | -11億 ↓258.5% |
| 財務 | |||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 94億 | 93億 ↓1.0% | 106億 ↑14.0% | 104億 ↓1.4% | 111億 ↑6.2% | 108億 ↓1.9% | 120億 ↑10.7% | 122億 ↑1.9% | 114億 ↓6.6% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 53億 | 57億 ↑7.4% | 60億 ↑4.8% | 61億 ↑2.1% | 64億 ↑4.8% | 61億 ↓4.9% | 62億 ↑1.5% | 64億 ↑4.7% | 65億 ↑1.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 57.20% | 62.00% ↑8.4% | 57.60% ↓7.1% | 59.30% ↑3.0% | 58.30% ↓1.7% | 56.70% ↓2.7% | 53.40% ↓5.8% | 54.70% ↑2.4% | 61.20% ↑11.9% |
| 配当 | |||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 22.0円 | 27.0円 ↑22.7% | 28.0円 ↑3.7% | 27.0円 ↓3.6% | 28.0円 ↑3.7% | 28.0円 ↑0.0% | 31.0円 ↑10.7% | 32.0円 ↑3.2% | 32.0円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 29.05% | 64.79% ↑123.0% | 36.04% ↓44.4% | 52.14% ↑44.7% | 34.42% ↓34.0% | 159.82% ↑364.3% | 69.57% ↓56.5% | 37.51% ↓46.1% | 68.68% ↑83.1% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。