当社グループは、当社及び子会社4社(株式会社ARM総合研究所、株式会社Mediplat、株式会社フィッツプラス及び健康年齢少額短期保険株式会社)により構成されております。
当社グループは、「人々が『安心して働ける環境』と企業の『活力ある個と組織』を共に創る」という企業理念に基づき、メンタル不調の予防や不調者対応のみならず、エンゲージメント(仕事への熱意度)向上、人材採用・育成支援などポジティブサイドまでを総合的にカバーする「メンタリティマネジメント事業」、病気やケガで長期間働けなくなった方を経済的にサポートするGLTD(団体長期障害所得補償保険)制度の構築・運用支援を中心とした「就業障がい者支援事業」、個人や個人が働く場である企業の抱えるリスクに対してより良い保障あるいはスキームの商品を提案する「リスクファイナンシング事業」、個人を対象に少額短期保険を販売する「少額短期保険事業」を、主な事業として取り組んでおります。
なお、当連結会計年度より、健康年齢少額短期保険株式会社の全株式取得に伴い、報告セグメント「少額短期保険事業」を新たに追加しております。各事業の内容は、次のとおりであります。なお、セグメント情報の区分と同一であります。
(1)メンタリティマネジメント事業 従業員のストレスと心の健康問題が深刻化する中、職場のメンタルヘルス対策を実施する企業の数は増えています。
しかし、既に対策を実施している企業において、メンタルヘルス不調による企業のコスト負担やリスクの軽減、不調発生の予防、組織の活性化などの具体的な成果があったと認識されているケースは、必ずしも多くありません。
当社グループでは、「成果」にフォーカスを当て、各企業が抱える現状の課題と目指すべき方向性に応じて、以下の各種サービスを通じて総合的なメンタルヘルス対策を提案します。
①アドバンテッジタフネス 職場におけるメンタルヘルスケアの一次予防(健康増進と疾患の発生防止を目指すもので、一般的に予防”とよばれているもの)に重点を置いたプログラム。
従業員と組織のストレス状況下での「コミットメント」(=対処すべき課題に積極的に取り組む行動様態、前向きに仕事に向かう姿勢)に着目し、従業員が前向きに充実感を持って仕事に取り組むために重要となるスキルや考え方を習得し、組織の課題を把握し活性化のための施策を推進することで、個人と組織のメンタルタフネス強化を実現するサービスです。
個人のストレス状況と組織の活性度の診断と改善策のアドバイスをし、個人の診断結果に応じたストレス対処法やポジティブ思考の習得をサポートし、モチベーションを高めることを目的とした管理者及び一般職向け教育(eラーニング、集合研修)などのサービスを提供いたします。
②アドバンテッジウェルビーイングDXP、アドバンテッジ ピディカ ストレスチェック結果や健康診断結果など心身の健康データや、勤怠・休業等の人事労務情報を集約し、ダッシュボードで「見える化」するとともに、「見える化」したデータを専門的知見に基づいて分析、課題を抽出して効果的なソリューションを提案する人事課題解決型データマネジメントプラットフォーム「アドバンテッジウェルビーイングDXP」、ならびに「見える化」された組織課題に対応するソリューション施策の効果を検証するため、簡易的な調査を短期間に繰り返し実施して組織改善のPDCAを加速するパルスサーベイシステム「アドバンテッジ ピディカ」を提供いたします。
こうしたサービスにより、メンタルヘルスケアに関する多種多様なデータを集約して組織・従業員個人の全体像を把握し、本質的な課題の顕在化、的確なソリューション実行へと導くとともに、その後の結果把握、効果分析まで網羅的に対応いたします。
③アドバンテッジEAP 職場におけるメンタルヘルスの一次・二次(早期発見・早期治療)・三次予防(再発防止・復帰支援)を行うための包括的なプログラム。
ココロの健康診断eMe(イーミー)で把握したメンタルヘルス予備軍に精神科医と臨床心理士が能動的に働きかけることで、早期発見、早期対応を実現するサービスです。
メンタルヘルス不調の予防、ストレス管理や組織活性化につながる組織診断も充実し、復職支援、ポストベンション(事故・事件・災害発生時の事後フォロー)、メンタルヘルス研修、人事向け労務相談等のサービスも提供いたします。
精神科医、認定産業医、臨床心理士などのクオリティの高い専門スタッフを擁する東京海上日動メディカルサービス㈱と共同運営を行っております。④アドバンテッジインサイト 右肩上がりの経済環境下での人材採用においては、順応性と性格が重視されてきましたが、変化の時代では、適応性と感情能力が求められています。
今後の変化の時代における各企業の採用要件に「ストレス耐性の高さ」「コミュニケーション力(相手の感情を理解し、適切な行動をとれる力)」が重要となります。
当社グループでは、新入社員のコミュニケーション能力不足と、ストレスを原因としたメンタル不調による「早期休職・早期退職」が増加している背景から、適応能力とポテンシャルの高い人材を見極めるための「アドバンテッジインサイト」を提供しております。
アドバンテッジインサイトは従来型の性格適性検査では測れなかった変化適応能力であるEQとストレス耐性の指標を用いて、変化に強くタフな人材を選抜するために効果的な採用検査です。入社後の「成果」につながるポテンシャルを数値化することで、近年増加している採用後の課題を軽減するサービスです。
⑤EQ研修プログラム EQを活用することにより、企業の人材が活性化します。
EQの理論を理解するEQ概論セミナー、EQ検査の結果から行動特性を読み取るEQプロファイリングセミナー、EQを伸ばすEQ能力開発プログラム、コミュニケーション手法、フィードバック手法、アサーションなど、EQを基軸とした能力開発のメソッドを用意し、研修によって人材育成をトータルに行います。
これらの研修メソッドは企業のニーズに即し、効果的に組み合わせて管理者研修などで提供いたします。また、自分で必要なEQを伸ばすためのセルフスタディプログラムなどの研修も提供しております。
⑥産業医・産業保健師の業務委託サービス 「労働安全衛生法の一部を改正する法案」において、職場のメンタルヘルス対策強化のために労働者に対する医師又は保健師等によるストレスチェックや、希望する労働者への医師面談の実施が義務付けられています。
今後想定される大きな課題として、労働者のメンタルヘルスを適切にケアできる医師が不足することが指摘されています。メンタルヘルス対応が求められる業務は複雑かつ難易度が高く、昨今従業員との訴訟等、社会的にも重要度が高い課題となっています。
このサービスはメンタルヘルスに対応できる専門チームが、法定・法定外の産業保健業務をトータルサポートします。⑦健診管理システム 健康診断の実施は企業に義務付けられており、未実施の場合は法令違反となります。
また事後措置や保管にも指針があり、適切な対応をとる必要があるなど健康診断業務は担当者の負担が大きく業務の効率化が課題となっています。健康診断の予約から結果管理、産業保健スタッフとの連携までの業務をシステム化することにより健康診断業務全体の効率化を図ります。
さらに、データ化することにより従業員の健康状態を見える化し企業の健康経営推進をサポートします。
⑧特定保健指導関連サービス 健康保険組合の依頼を受けて管理栄養士が対面またはオンラインで実施する生活指導であり、生活習慣病予防健診(特定健診)を受けたのちに、メタボリックシンドロームのリスク数に応じて、生活環境の改善が必要と判断された人を対象にサービスを提供しております。
⑨クラウド型健康管理サービス(first call) 法人向けに、①オンライン医療相談、②オンライン産業医面談、③ストレスチェック、④健診管理サービスの4つのサービスを提供しております。
(2)就業障がい者支援事業 就業障がい者支援事業では、就業不能発生時の金銭面の支援及び事務業務、復職に向けた人事担当者、就業障がい者本人の支援を行っており、支援内容によりGLTD販売、ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)及びアドバンテッジリワーク&ジョブセンターの3つに大別されます。
①GLTD販売 病気や怪我により長期間働けなくなった場合は、収入が大幅に減少するため、本人及び家族の生活に大きな影響を与えることになります。そのリスクをカバーするために、従業員が長期間働けなくなった際に最長定年まで給与の一定割合を補償する保険を、企業を通じて従業員に提供しております。
加入形態としては企業が福利厚生の一環として負担する一括部分と、従業員が任意で加入する上乗せ部分の2層構造となっております。
②ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー) 休業者・復職者管理業務は、偶発的に発生することに加え、産休・育休、傷病、メンタル疾患など、休業の理由によって必要な書類や手続きが異なるため、企業・団体の人事部門の負担は大きくコストもかかります。
「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)」は、「システムによるサポート」と「専門家による代行」により、多岐にわたる休業者・復職者管理業務を支援し、人事部門の負担とリスクを軽減します。
メンタル・フィジカルの傷病、育児・介護休業など全ての休業種類に対応し、休業者・復職者の情報や必要な諸手続きの進捗状況などを一元的に管理し、今まで手作業中心だった煩雑な管理業務を大幅に効率化します。
③アドバンテッジリワーク&ジョブセンター 当社はかねてより、企業向けにオンラインリワークプログラム「eRework(イーリワーク)」を提供しておりましたが、コロナ禍を経て改めてニーズが高まっている対面型リワークにも支援領域を拡げるべく、新たに就労移行支援事業として、当社初のリワーク施設となる「アドバンテッジリワーク&ジョブセンター」を開所いたしました。
「アドバンテッジリワーク&ジョブセンター」は、従業員個人を対象としたtoEサービスで、利用希望者が自身で申し込み、利用するものです。
リワークプログラムは産業医の監修のもと、「eRework」をはじめ、働く人のメンタルヘルス事業を手掛ける当社ならではの強みを活かし、企業との連携も視野に入れた支援を行ってまいります。
(3)リスクファイナンシング事業 リスクファイナンシング事業は、主に個人に対して保険加入/保険の見直しのサービスを提供し、企業に対して企業が抱える様々なリスクへの対策として、様々な保険商品を提供しております。
損害保険会社11社、生命保険会社9社、少額短期保険会社1社と代理店契約を結ぶことにより、さまざまなニーズに対応した保険商品を提供できる体制を構築しております。
個人に対する保険の提供においては、企業の職域を通じて加入する団体扱いという形式を主力としており、電話やメール、郵送により手続きが行える体制となっております。
(4)少額短期保険事業 少額短期保険事業は、当社グループに加わった健康年齢少額短期保険株式会社が運営する事業であり、日本で初めて健康年齢で加入できる「健康年齢連動型医療保険」やシニア層をターゲットとし、低価格な保険料・簡単な申込手続きで加入可能な死亡保険「やさしい終活保険」等の引受及び販売を行っております。
事業の系統図は以下のとおりであります。
株価チャートは以下の外部サービスでご確認ください。
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
52.05/ 100
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書・四半期報告書をもとに作成
| 指標 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 損益 | ||||||||||
| 売上高企業の本業での収入の合計 | 40億 | 45億 ↑13.1% | 49億 ↑9.3% | 53億 ↑7.5% | 55億 ↑3.6% | 58億 ↑6.2% | 64億 ↑10.6% | 70億 ↑9.3% | 86億 ↑22.2% | 99億 ↑16.0% |
| 営業利益本業で稼いだ利益。売上高から原価と販管費を引いたもの | 6億 | 8億 ↑30.1% | 9億 ↑13.3% | 10億 ↑2.6% | 7億 ↓23.7% | 4億 ↓51.5% | 6億 ↑56.8% | 7億 ↑31.2% | 10億 ↑40.9% | 10億 ↓2.5% |
| 経常利益営業利益に金融収支等を加えた、通常の事業活動による利益 | 6億 | 8億 ↑31.3% | 9億 ↑12.0% | 10億 ↑3.1% | 7億 ↓23.5% | 4億 ↓50.3% | 5億 ↑47.4% | 7億 ↑37.9% | 10億 ↑38.8% | 10億 ↓2.0% |
| 純利益税金や特別損益を差し引いた最終的な利益。株主に帰属する利益 | 4億 | 6億 ↑33.1% | 6億 ↑8.9% | 6億 ↑4.0% | 5億 ↓22.4% | 2億 ↓59.3% | 4億 ↑87.1% | 5億 ↑33.9% | 7億 ↑47.2% | 7億 ↓7.8% |
| 収益性 | ||||||||||
| EPS1株あたり純利益。純利益÷発行済株式数で算出。高いほど収益力が高い | 24.8円 | 33.0円 ↑33.0% | 36.1円 ↑9.5% | 37.7円 ↑4.4% | 29.3円 ↓22.5% | 12.1円 ↓58.7% | 22.6円 ↑87.6% | 30.3円 ↑33.8% | 46.1円 ↑52.2% | 43.7円 ↓5.2% |
| ROE自己資本利益率。株主の出資金でどれだけ利益を生んだかの指標。8%以上が目安 | 22.20% | 23.90% ↑7.7% | 22.60% ↓5.4% | 20.90% ↓7.5% | 14.30% ↓31.6% | 5.80% ↓59.4% | 10.80% ↑86.2% | 13.40% ↑24.1% | 19.00% ↑41.8% | 16.70% ↓12.1% |
| ROA総資産利益率。全資産を使ってどれだけ利益を出したかの指標。5%以上が目安 | 10.20% | 12.14% ↑19.0% | 12.26% ↑1.0% | 11.68% ↓4.7% | 8.46% ↓27.6% | 3.55% ↓58.0% | 6.33% ↑78.3% | 7.72% ↑22.0% | 8.53% ↑10.5% | 8.00% ↓6.2% |
| 営業利益率売上高に対する営業利益の割合。本業の収益力を示し、10%以上なら優良 | 15.89% | 18.28% ↑15.0% | 18.96% ↑3.7% | 18.11% ↓4.5% | 13.33% ↓26.4% | 6.09% ↓54.3% | 8.64% ↑41.9% | 10.37% ↑20.0% | 11.96% ↑15.3% | 10.05% ↓16.0% |
| キャッシュフロー | ||||||||||
| 営業CF本業から実際に入ってきた現金。プラスが大きいほど稼ぐ力が強い | 13億 | 8億 ↓37.6% | 11億 ↑30.0% | 9億 ↓18.6% | 7億 ↓16.7% | 6億 ↓18.8% | 9億 ↑60.9% | 13億 ↑38.7% | 17億 ↑32.0% | 19億 ↑12.9% |
| 投資CF設備投資や企業買収等に使った現金。成長企業は通常マイナスが大きい | -1億 | -4億 ↓155.9% | -2億 ↑51.5% | -3億 ↓89.4% | -8億 ↓131.4% | -21億 ↓177.9% | -2億 ↑89.8% | -9億 ↓332.2% | -23億 ↓138.6% | -11億 ↑53.0% |
| 財務CF借入・返済・配当金支払い等による現金の動き | -4,289万 | -7,526万 ↓75.5% | -4億 ↓468.0% | -2億 ↑61.4% | -2億 ↓0.7% | -5億 ↓182.6% | -2億 ↑63.9% | -2億 ↓7.6% | 9億 ↑571.3% | -8億 ↓187.3% |
| フリーCF企業が自由に使えるお金。営業CF+投資CFで算出。配当や成長投資の原資 | 12億 | 4億 ↓61.4% | 9億 ↑96.5% | 5億 ↓40.4% | -6,025万 ↓111.5% | -16億 ↓2504.5% | 7億 ↑145.4% | 3億 ↓51.7% | -6億 ↓261.8% | 9億 ↑255.2% |
| 財務 | ||||||||||
| 総資産企業が保有する全ての資産(現金・設備・投資等)の合計 | 42億 | 46億 ↑11.8% | 50億 ↑7.9% | 55億 ↑9.2% | 59億 ↑7.2% | 57億 ↓3.2% | 60億 ↑5.0% | 65億 ↑9.8% | 87億 ↑33.3% | 86億 ↓1.6% |
| 自己資本返済不要な資本。株主からの出資金と利益の蓄積で構成される | 21億 | 26億 ↑24.2% | 28億 ↑8.1% | 33億 ↑16.9% | 36億 ↑10.3% | 34億 ↓7.3% | 36億 ↑6.3% | 39億 ↑9.5% | 39億 ↓0.5% | 43億 ↑11.1% |
| 自己資本比率総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務が安定。40%以上が目安 | 50.60% | 56.20% ↑11.1% | 56.30% ↑0.2% | 60.30% ↑7.1% | 62.10% ↑3.0% | 59.40% ↓4.3% | 60.20% ↑1.3% | 60.00% ↓0.3% | 44.80% ↓25.3% | 50.40% ↑12.5% |
| 配当 | ||||||||||
| 一株配当1株あたりの年間配当金額。株主への利益還元額 | 13.5円 | 9.0円 ↓33.3% | 10.0円 ↑11.1% | 11.0円 ↑10.0% | 10.0円 ↓9.1% | 10.0円 ↑0.0% | 10.0円 ↑0.0% | 12.0円 ↑20.0% | 16.0円 ↑33.3% | 17.0円 ↑6.3% |
| 配当性向純利益のうち配当に回す割合。30〜50%が健全な目安。高すぎると持続性に懸念 | 54.37% | 27.26% ↓49.9% | 27.66% ↑1.5% | 29.15% ↑5.4% | 34.19% ↑17.3% | 82.85% ↑142.3% | 44.17% ↓46.7% | 39.60% ↓10.3% | 34.68% ↓12.4% | 38.87% ↑12.1% |
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
※ 株式分割を考慮し、現在の株数基準に換算した調整後配当を表示しています
※ EDINET(金融庁 電子開示システム)の有価証券報告書をもとに作成
総合スコアは5軸(安定性・成長性・配当力・割安度・財務健全性)をそれぞれ100点満点で評価し、加重平均で算出します。
※ 各軸100点満点。データ不足の場合は該当項目が0点になります。