当社グループ(当社及び関係会社)は、当社、連結子会社14社(国内9社、海外5社)、持分法適用関連会社1社(国内1社)により構成され、印刷加工(グラビア印刷)、コーティング加工、ラミネート加工及び成型加工による製品の販売を主な事業としております。
なお、当社グループは、印刷関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。(1)加工の種類 種類 説明 グラビア印刷 凹版印刷(印刷しようとする文字や模様などの部分が凸版印刷と反対に窪んでいる版面を使う印刷)で、微細な濃淡が表現できる。
コーティング加工 素材表面を樹脂等の薄い皮膜で覆い、素材を保護したり、機能性を持たせること。ラミネート加工(ドライラミネート及びサーマルラミネート) 包装材料の強化及び機能付加を目的として、接着剤及び高熱により多層複合化すること。
成型加工 プラスチックシートに熱を加え、形を変えること(食品用容器、トレー、蓋等)。インフレーション法により、プラスチックフィルム及びシートを製膜すること。
[印刷加工プロセスの一例] (2)用途及び主要製品 用途 主要製品 食品関連 ① 乳製品関連:シュリンクフィルム(※1)、蓋材、台紙、袋等 ② コンビニエンスストア関連:弁当・サラダ容器用フィルム及び成型用シート(容器・トレー用等)、自社開発品(NAK-A-PET(※2)、NC-PET(※2)、NS-PET(※2))等 ③ 農水産、加工食品関連:農産物・牡蠣、ハム・ソーセージ用ラミネートシート、冷凍食品・豆腐・油揚げ用フィルム等 ④ その他:包装用フィルム・シート原紙、ラベル、副資材等 IT・工業材関連 ① モバイル機器関連:NSセパ(※3)(自社ブランド)、遮光フィルム等 ② 二次電池(リチウムイオン電池)関連:コーティング加工等 ③ 自動車関連:天井・内装の部材等 ④ 半導体関連:導電シート、各製造における工程紙等 ⑤ その他:電線被覆フィルム、電子部品緩衝フィルム等 医療・医薬関連 ① 貼付剤関連:NSセパ印刷品(自社ブランド)、外装袋印刷等 ② 市販薬関連:個包装フィルム印刷等 ③ 病院関連:点滴薬外装フィルム印刷、フェイスシールド、防護服等 建材関連 ① 住宅関連:内装壁紙印刷品、ふすま紙印刷品、水回り用コーティング品等 ② 家具関連:化粧板紙印刷品、システムキッチン用フィルム印刷品等 ③ その他:Nコート(※4)印刷品(自社ブランド)、店舗什器用印刷品等 生活資材関連 ① 圧縮袋関連:布団用、衣類用等 ② DIY、エコ関連:壁装飾用、床装飾用、窓ガラス用断熱シート等 ③ キッチン、衛生関連:まな板シート、キッチンマット、水切り等 ④ その他:使い捨てカイロ不織布印刷、Nコート等 その他 ① リサイクルペレット(※5)(ポリスチレン、ポリプロピレン) ② グラビア印刷機・ドライラミネーター機等(自社特許技術搭載) ③ 重袋用原紙、印刷・包装用フィルム [用語説明] ※1 シュリンクフィルム(熱で収縮するプラスチックフィルム) ※2 当社では、「環境対応」「衛生管理」に配慮した製品・技術の開発や素材の改質を行っております。
名称 特徴 用途 NAK-A-PET (剛性を向上したポリエステルシート) ① 薄肉化により省資源化 ② バイオマス原料の配合が可能 ③ リサイクル可能な素材、環境及び食品衛生等に配慮した設計 ・農産物用フードパック ・食品用トレー ・電子部品用トレー NC-PET (高耐熱性及び耐寒性のあるポリエステルシート) ① 高温での調理が可能、耐寒強度も強く、高剛性、軽量化も可能 ② 特に耐熱性に優れていることから、風味の向上、食品衛生上の安全性を確保(当シートの容器を使用してグラタンを190℃のオーブンで45分加熱しても、容器は変形しない) ・オーブン調理用食品容器(主にグラタン等) ・高温殺菌食品用容器 NS-PET (熱接着性のあるポリエステルフィルム) ① ヒートシール性がある ② 保香性:コーヒー等香りを保持 ③ 耐熱性:電子レンジ対応品、フィルムの融点は120℃(一般に食品包装などによく用いられるシーラントフィルムは、1,000W×2分半(内容物140℃)の電子レンジ加熱により溶けてしまうが、当フィルムを使用した袋は、1,000W×2分半(内容物140℃)の電子レンジ加熱でも変形しない) ・テイクアウト用食品袋(主に揚げ物惣菜) ・コーヒー、お茶等の袋 ・防虫忌避剤の袋 ※3 NSセパ(ポリエステルの離型フィルムであり、主にスマートフォン・液晶ディスプレイ等の生産や、湿布薬の離型フィルムに使用されます。
) ※4 Nコート(ポリプロピレン系の合成紙であり、水に強い性質を生かし、主に自動販売機用のラベル、床材に使用されます。
) ※5 リサイクルペレット(3~5mm程度の粒子状にしたプラスチック材料) 食品関連は、国内外の工場にてプランニング・製版・印刷加工・ラミネート加工・スリット(検査)加工・製袋加工等を行った製品を、顧客に販売しております。
シート印刷品(当社製品)は中本FinePack株式会社(連結子会社)または成型メーカーにて成型を行ったうえ、弁当や総菜等の容器及びトレーとして顧客製品に使用されます。
フィルム印刷品(当社製品)は顧客である食品メーカーにて加工され、乳製品・菓子・豆腐・ハム・ソーセージ等の食品(顧客製品)の包装資材として使用されます。IT・工業材関連は、NSセパ(自社ブランド)の販売と顧客製品の委託加工(コーティング加工等)等を行っております。
NSセパは主に顧客であるIT部材メーカーにて、パソコン及びモバイル機器等の製造工程に使用されます。また、ラミネートフィルム品(当社製品)は顧客である自動車部材メーカーにて加工され、自動車の内装部材として、顧客の最終製品の一部に使用されます。
医療・医薬関連は、グラビア印刷を基軸とし、コーティング加工にて離型性等の機能性・付加価値を付与した製品及びNSセパ(自社ブランド)に印刷加工を行ったものを、顧客のプライベートブランド向けに販売しております。
薬用セパレーター印刷品(当社製品)は、顧客である医薬品メーカーにて加工され、湿布等のセパレートフィルムとして顧客製品の一部に使用されます。医薬品の外装袋や個包装は、グラビア印刷を行い顧客に提供しております。
建材関連は、素材の提案・企画を行い、グラビア印刷を基軸に主に㈱中本印書館(連結子会社)で印刷加工・仕上げ加工を行った製品を顧客に販売しております。木目柄・レンガ柄印刷品(当社製品)は顧客である建装材メーカーにて貼合加工等が行われ、家具・壁紙・ふすま紙といった顧客の最終製品の一部に使用されます。
生活資材関連(布団圧縮袋・毛染め用ブラシ等)は、主に中本包装(蘇州)有限公司(連結子会社)で製造(ラミネート加工、製袋加工、アッセンブリー等)し、当社及び㈱アール(連結子会社)が国内の顧客(ホームセンター等)に販売しております。
その他、自社で排出されるプラスチック廃材を自社で再生し、リサイクルペレットとして販売しております。
(3)関係会社の事業の内容 会社名 概要 中本パックス㈱(当社) 関西2工場・関東5工場を有しており、「(2)用途及び主要製品」に記載した、全ての用途にかかる製品を製造し、国内顧客を中心に販売しております。
㈱アール 中本包装(蘇州)有限公司及びNAKAMOTO PACKS VIETNAM COMPANY LIMITEDで製造した生活資材関連の製品を日本国内で販売しております。㈱中本印書館 建材関連のグラビア印刷加工を中心に行い、当社に販売しております。
㈱サンタック 食品関連フィルムのグラビア印刷加工を行い、主に当社に販売しております。中本Fine Pack㈱ 食品関連のシート成型加工を行い、成型蓋及び成型容器を国内顧客に販売しております。
三国紙工㈱ 紙及びプラスチックフィルムのラミネート及びコーティング加工による製品を、国内顧客を中心に販売しております。中本アドバンストフィルム㈱ 食品関連、IT・工業材関連、医療・医薬関連のプラスチックフィルムを製造し、国内顧客に販売しております。
エイワファインプロセシング㈱ 食品関連、IT・工業材関連フィルムの製袋加工を行い、国内顧客及び中本アドバンストフィルム㈱に販売しております。
ナピクル㈱ 廊坊中本新型材料科技有限公司の日本国内持株会社 ㈱中本キタイホールディングス 中本北井(蘇州)商貿有限公司の日本国内持株会社 廊坊中本新型材料科技有限公司 IT・工業材関連(自動車関連)の製品を製造し、中国の顧客及び当社に販売しております。
中本包装(蘇州)有限公司 食品関連、IT・工業材関連、医療・医薬関連及び生活資材関連の製品を製造し、中国の顧客及び㈱アールに販売しております。中本北井(蘇州)商貿有限公司 中本包装(蘇州)有限公司で製造したIT・工業材関連、生活資材関連の製品を中国及び日本国内の顧客に販売しております。
Nakamoto Packs USA,Inc. IT・工業材関連(自動車関連)を中心に、北米及び中米の顧客に販売しております。NAKAMOTO PACKS VIETNAM COMPANY LIMITED IT・工業材関連(自動車関連)及び生活資材関連の製品を製造し、当社に販売しております。
RNスマートパッケージング㈱ 食品関連の機能性フィルムを国内顧客に販売しております。当社グループの事業内容の概要は次のとおりであります。[事業系統図]。
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※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
48.85/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 315億 | 330億 ↑4.8% | 339億 ↑2.9% | 341億 ↑0.5% | 360億 ↑5.7% | 405億 ↑12.4% | 431億 ↑6.5% | 444億 ↑2.9% | 491億 ↑10.8% | 496億 ↑1.0% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 13億 | 13億 ↑1.6% | 16億 ↑23.6% | 15億 ↓6.8% | 17億 ↑11.9% | 23億 ↑35.9% | 19億 ↓18.9% | 18億 ↓4.1% | 29億 ↑58.2% | 30億 ↑3.1% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 14億 | 15億 ↑8.7% | 17億 ↑13.3% | 16億 ↓4.5% | 18億 ↑8.8% | 26億 ↑47.7% | 22億 ↓14.7% | 23億 ↑6.1% | 29億 ↑24.2% | 31億 ↑5.0% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 8億 | 10億 ↑20.1% | 11億 ↑12.3% | 11億 ↓4.4% | 14億 ↑26.7% | 16億 ↑12.1% | 14億 ↓10.7% | 10億 ↓26.4% | 21億 ↑102.9% | 23億 ↑9.6% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 201.9円 | 120.1円 ↓40.5% | 141.5円 ↑17.8% | 132.8円 ↓6.1% | 161.0円 ↑21.2% | 179.9円 ↑11.8% | 157.3円 ↓12.6% | 128.5円 ↓18.3% | 225.4円 ↑75.4% | 245.1円 ↑8.7% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 8.30% | 9.10% ↑9.6% | 10.10% ↑11.0% | 9.10% ↓9.9% | 10.50% ↑15.4% | 10.80% ↑2.9% | 8.60% ↓20.4% | 6.40% ↓25.6% | 10.90% ↑70.3% | 10.80% ↓0.9% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 3.34% | 3.93% ↑17.7% | 4.25% ↑8.1% | 3.97% ↓6.6% | 4.37% ↑10.1% | 4.59% ↑5.0% | 4.02% ↓12.4% | 2.66% ↓33.8% | 5.19% ↑95.1% | 5.62% ↑8.3% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 4.16% | 4.04% ↓2.9% | 4.85% ↑20.0% | 4.50% ↓7.2% | 4.76% ↑5.8% | 5.76% ↑21.0% | 4.39% ↓23.8% | 4.09% ↓6.8% | 5.84% ↑42.8% | 5.97% ↑2.2% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 17億 | 15億 ↓10.0% | 20億 ↑35.4% | 9億 ↓55.8% | 24億 ↑171.7% | 33億 ↑37.1% | 15億 ↓53.7% | 35億 ↑123.4% | 24億 ↓31.9% | 26億 ↑8.5% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -9億 | -12億 ↓29.7% | -23億 ↓95.7% | -12億 ↑50.3% | -17億 ↓48.2% | -16億 ↑5.7% | -8億 ↑52.4% | -25億 ↓226.5% | -12億 ↑54.3% | -13億 ↓10.1% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | 5億 | -5億 ↓197.1% | -2億 ↑56.6% | -2億 ↑15.1% | 5億 ↑363.3% | -8億 ↓263.9% | -7億 ↑12.6% | -3,269万 ↑95.2% | -12億 ↓3694.2% | -13億 ↓3.0% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 7億 | 3億 ↓59.6% | -3億 ↓206.5% | -3億 ↑15.4% | 7億 ↑362.3% | 17億 ↑141.7% | 8億 ↓54.9% | 9億 ↑19.8% | 12億 ↑29.4% | 13億 ↑6.9% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 254億 | 259億 ↑2.1% | 269億 ↑3.8% | 276億 ↑2.4% | 318億 ↑15.3% | 339億 ↑6.8% | 346億 ↑1.9% | 385億 ↑11.3% | 400億 ↑3.9% | 405億 ↑1.4% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 99億 | 104億 ↑5.4% | 111億 ↑6.8% | 117億 ↑5.6% | 126億 ↑7.3% | 136億 ↑8.0% | 145億 ↑6.8% | 164億 ↑12.9% | 178億 ↑8.8% | 193億 ↑8.0% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 41.40% | 43.00% ↑3.9% | 43.30% ↑0.7% | 43.90% ↑1.4% | 40.90% ↓6.8% | 42.20% ↑3.2% | 44.50% ↑5.5% | 45.70% ↑2.7% | 48.30% ↑5.7% | 51.90% ↑7.5% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 100.0円 | 110.0円 ↑10.0% | 56.0円 ↓49.1% | 56.0円 ↑0.0% | 57.0円 ↑1.8% | 62.0円 ↑8.8% | 62.0円 ↑0.0% | 62.0円 ↑0.0% | 66.0円 ↑6.5% | 71.0円 ↑7.6% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 49.54% | 91.57% ↑84.8% | 39.57% ↓56.8% | 42.16% ↑6.5% | 35.41% ↓16.0% | 34.46% ↓2.7% | 39.42% ↑14.4% | 48.26% ↑22.4% | 29.28% ↓39.3% | 28.97% ↓1.1% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。