今週の割安度スコアランキングTOP10
カブスクの「割安度スコア」は、PER・PBR・PSRなどのバリュエーション指標をセクター中央値と比較して算出しています。単純に「株価が安い」ではなく、「同業他社と比べて割安か」を評価する点が特徴です。今週のTOP10をバリュー投資家の視点から分析します。
注目銘柄ピックアップ
1位:ICDAホールディングス(3184)― 割安+安定+財務の三拍子
今週の1位はICDAホールディングス(3184)。スタンダード市場に上場する自動車ディーラー持株会社です。割安度85.0に加え、安定性89.0、財務健全性75.0と非常にバランスの良いプロファイル。総合スコア68.3はTOP10中で最高で、「割安なだけ」ではなく「割安かつ優良」な銘柄の好例です。
財務健全性で光る:ニックスとサンユー建設
3位のニックス(4243)は割安度79.0、財務健全性91.0とTOP10中で2番目の高水準。プラスチック部品メーカーとして安定性76.0も備えており、堅実な財務体質が割安度を裏付けています。
8位のサンユー建設(1841)は財務健全性95.0とTOP10中で最高。割安度74.0との組み合わせは、バリュー投資の教科書的な銘柄と言えます。ただし成長性18.0と低いため、「安く買って待つ」タイプの投資に向いています。
安定性の高い割安株:杉田エースとエヌアイデイ
7位の杉田エース(7635)は安定性89.5と高水準。建築金物の専門商社として、景気に左右されにくいビジネスモデルが安定性に寄与しています。割安度76.0と組み合わせると、「安定して割安な状態が続いている」銘柄です。
9位のエヌアイデイ(2349)はIT企業ながら安定性92.0。独立系SIerとして堅実な受託開発を展開し、割安度71.0、総合スコア59.95とバランスが取れています。
唯一のプライム銘柄:ニップン
10位のニップン(2001)はTOP10で唯一のプライム市場銘柄。製粉大手として安定性92.0、成長性50.0、財務健全性80.0と全方位で高水準。総合スコア65.2はTOP10中で2番目に高く、「大型バリュー株」の代表格です。
今週のランキングまとめ
| 順位 | 銘柄 | 割安度 | 安定性 | 総合 | 市場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ICDA HD(3184) | 85.0 | 89.0 | 68.3 | スタンダード |
| 2 | 総合商研(7850) | 83.0 | 66.0 | 60.8 | スタンダード |
| 3 | ニックス(4243) | 79.0 | 76.0 | 58.0 | スタンダード |
| 4 | トーイン(7923) | 79.0 | 61.0 | 53.3 | スタンダード |
| 5 | 日本調理機(2961) | 78.0 | 74.0 | 59.0 | スタンダード |
| 6 | 京福電気鉄道(9049) | 77.0 | 71.0 | 59.6 | スタンダード |
| 7 | 杉田エース(7635) | 76.0 | 89.5 | 56.9 | スタンダード |
| 8 | サンユー建設(1841) | 74.0 | 58.5 | 50.0 | スタンダード |
| 9 | エヌアイデイ(2349) | 71.0 | 92.0 | 60.0 | スタンダード |
| 10 | ニップン(2001) | 66.0 | 92.0 | 65.2 | プライム |
バリュー投資アナリストの所感
今週のTOP10の最大の特徴は、10銘柄中9銘柄がスタンダード市場という偏りです。プライム市場の大型株はアナリストカバレッジが厚く、割安に放置されにくい一方、スタンダード市場の中小型株は注目度が低いぶん割安で放置されるケースが多くなります。これはバリュー投資家にとって「宝の山」です。
ただし、「割安=買い」ではありません。いわゆるバリュートラップ(割安なまま株価が上がらない銘柄)を避けるには、成長性や配当力も合わせて確認する必要があります。今週のTOP10では、ICDAホールディングス(成長54.0)、京福電気鉄道(成長60.0)、ニップン(成長50.0)が比較的成長力を持つ割安株として注目です。
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本レポートはカブスクの独自スコアに基づく分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



