当社グループは、当社(アディッシュ株式会社)と連結子会社2社(アディッシュプラス株式会社、adish International Corporation)により構成されており、ソーシャルメディア(注1)やコミュニケーションサービス(注2)などの情報領域で発生する課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい“居場所”をつくることを目的とした「カスタマーリレーション事業」を提供しております。
現在、スタートアップを中心としたインターネット関連産業では、SNSやブログなどのソーシャルメディア、ソーシャルアプリ(注3)やスマートフォンアプリに加え、シェアリングエコノミー(注4)、Fintech(注5)、MaaS(注6)など様々な領域において新たなサービスが生まれ提供されております。
当社グループは、今後の日本経済の成長の鍵となるスタートアップがグロースできるように支援することに注力しております。
これまで当社が培ってきたカスタマーに係るノウハウを活かし、スタートアップによるカスタマーサクセス(注7)の実現に向けた様々な課題を解決するための支援として、カスタマーサクセスコンサルティングから施策の実行、改善提案などを推進するとともに、カスタマーサポートの体制構築・リソース提供など複合的なサービスの提供を行っております。
また、新たなサービスが発展する一方で、社会通念上不適切と思われる書き込みや行為による被害が発生するなど、デジタルエコノミー特有の課題があり、これらの課題に対処するためのサービスを提供することにより、人と人のつながりあるいは人と企業などのつながりを支援し、インターネットを通じた社会が、健全で心地よいものとなるよう貢献するための事業展開を推進していきたいと考えております。
「カスタマーリレーション事業」は以下の2つのサービスに区分しております。なお、当社グループは「カスタマーリレーション事業」の単一セグメントであります。また、当連結会計年度より事業系統の見直しをおこない、「インターネットモニタリング」をアダプション支援サービスに変更しております。
1.グロース支援サービス 企業が成長する際に必要となるカスタマーに関する課題を解決するサービスであり、以下のサービスを複合的に提供しております。・カスタマーサクセス総合支援 スタートアップが急成長に伴い抱える課題の解決を支援するサービスであります。
カスタマーサクセスコンサルティングからリソース支援など総合的に支援しております。・ソーシャルアプリサポート 利用者からのお問い合わせを顧客企業に代わって対応するカスタマーサポートサービスであります。
電話、メール及びチャットを利用したカスタマーサポートに対応しており、海外市場に向けてサービス展開をしている顧客企業にも幅広くサポートするために10ヵ国語以上の言語に対応しております。
2.アダプション支援サービス デジタルエコノミーに適応する上での課題を解決するサービスであり以下のサービスを複合的に提供しております。
・インターネットモニタリング 利用者の行う投稿を24時間365日体制でモニタリングし、不適切なものが発見された場合に、注意、報告、警告、非表示化などの対応を行うサービスであります。
・スクールガーディアン 学校生活上の課題となり得るネットいじめの可能性がある書き込みや、インターネットでの個人情報流出をモニタリングして生徒指導に活かしていくコンサルティングサービスであります。
・フロントサポート 企業がソーシャルメディアを活用して利用者に能動的に働きかけることで、利用者とのつながりを維持、向上させ、ファンコミュニティ(注8)を形成していくためのサービスであります。
・システムプロダクト インターネットモニタリング、カスタマーサポートの技術及び知見を活かし、チャットボット(注9)サービス「hitobo」、誹謗中傷投稿AI検知サービス「matte」、SNS炎上対策サービス「Pazu」を提供しております。
(注)1.「ソーシャルメディア」とは、インターネット上で不特定多数の人が双方向でコミュニケーションをとることで、情報共有及び情報の拡散が発生するメディアのことであります。
2.「コミュニケーションサービス」とは、インターネット上で利用者が投稿する文章、画像、映像、音声などの様々なコンテンツをとおしてコミュニケーションを取ることができるサービスのことであります。
3.「ソーシャルアプリ」とは、SNSなどのソーシャルメディア上で利用できる、利用者同士のつながりや交流関係を機能に活かしたWebアプリケーションのことであります。
4.「シェアリングエコノミー」とは、主にインターネット上のプラットフォームを介して、遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しや利用をするサービスにより構成される経済圏を指します。
5.「Fintech」とは、金融を意味する「Finance」と、技術を意味する「Technology」を組み合わせた造語であります。ICTを駆使した革新的、あるいは破壊的な金融商品・サービス自体及びその潮流を意味しております。
6.「MaaS」とは、Mobility as a Serviceの略称で、マイカー以外のすべての交通手段による移動をひとつのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな移動の概念であります。
7.「カスタマーサクセス」とは、顧客が製品・サービスを使うことで成功し、望ましい結果を達成することを支援するビジネス方法と定義しております。8.「ファンコミュニティ」とは、特定のサービスや製品などに対して熱狂的な愛好者が形成するコミュニケーションネットワークの総称と定義しております。
9.「チャットボット」とは、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムのことであります。[事業系統図] 当社の事業の系統図は次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
21.02/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | |||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 25億 | 27億 ↑8.8% | 30億 ↑9.9% | 34億 ↑14.3% | 35億 ↑2.9% | 36億 ↑2.0% | 37億 ↑2.9% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 1億 | 748万 ↓94.3% | 5,184万 ↑592.8% | 9,808万 ↑89.2% | -2億 ↓275.3% | -1億 ↑23.0% | 245万 ↑101.9% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 1億 | 500万 ↓96.3% | 7,060万 ↑1313.2% | 1億 ↑52.8% | -2億 ↓259.7% | -1億 ↑31.6% | 1,847万 ↑115.7% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 9,229万 | -412万 ↓104.5% | 4,880万 ↑1285.3% | 7,622万 ↑56.2% | -2億 ↓355.0% | -1億 ↑40.7% | -190万 ↑98.4% |
| 収益性 | |||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 64.3円 | -2.5円 ↓103.8% | 27.3円 ↑1214.3% | 42.9円 ↑57.1% | -110.5円 ↓357.6% | -66.7円 ↑39.6% | -1.0円 ↑98.5% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 39.40% | -0.70% ↓101.8% | 7.90% ↑1228.6% | 11.20% ↑41.8% | -44.97% ↓501.5% | -33.84% ↑24.7% | -0.36% ↑98.9% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 11.41% | -0.37% ↓103.2% | 4.19% ↑1232.4% | 5.22% ↑24.6% | -16.51% ↓416.3% | -8.60% ↑47.9% | -0.14% ↑98.4% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 5.23% | 0.27% ↓94.8% | 1.73% ↑540.7% | 2.87% ↑65.9% | -4.88% ↓270.0% | -3.68% ↑24.6% | 0.07% ↑101.9% |
| キャッシュフロー | |||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 9,398万 | 2,858万 ↓69.6% | 1億 ↑293.7% | 9,365万 ↓16.8% | -2億 ↓366.5% | -2億 ↑25.4% | 1,320万 ↑107.1% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -3,228万 | -2,486万 ↑23.0% | -5,583万 ↓124.5% | -1,512万 ↑72.9% | -1,457万 ↑3.6% | -1,650万 ↓13.2% | -2,607万 ↓58.0% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -829万 | 3億 ↑3680.3% | -7,246万 ↓124.4% | 1億 ↑288.0% | -2,799万 ↓120.5% | 2億 ↑902.9% | -2,006万 ↓108.9% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 6,170万 | 372万 ↓94.0% | 5,669万 ↑1424.3% | 7,853万 ↑38.5% | -3億 ↓436.3% | -2億 ↑23.3% | -1,287万 ↑93.6% |
| 財務 | |||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 8億 | 11億 ↑39.1% | 12億 ↑3.5% | 15億 ↑25.4% | 12億 ↓19.3% | 13億 ↑13.9% | 13億 ↓1.9% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 3億 | 6億 ↑107.8% | 6億 ↑9.9% | 7億 ↑12.2% | 4億 ↓40.4% | 3億 ↓21.1% | 5億 ↑56.1% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 34.70% | 52.10% ↑50.1% | 55.40% ↑6.3% | 49.80% ↓10.1% | 37.10% ↓25.5% | 25.80% ↓30.5% | 40.80% ↑58.1% |
| 配当 | |||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | - | - | - | - | - | - | - |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | - | - | - | - | - | - | - |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。