当社は、研究開発型医療機器メーカーとして、主に麻酔関連・病院内感染防止関連製品の企画開発・製造販売を行っております。なお、当社には、親会社、子会社、関連会社及びその他の関係会社はありません。
当社の製品開発の特徴は、麻酔関連・病院内感染防止関連の医師、看護師及び臨床工学技士を中心とした医療現場のニーズを開発担当者が直接聞き、特許を含め独創的な技術を駆使して製品化することを基本理念としていることであります。
国内の医療機関の多くが、欧米メーカーを中心とした輸入医療機器に依存しており、この欧米主導の医療機器業界において、当社は医療現場第一主義に徹し、現場の小さな声も拾い上げ、製品化することに注力しております。
また、当社は基礎研究・製品開発から製造にいたるまで、基本的にすべて当社で行っており、量産に係わる生産技術・品質管理においてもISO規格(EN ISO 13485:2016)に基づき管理運営しております。
当社は、単一セグメントのため、当社製品を5つの製品群に分類し、それぞれの事業の内容を以下に記載いたします。
(1)吸引器関連 病院内感染防止関連の製品であり、手術室、集中治療室、病棟等において医療配管設備を吸引源とし、血液、組織液、唾液等の体液や体液を含んだ排液を吸引する非電動式の真空吸引器であります。
従来はガラス製の吸引容器が使用されており、洗浄、再使用されておりましたが、感染予防の観点から近年プラスチック製のディスポーザブル(使い捨て)容器に置き換わってきております。
(主な製品) フィットフィックス 蓋部分とボトル部分から構成されるプラスチック製の凝固剤一体型の密閉容器であり、排液量が比較的多い、手術室、集中治療室等で使用いたします。蓋部分に凝固剤があらかじめ充填されており、蓋部分を押すことにより凝固剤が投下され、蓋を開けることなく排液を凝固することができます。
容器ごと焼却処分をするため、排液に接触することなく、排液からの感染を防止しております。手術の規模によっては、数個のフィットフィックスを連結して使用いたします。キューインポット 本体とディスポーザブルであるプラスチック製のライナー(袋)で構成され、排液量が比較的少ない病棟等で使用いたします。
ライナーには凝固剤が入っており、吸引した排液を固めることができます。使用したライナーは、排液に接触することなく、そのまま焼却処分ができるため、病棟での感染症対策として利用されております。
(2)注入器関連 麻酔関連の製品であり、主に手術後の痛みを軽減する目的でカテーテル(医療用の細いチューブ)等に接続し、局所麻酔剤や鎮痛剤を微量、持続的に投与するために使用する加圧式医薬品注入器であります。一般的に病院施設内で使用されますが、一部では医師の管理指導のもと、在宅でも使用されております。
本製品は電気を使用せず軽量で携帯ができ、局所麻酔剤や鎮痛剤を投与できるため、患者のQOL(Quality Of Life:生活の質)向上を考慮しております。(主な製品) シリンジェクター 加圧方式に大気圧を利用した注入器であり、一定速度で薬液を注入いたします。
バルーンジェクター 加圧方式にバルーン(風船)の収縮力を利用した注入器であり、一定速度で薬液を注入いたします。比較的大容量の薬液を投与する際に使用いたします。PCA装置 シリンジェクター及びバルーンジェクターに付属させて使用する装置であります。
PCA(Patient Control Analgesia:患者自身による鎮痛法)装置を付属させた場合、患者自身の操作により一定範囲内で注入量を操作し、鎮痛のコントロールを行います。
エイミー 予め設定された流量又は投与量に従って持続投与、間欠投与又はボーラス投与を行う輸液ポンプであり、スマートフォンのアプリケーションを用いて術後疼痛管理を行います。
(3)電動ポンプ関連 麻酔関連の製品であり、極めて微量の薬液を精密に制御しながら持続的に投与するために使用するME機器(医用電気機器)であります。(主な製品) シリンジポンプ 医薬品を充填したシリンジ(注射器)の押し子を制御することによって精密かつ持続的に医薬品を投与する機器であります。
シリンジポンプは薬液投与の制御が高精度であるため、手術室や集中治療室等で使用いたします。輸液ポンプ 医薬品を充填した輸液バッグやバイアル(医薬品容器)に輸液セットを接続し、その輸液セットのチューブをしごくことによって医薬品を投与する機器であります。輸液ポンプは、集中治療室や病棟等で使用いたします。
(4)手洗い設備関連 手洗い水装置関連の製品であり、手術室、集中治療室、病棟等において医療従事者の衛生的な手洗いに使用される設備装置であります。(主な製品) ステリキープⅡ 水道配管設備に接続設置し、フィルター等で濾過を行い、手洗い用の無菌水又は殺菌水を供給する装置であります。
ワイペル 滅菌済みのディスポーザブルタオルであり、摩擦による脱落繊維がほとんど無く、繊維が手に残らず安全面を考慮した製品であります。(5)その他 上述の4つの製品群に分類されない製品であります。
(主な製品) ブレスウォーム 手術室やその他処置室で患者の身体の一部を保護するために使用される不織布オイフで、吸湿発熱繊維(アクリレート系繊維)を配合することにより保温性を高めた製品であります。
気管支ブロッカーチューブ 胸部外科手術を行う際の分離肺換気を目的に使用されるカテーテルであり、先端に設置されたカフ(風船)を気管支内で膨張、閉塞させることで分離肺換気を行うものであります。ダブルルーメン気管支チューブ 呼吸器外科手術などの際に分離肺換気を目的に使用されるチューブであります。
ディスポーザブル パルプシステム 従来、院内におけるポータブルトイレでの汚物処理は、プラスチック容器を洗浄・消毒して使い回しておりましたが、この容器を使い捨てにし、廃棄処理を容易にすることで、医療従事者や患者に衛生的で快適な医療環境を提供するシステムであります。
主要製品の取引関連図は次のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
46.35/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 84億 | 86億 ↑2.2% | 84億 ↓2.1% | 85億 ↑1.4% | 79億 ↓7.8% | 85億 ↑8.6% | 91億 ↑7.0% | 98億 ↑6.7% | 100億 ↑2.1% | 103億 ↑3.4% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 17億 | 15億 ↓12.0% | 12億 ↓17.0% | 12億 ↓4.4% | 9億 ↓22.9% | 12億 ↑24.9% | 11億 ↓8.4% | 14億 ↑36.8% | 15億 ↑4.8% | 13億 ↓15.5% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 17億 | 15億 ↓12.3% | 12億 ↓17.2% | 12億 ↓2.9% | 10億 ↓20.9% | 12億 ↑20.4% | 11億 ↓8.6% | 15億 ↑37.6% | 15億 ↑4.1% | 13億 ↓15.6% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 12億 | 10億 ↓18.8% | 9億 ↓15.9% | 9億 ↑0.9% | 7億 ↓21.4% | 8億 ↑23.1% | 7億 ↓14.3% | 10億 ↑38.8% | 11億 ↑11.0% | 9億 ↓15.9% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 41.5円 | 33.8円 ↓18.7% | 29.1円 ↓14.0% | 29.9円 ↑3.0% | 23.5円 ↓21.5% | 28.9円 ↑23.1% | 24.8円 ↓14.3% | 34.4円 ↑38.8% | 38.2円 ↑11.0% | 32.1円 ↓15.9% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 18.10% | 14.50% ↓19.9% | 13.70% ↓5.5% | 14.50% ↑5.8% | 11.00% ↓24.1% | 13.20% ↑20.0% | 10.90% ↓17.4% | 14.60% ↑33.9% | 15.20% ↑4.1% | 12.10% ↓20.4% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 11.32% | 9.09% ↓19.7% | 7.76% ↓14.6% | 7.82% ↑0.8% | 6.28% ↓19.7% | 7.61% ↑21.2% | 6.47% ↓15.0% | 8.98% ↑38.8% | 9.82% ↑9.4% | 8.12% ↓17.3% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 20.37% | 17.54% ↓13.9% | 14.86% ↓15.3% | 14.01% ↓5.7% | 11.72% ↓16.3% | 13.48% ↑15.0% | 11.54% ↓14.4% | 14.80% ↑28.2% | 15.19% ↑2.6% | 12.41% ↓18.3% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 14億 | 13億 ↓7.1% | 9億 ↓29.8% | 14億 ↑63.1% | 6億 ↓57.6% | 11億 ↑86.1% | 10億 ↓12.7% | 16億 ↑57.3% | 11億 ↓27.9% | 6億 ↓49.4% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -6億 | -6億 ↓3.5% | -2億 ↑66.6% | -2億 ↑23.0% | -3億 ↓94.0% | -2億 ↑37.1% | -2億 ↓7.3% | -2億 ↑19.8% | -2億 ↑0.4% | -3億 ↓96.4% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -7億 | -6億 ↑20.2% | -8億 ↓41.5% | -11億 ↓37.1% | -5億 ↑56.4% | -6億 ↓19.8% | -8億 ↓32.5% | -12億 ↓49.0% | -7億 ↑40.2% | -5億 ↑34.6% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 7億 | 6億 ↓15.6% | 7億 ↑6.6% | 13億 ↑89.9% | 3億 ↓76.7% | 9億 ↑215.3% | 8億 ↓16.9% | 14億 ↑78.1% | 10億 ↓31.3% | 2億 ↓75.1% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 110億 | 111億 ↑1.2% | 110億 ↓1.5% | 110億 ↑0.2% | 108億 ↓2.2% | 109億 ↑1.6% | 110億 ↑0.8% | 110億 ↓0.1% | 112億 ↑1.6% | 114億 ↑1.7% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 73億 | 67億 ↓8.0% | 58億 ↓13.8% | 61億 ↑5.4% | 62億 ↑1.7% | 64億 ↑4.1% | 66億 ↑2.1% | 70億 ↑6.3% | 75億 ↑7.1% | 77億 ↑3.5% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 66.10% | 60.10% ↓9.1% | 52.60% ↓12.5% | 55.30% ↑5.1% | 57.50% ↑4.0% | 59.00% ↑2.6% | 59.70% ↑1.2% | 63.50% ↑6.4% | 66.90% ↑5.4% | 68.20% ↑1.9% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 25.0円 | 25.0円 ↑0.0% | 20.0円 ↓20.0% | 20.0円 ↑0.0% | 20.0円 ↑0.0% | 20.0円 ↑0.0% | 20.0円 ↑0.0% | 21.0円 ↑5.0% | 23.0円 ↑9.5% | 20.0円 ↓13.0% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 60.17% | 73.99% ↑23.0% | 68.85% ↓6.9% | 66.84% ↓2.9% | 85.11% ↑27.3% | 69.13% ↓18.8% | 80.68% ↑16.7% | 61.03% ↓24.4% | 60.19% ↓1.4% | 62.27% ↑3.5% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。