(1) 当社グループの考え・方針当社グループは、子会社の経営管理を主な事業内容とする当社と、認可保育所・プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)及び幼児教室の運営を主な事業とする連結子会社1社(株式会社Smile Project)により構成されており、次世代を担う子どもたちを育成する保育と幼児教育を基盤としながら、そのご家族皆様の日々の生活を豊かにし、個人と家族の幸せが寄り添えるための総合パーソナルケアサービスを主な事業として営んでおります。
当社グループは、“「家族の幸せ」と「個人の幸せ」が寄り添える社会へ”をパーパスとして掲げております。
女性への負担が大きい社会の仕組み改善、個人と家族の幸せの両立、少子化の打開等の新たな社会課題の解決に向けて、幼児教育サービスに留まらず、その子供たちとご家族の皆様に対してお役にたてる総合パーソナルケアサービスの会社へ生まれ変わる取り組みを続けております。
その取り組みの一環として、国内教育領域、国際教育領域、産後ケア領域、ファミリーサポート領域の4つの事業領域を編成しております。
事業領域の区分 国内教育領域 認可保育グループ 認可保育園 プレミアム教育グループ プレップスクール&幼児教室 アフタースクール スイミングスクール 国際教育領域 グローバルスクール 海外留学支援 ネイチャーツーリズム 海外園運営 産後ケア領域 オーダーメイド産後ケア施設 ファミリーサポート領域 建築デザイン等 主たる事業領域たる国内教育領域(認可保育グループ及びプレミアム教育グループ)につきましては、創業以来、幼児期における非認知能力の育成こそが、人が生涯において幸せに暮らし、心豊かな生活を送るための重要な基盤になると考え、「生活の場としての保育」から「幼児教育の場としての保育」へと変革を進め、社会に必要な基盤としての保育施設を安定的に運営するとともに、非認知能力の育成を軸にした保育及び幼児教育に取り組んでまいりました。
子どもたちが社会に出る20年後、AI時代・情報化時代はより進化することが予測されております。
今存在しない職業に就くだろう時代を生き抜くに当たり、子どもたちに必要な力は何か?どうしたらその力が身に付くのか?正解のない問いや自ら設定した課題に挑戦できる人材、創造性や高い専門性を発揮できる人材、人の感性や他者への思いやりに溢れた人材へと育つ基礎作りを、当社オリジナル教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」や、モンテッソーリ、レッジョ・エミリア・アプローチ等、世界の様々な教育プログラムを積極的に取り入れ、子どもたちとともに保育者も学べるプログラムとして実践しております。
これからの時代を生き抜く子どもたちを育てる保育及び幼児教育の場としての保育施設を目指し、認可保育所である「キッズガーデン」及び「キッズスマイル」と、認可外のプレスクール一体型保育所「KIDS GARDEN PREP SCHOOL」及び幼児教室「キッズガーデンクラスルーム」、さらには、就学児を対象とするハイエンドの学童・アフタースクールの運営を通じ、「未来に輝く子どもたちを育てる」ための保育と教育サービスの提供を行っております。
(2) 当社グループにおける幼児教育の取り組み当社グループでは前述の考えから、「自立」「自主性」「想像力」の心を育み、他者への思いやり等集団生活をきちんと営むことができる子どもたちを育てるための非認知能力を育成する幼児教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」を、認可保育所全園で提供するとともに、一部の園ではモンテッソーリプログラムや専門講師を招いての体操プログラム等も取り入れております。
また、プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)においては、上記「KID'S PREP. PROGRAM」とモンテッソーリプログラムを全園で実践するとともに、レッジョ・エミリア・アプローチ(※)といった海外発祥の非認知能力育成の幼児教育プログラムや、アート&クラフト・制作・水彩画等の感覚能力の育成、体操・空手・水泳・ダンス・リトミック等の運動能力や礼儀・規律・創造性の育成、幼稚園・小学校受験のためのプログラムや英語等の様々な教育サービスを取り入れるとともに、厳選した調味料を使った給食提供や、食育活動では旬の食材について知識を学びながら実際に調理までを行う活動等を実践しております。
また利用における新規予約・変更は全てスマートフォンアプリで完結できるシステムを導入する等、保護者の利便性向上にも取り組んでおります。※ レッジョ・エミリア・アプローチとは、北イタリアのレッジョ・エミリアが発祥の幼児教育法。
個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力やコミュニケーション能力、探求心、考える力等を養うことを目的として、世界中で高く評価されている教育方法です。
(3) 当社グループが運営する認可保育所と認可外保育施設の数当社グループの事業は「幼児教育事業」のみの単一セグメントとなっており、当社グループは当連結会計年度末現在、首都圏を中心に、自治体より認可を受けた保育施設70園、当社グループが独自に運営している認可外保育施設7施設、幼児教室2施設、スイミングスクール1施設、グローバルスクール3施設を運営しております。
2015年4月より施行となった「子ども・子育て支援新制度」の下、公的に認可等を受けて運営される保育施設は、施設型給付費を受ける施設(認可保育所、認定こども園、幼稚園)と地域型保育給付を受ける施設(小規模保育、家庭的保育等)に区分されています。
当社グループが運営する認可保育所には、施設型給付を受ける認可保育所と、小規模保育所があります。なお、各施設の概要は以下のとおりであります。
① 認可保育所(70園):児童福祉法に基づき、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)を満たし、都道府県知事等に認可された児童福祉施設をいいます。当社グループは、国及び自治体が負担する施設型給付費を委託費として交付を受ける認可保育所を70園運営しております。
また、小規模保育所の3園は、子ども・子育て支援新制度の下で、市区町村の認可事業として新たに創出された保育制度(6~19名定員施設)であり、利用者(保護者)からの保育料及び自治体より地域型保育給付の交付を受け運営しております。
② 認可外保育施設(7施設):認可外保育施設とは、認可保育所、認定こども園及び地域型保育事業(家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業又は居宅訪問型保育事業)以外の保育を行うことを目的とする施設(保育者の自宅で行うもの、少人数のものを含む)の総称です。
また、幼稚園以外で幼児教育を目的とする施設において、概ね1日4時間以上、週5日、年間39週以上施設で親と離れることを常態としている場合も、認可外保育施設に含まれます。認可外保育施設は、利用者(保護者)からの利用料により運営しております。
[認可保育所・認可外保育施設の事業モデル]認可保育所・認可外保育施設については、利用者(保護者)との契約関係が異なり、その結果、保育料等の収受形態も異なっております。① 認可保育所 利用者(保護者)との直接的な契約関係と、自治体との契約関係の2つに分かれます。
利用者が支払う保育料は園児の年齢や保護者の所得水準等に応じ決定されており、自治体による法定代理収受により、自治体が徴収、当社に施設型給付として支払われます。一方、延長料金及び小規模保育所における保育料等については、利用者と直接利用契約を締結し、利用者からも徴収しております。
② 認可外保育施設 利用者(保護者)との直接的な契約関係のみであり、自治体との契約関係はないため、利用者と直接利用契約を締結し、利用者から基本保育料、延長保育料や各種サービス利用料を徴収しております。
[事業系統図] (4) 当社グループが取り組む新たな事業について現在、日本における産後の母親と家族が直面する問題として、育児の負担増加や心理的なサポート不足が挙げられますが、当社グループは、これらの課題に対処し、安心して子育てができる環境を提供することを目指しており、2026年6月22日に第一号施設として、産後ケアホテルVilla Mom(ヴィラマム)東京・有明が開業いたしました。
出産直後の女性の疲れや不安に寄り添い、この先続く新生児と家族の時間をより健やかに快適に過ごせるよう休息と回復を提供すべく、オーダーメイド産後ケア施設を今後も主要都市部で事業展開してまいります。
[在籍園児数の推移] (単位:人) 区分 2022年3月末 2023年3月末 2024年3月末 2025年3月末 2026年3月末 認可保育所(小規模保育所含む) 3,596 3,888 4,037 4,045 4,100 認可外保育施設等 734 1,093 1,245 1,310 1,398 計 4,330 4,981 5,282 5,355 5,498 [運営保育施設数の推移] (単位:施設) 区分 2022年3月末 2023年3月末 2024年3月末 2025年3月末 2026年3月末 認可保育所(東京都) 59 62 63 63 63 認可保育所(神奈川県) 5 5 5 5 5 認可保育所(愛知県) 2 2 2 2 2 認可保育所 計 66 69 70 70 70 認可外保育施設(東京都) 6 7 6 6 7 幼児教室(東京都) 1 1 1 1 2 スイミングスクール(東京都) ― 1 1 1 1 グローバルスクール(東京都) ― ― 1 2 3 総合計 73 78 79 80 83 なお、当社は「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 73億 | 91億 ↑25.3% | 107億 ↑17.0% | 119億 ↑11.3% | 129億 ↑8.5% | 137億 ↑6.1% | 145億 ↑6.3% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | -3億 | -4億 ↓18.2% | -2億 ↑43.8% | -3,168万 ↑85.3% | 2億 ↑834.8% | 4億 ↑76.4% | 4億 ↓9.9% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 19億 | 10億 ↓47.8% | 11億 ↑16.7% | 4億 ↓67.0% | 3億 ↓17.7% | 4億 ↑32.8% | 4億 ↓15.1% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 12億 | 5億 ↓53.4% | 7億 ↑25.2% | 2億 ↓72.6% | 1億 ↓29.7% | 2億 ↑14.5% | 2億 ↑45.6% |
| 収益性 | |||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 429.9円 | 172.9円 ↓59.8% | 216.2円 ↑25.1% | 58.0円 ↓73.2% | 40.8円 ↓29.7% | 47.0円 ↑15.2% | 68.4円 ↑45.6% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 32.00% | 10.90% ↓65.9% | 12.10% ↑11.0% | 3.10% ↓74.4% | 2.10% ↓32.3% | 2.40% ↑14.3% | 3.50% ↑45.8% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 10.20% | 3.93% ↓61.5% | 4.68% ↑19.1% | 1.36% ↓70.9% | 0.93% ↓31.6% | 1.00% ↑7.5% | 1.32% ↑32.0% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | -4.44% | -4.19% ↑5.6% | -2.02% ↑51.8% | -0.27% ↑86.6% | 1.81% ↑770.4% | 3.01% ↑66.3% | 2.55% ↓15.3% |
| キャッシュフロー | |||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 23億 | 16億 ↓30.6% | 23億 ↑42.2% | 12億 ↓48.3% | 10億 ↓17.1% | 9億 ↓4.8% | 6億 ↓37.9% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -23億 | -23億 ↑0.9% | -10億 ↑56.1% | -3億 ↑66.0% | -2億 ↑35.4% | -4億 ↓84.4% | -10億 ↓133.8% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 9億 | 13億 ↑53.7% | -2億 ↓118.0% | -12億 ↓403.4% | 7,050万 ↑105.8% | 6億 ↑697.8% | 14億 ↑155.7% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | -4,217万 | -7億 ↓1621.4% | 13億 ↑272.9% | 8億 ↓33.9% | 8億 ↓9.5% | 5億 ↓31.4% | -4億 ↓175.7% |
| 財務 | |||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 115億 | 139億 ↑21.0% | 147億 ↑5.1% | 138億 ↓5.6% | 142億 ↑2.3% | 152億 ↑7.5% | 167億 ↑9.7% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 47億 | 53億 ↑11.9% | 60億 ↑13.7% | 62億 ↑3.2% | 63億 ↑2.2% | 65億 ↑2.5% | 62億 ↓5.2% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 41.00% | 37.90% ↓7.6% | 41.00% ↑8.2% | 44.80% ↑9.3% | 44.60% ↓0.4% | 42.70% ↓4.3% | 36.80% ↓13.8% |
| 配当 | |||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | 95.0円 | 95.0円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | 202.17% | 138.85% ↓31.3% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。