当社グループは、当社と株式会社AIPコンサルタンツ(連結子会社)の2社で構成されており、「日本のリテール金融改革を通じて社会に貢献します。」の経営理念のもと、「IFAビジネスに関わる全ての人々の幸せを目指します。
」をビジョンに掲げ、金融商品仲介業を基軸とした「IFAによる金融サービスの提供事業」を展開しております。
(1)金融商品仲介業とは金融商品仲介業とは、金融商品取引法第2条第11項に掲げる有価証券の売買の媒介等の行為に係る業務をいい、同法第66条の規定により内閣総理大臣の登録を受けた者を金融商品仲介業者といいます。
金融商品仲介業は、幅広い投資者に証券市場への参加を促すことを目的とし、2003年5月に証券取引法が改正され、2004年4月1日より証券仲介業として始まり、8か月後の2004年12月には、銀行等の金融機関にも証券仲介業が解禁されました。
2007年9月の金融商品取引法の施行に伴い、「証券仲介業」は「金融商品仲介業」に名称変更されました。
金融商品仲介業者は、法律上、金融商品取引業者の委託を受けて証券会社が取り扱う金融商品をお客様に仲介しますが、複数の証券会社と業務委託契約を締結することが可能なため、特定の証券会社に属さない独立・中立の立場から、お客様のライフステージに応じた金融商品・サービスの提案と金融商品取引の取次ぎを行うことができます。
なお、金融庁が公表している「金融商品仲介業者登録一覧」によりますと、2026年3月31日現在の登録業者数は687業者(法人668、個人19)となっております。金融商品仲介業者、証券会社、お客様の関係を図に表すと以下のとおりとなります。
(出所)第22回金融審議会「市場ワーキング・グループ」配布資料、事務局説明資料 (2)IFAとはIFAとは、Independent Financial Advisorの略で、明確な定めはないものの、一般的には、証券会社や銀行等特定の金融機関と従属関係になく、独立した立場で顧客へ金融商品・サービスの提案を行う金融商品仲介業者及び金融商品仲介業者の登録外務員を指すと言われており、IFAの特徴として、以下が挙げられます。
・特定の金融機関(証券会社等)に所属せず、独立した立場・自社運用商品販売のしがらみがなく、顧客との利益相反が生じない・金融機関のようなノルマに基づく営業がない・会社都合の転勤がなく、顧客と長期にわたる接点継続が可能・「金融機関の代理人」ではなく、「顧客の代理人」(出所)みずほ総合研究所株式会社 独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)に関する研究 IFAは、金融商品仲介業者の登録外務員として独立・中立の立場からお客様に寄り添った資産運用のアドバイスを行う金融サービスの担い手として、大きな期待が寄せられております。
日本証券業協会によりますと、2025年12月末現在、金融商品仲介業者(法人)の登録外務員数は10,885名、個人金融商品仲介業者数(個人金融商品仲介業者の代表者)は20名で、合計で10,905名と増加傾向にあります。なお、登録外務員数にはIFA業務の担い手以外も含まれます。
(出所)日本証券業協会資料より、当社作成 (3)事業の特徴当社が行うIFAビジネスでは、お客様に資産運用のアドバイスを行うIFAと当社は主として業務委任契約の関係にあり、IFAは委託金融商品取引業者及び当社の都合に縛られることなく、自分とお客様のためだけに自分の時間と能力のすべてを費やし、真のお客様重視を実現することができます。
業務委任契約であるが故、営業成績に基づく昇給や昇格・昇進という概念は存在せず、IFAは個人事業主としてお客様との長期的な信頼関係を構築することが不可欠となります。IFAは、お客様からの信頼がIFAの経営基盤のすべてであり、お客様からの信頼を失ったIFAはその事業を継続することはできません。
当社は、IFAが金融商品取引法等の法令や金融商品取引業者が定める諸規則を遵守しているかを管理・指導し、各IFAが真のお客様重視を実践できているかの啓発を日々行っております。
また、当社は、「真のお客様重視を実現する金融サービス」を追求するためには、IFAがお客様のために個々の能力や人間性を発揮できる環境が不可欠であるとの考えのもと、IFAがファイナンシャル・アドバイス業務に専念できるプラットフォームを提供し、IFAからその対価としてシステム使用料を徴収しております。
IFAとして独立することは起業することであり、自身で起業した場合には金銭面だけでなく事務・管理面等の業務に忙殺され、お客様へのサービス提供に支障が生じるケースが少なくありません。ファイナンシャル・アドバイス業務を行う上での情報が不足することも考えられます。
このように当社は、お客様重視・お客様本位を志す者の自己実現を支援することを通じ、IFAの成功をサポートしております。
(4)具体的なサービスの内容当社グループは、「金融商品仲介業を基軸としたIFAによる金融サービスの提供事業」の単一セグメントでありますが、「金融商品仲介サービス」と「その他金融サービス」の2つのサービスを展開しております。
当社グループは、当社と100%出資の連結子会社(株式会社AIPコンサルタンツ)の2社で構成されており、当社はIFAがファイナンシャル・アドバイス業務に専念できるビジネスプラットフォームを提供する金融商品仲介業者として「金融商品仲介サービス」を展開し、子会社はその他お客様の幅広いニーズに対応する「その他金融サービス」を担っております。
当社グループの売上高構成比は、以下のとおりです。
サービスの内容 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%) 金融商品仲介サービス 3,613,853 95.2 4,315,960 94.1 その他金融サービス 183,342 4.8 268,908 5.9 計 3,797,196 100.0 4,584,869 100.0 当社グループが展開する具体的なサービスの内容は、以下のとおりです。
① 金融商品仲介サービスa 資産の運用・保全・形成のための金融商品仲介業務2026年5月末現在、当社は楽天証券株式会社、株式会社SBI証券、あかつき証券株式会社、東海東京証券株式会社と金融証券仲介業に係る業務委託契約等を締結し、当社が運営する全国19のIFAオフィスに所属するIFAがお客様に金融商品・サービスの提案を行いつつ、株式や債券、投資信託等の金融商品の売買注文を証券会社へ取次ぎます。
当社は、お客様が金融商品の売買や預かり資産残高に応じ証券会社へ支払った手数料等のうち所定割合を証券会社等から報酬として受け取り、その報酬のうち所定割合をIFAへ報酬として支払います。
b IFAビジネスプラットフォーム提供等のIFAサポートサービス当社は、IFAビジネスの拡大にはIFAの知名度向上の他、IFAへのサポート力の向上が不可欠だと考えており、前記のとおり、IFAがファイナンシャル・アドバイス業務に専念できる環境やIFAとしてのスキル向上を図る研鑽機会等のIFAビジネスプラットフォームを提供しております。
一方、管理・指導の面においては、証券会社等からの指示・指導とは別に、当社の独自基準や観点から、当社内部管理責任者がIFAの提案する取引内容や提案時及び注文取次ぎ時の音声をモニタリングし、個々のIFAへフィードバックしております。
このように当社は、米国における「スーパーOSJ(注1)」や「TAMP(注2)」の役割を担う金融商品仲介業者として、IFAに対し多岐にわたるサポートサービスを提供し、その対価としてIFAからシステム使用料を徴収しております。
(注) 1.OSJは「Office of Supervisory Jurisdiction」の略で、証券外務員の監督者のいる支店を指す。監督業務からさらに踏み込み、マーケティング、経営・営業指南、研修、営業ツール等の支援を独自に開発・提供するOSJは「スーパーOSJ」と呼ばれている。
2.TAMPは「Turnkey Asset Management Platform」の略で、独立系RIA(登録投資アドバイザー)のバック・ミドル業務のアウトソーシングを請け負うプロバイダー (IFAが安心して業務に専念できる環境) ② その他金融サービス a ライフサイクルへの総合コンサルティングとしての保険募集業務昨今、保険・証券の総合コンサルティングに対する有用性の認識が高まり、保険代理店を母体とした金融商品仲介業者も増加しております。
当社子会社は以前より、保険の取扱いを希望するIFAと雇用契約を結び保険募集人とする形で保険代理店を営んでおりましたが、保険募集業務は金融商品仲介業との親和性が高く、当社グループとしてのシナジーが発揮できることから、積極的に保険募集人の獲得に努め、お客様のライフイベントに沿った総合コンサルティングの実施に取り組んでおります。
なお、グループの経営資源を主力事業である金融商品仲介サービスに集中させるため、AIPコンサルタンツにおける保険代理店事業については、2026年3月末をもって新規の契約募集を終了し、当該事業から撤退することといたしました。
詳細につきましては、2026年2月13日に開示いたしました「連結子会社の事業一部廃止に関するお知らせ」をご参照ください。b 複数の専門家のハブ機能としてのマッチングサービス資産運用や保険以外にも不動産、相続・贈与、事業承継、等々、お客様にはライフステージに応じたニーズや悩みがあります。
お客様の様々なニーズに対応するワンストップ・チャネルとして、今後もマッチングラインナップの拡充を続ける方針であります。当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。[事業系統図]。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 40億 | 38億 ↓5.6% | 30億 ↓21.2% | 37億 ↑24.4% | 38億 ↑1.7% | 46億 ↑20.7% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 2億 | 1億 ↓52.4% | -1億 ↓203.5% | 1,373万 ↑111.3% | -198万 ↓114.4% | 1億 ↑5662.0% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 2億 | 1億 ↓54.1% | -1億 ↓209.6% | 1,356万 ↑111.2% | -322万 ↓123.7% | 1億 ↑3603.2% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 2億 | 6,487万 ↓57.6% | -1億 ↓303.4% | 743万 ↑105.6% | -974万 ↓231.0% | 9,047万 ↑1029.3% |
| 収益性 | ||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 221.4円 | 20.3円 ↓90.8% | -40.5円 ↓299.3% | 2.3円 ↑105.8% | -3.0円 ↓229.2% | 27.5円 ↑1014.6% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 36.50% | 9.50% ↓74.0% | -17.50% ↓284.2% | 1.20% ↑106.9% | -1.50% ↓225.0% | 13.40% ↑993.3% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 13.69% | 5.38% ↓60.7% | -13.21% ↓345.5% | 0.69% ↑105.2% | -0.97% ↓240.6% | 6.80% ↑801.0% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 6.09% | 3.07% ↓49.6% | -4.03% ↓231.3% | 0.37% ↑109.2% | -0.05% ↓113.5% | 2.40% ↑4900.0% |
| キャッシュフロー | ||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 3億 | -6,006万 ↓119.3% | -6,153万 ↓2.5% | 1,450万 ↑123.6% | -302万 ↓120.8% | 1億 ↑4414.5% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1,947万 | -3,565万 ↓83.1% | -1,258万 ↑64.7% | -662万 ↑47.4% | -544万 ↑17.8% | -839万 ↓54.2% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -432万 | 3億 ↑6913.3% | -1億 ↓136.9% | -3,145万 ↑71.0% | -1,498万 ↑52.4% | -1,995万 ↓33.2% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 3億 | -9,571万 ↓132.7% | -7,411万 ↑22.6% | 788万 ↑110.6% | -846万 ↓207.5% | 1億 ↑1541.0% |
| 財務 | ||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 11億 | 12億 ↑7.9% | 10億 ↓17.2% | 11億 ↑8.5% | 10億 ↓7.7% | 13億 ↑33.1% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 5億 | 9億 ↑76.1% | 6億 ↓27.0% | 6億 ↓0.2% | 6億 ↓0.6% | 7億 ↑14.1% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 44.20% | 72.20% ↑63.3% | 63.60% ↓11.9% | 58.50% ↓8.0% | 63.00% ↑7.7% | 54.00% ↓14.3% |
| 配当 | ||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 10.0円 | 20.0円 ↑100.0% | 4.0円 ↓80.0% | 4.0円 ↑0.0% | 4.0円 ↑0.0% | 4.0円 ↑0.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 4.52% | 98.47% ↑2078.5% | - | 171.67% | - | 14.53% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。